バスで一緒になった2人のご老人が、今日は○○神社に行くの。地図をみたり歴史を調べると勉強になるでしょ。・・とお話されて、何歳になっても向上心は大事ですね・・・と声を掛けたくなった古株スタッフです。叫び ・・・それから大雨が降ったけど、流されていないだろうか、ちょい心配・・・。


 大昔。

銀行OL時代、3時になると伝票を締める作業があって、これは、現金・振替、借り方・貸し方の金額を合わせること。計算係さんの「あいましたドキドキ」 ・・という言葉をハラハラドキドキ待った時代がございました。

 何しろ、金額が合わないと、本当に帰れない。

友達との約束も、デートの約束も、(大きな声じゃあ言えないが)夜のバイトにも行けやしない。


 計算係さんの「あいませ~ん・・むかっ」(各係、ちゃんと数値合わせてだしたのぉ?)と怒りを若干含めた声を聞くと、ハイ、各係の代表者がぞろぞろ計算係さんの元へ集まって、再勘の始まり、はじまり~。

 直ぐに間違いが見つかると、「もう、今度から気をつけてね。ドキドキ ・・・パンチ!」 まっ、この程度で済むのですが、

1時間経っても2時間経ってもわからないと、ヘンな緊張感が漂ってきます。


 そんな時、算術を使用して問題点を絞って行く方法がございました。

合わない数値が9で割り切れると「桁間違い」。

つまり、1000円を100円と記入してしまって、900円合わなくなる・・・こういうイミです。


 実際にやってみると、

例えば、

正の数値→855,970円・・これをケタ間違いで起票しちゃうと、 

誤→85,597円

差額 →770,373円  

9で割って見ると→85,597で割り切れてあまりゼロ。つまりケタ間違い。

9で割るには数値が大きい場合は、ケタ毎に足しちゃいます。

つまり、

7+7+0+3+7+3=27・・・あらら、9で割れる。ハイ、ケタ間違い。


 当時の次長サンに教えて頂いたのですが、何回、理屈を教えてもらっても意味不明。

でも、便利でしたので、よく使ってました。

よくよく考えてみると、理屈では分かっていないモノ、私達はよく使いこなしていますよね。

パソコン、掃除機、テレビ、携帯電話・・・(・・・まっ、ワタシの場合、携帯電話は使いこなしてないけどサ。)


先人の知恵、ありがたく拝借致します。

これも、それも、皆々様の向上心のお陰でございますね。

ペタしてね