「僕は弱いね」と 自分から告げた
ずるい人だわ あなたは
時計をはずして 微笑んでくれる
優しい人ね あなたは
笑顔くずさないで 嘘を見抜きたくない
「幸せになってほしい」
そんなずるい言葉を
理解ある大人だから、という理由で
片付けようとしないで
「詮索しない大人だから俺たち続いてるんだよ」
大人なんかじゃない
怖かっただけ
恋人ごっこが
楽しかっただけ
肌の触れ合う温もりを
手放したくなかっただけ
きみが
笑顔でやさしい言葉を
吐き出せるうちに
雨で
終わろう
「僕は弱いね」と 自分から告げた
ずるい人だわ あなたは
時計をはずして 微笑んでくれる
優しい人ね あなたは
笑顔くずさないで 嘘を見抜きたくない
「幸せになってほしい」
そんなずるい言葉を
理解ある大人だから、という理由で
片付けようとしないで
「詮索しない大人だから俺たち続いてるんだよ」
大人なんかじゃない
怖かっただけ
恋人ごっこが
楽しかっただけ
肌の触れ合う温もりを
手放したくなかっただけ
きみが
笑顔でやさしい言葉を
吐き出せるうちに
雨で
終わろう
いつかきっと終わるけれど
悲しむのは最後でいいと
こんなに抱き合っても
背中は寒いね
二人の未来を
占ってみても
ほんとはあたしたちに
未来なんてないの
いつか
どちらかが
その手を離さなくちゃいけない
いつか
その日が来たら
強く抱きしめて
キスをして
「好き」
「俺も好きだよ」
でも
永遠は
たった一人と誓うの
出会ってしまったきみは
もう
「たった一人」の人と
歩いている人だから
被害者意識って好きじゃない
上目遣いで共犯がいい
きみが買ってくれた
ミネラルウォーターのボトルが転がっている
いつだって
自爆装置のボタンは用意されている
1年後は、1ヵ月後は、
なんてわからないもの
昔見たドラマの
「そんなことをしてほしかったんじゃないよ」
という言葉と共に姿を消した女の人
もう何年も前なのに
今でもそのシーンが焼きついている
きみを奪うつもりなんてないの
そこまで好きじゃないの
でも
今の一番は
きみです
だから
部屋の隅に
ペットボトルが転がっているの