「おっちゃん王国」NTG(大人になりきれないおっちゃん)のブログ -138ページ目

なにも残らない昔話#52 ~アニキ☆マンマン外伝~


今日のBGMをどうぞ♪

「んもうわぁぁぁ」
断末魔を思わせる叫び声とも泣き声とも判断がつかない変てこりんな声。ユリコは、苦しそうな声をあげています。
「そんなに喜んでくれるとは。よっぽど嬉しいんだね、ユリコ」
「んもわ」
ユリコは、実は喜んでいました。アレは、歓喜の雄叫びだったのです。
オザーケンが、ユリコの肩っぽい部位を抱きしめると、ユリコからにじみ出続ける闇色のオーラが出力をあげました。どんどん出てくる闇の塊は、オザーケンに吸収されていきます。
「んもわ、んもわ、んもうわぁぁぁ」
天国まで昇りつめたのか、ユリコは大満足でした。闇の化身は、あとかたもなくオザーケンに吸収されました。
「・・・・・」
静寂が、恐怖の度合いをさらに色濃くします。ユリコを吸収したはずのオザーケンの姿は、以前と全くかわりません。静かな眼差しを、あらためて肉マンマンに向けました。
「くっ・・・。うぅ・・・」
見つめられるプレッシャーだけで、肉マンマンは息苦しさを覚えました。イロイロな負の要素を振り払う方法は限られています。獄炎の龍魔人は、意を決して全力の特効を試みました。
「うおりゃー!オラオラオラオラオラ」
グチュグチュグチュグチュ。
烈火の攻撃はことごとく闇の力に否定されます。炎のオーラ力(ちから)は、みるみる弱まっています。
「肉マンマン、早よ逃げなはれ!」
隠れる場所がないため、アンマンマンは遠い場所から、声の限り叫びました。
(ちっ・・・。全然、スマートじゃないぜ。アンマンマンの言うとおり、ひとまず離れるとするか)
肉マンマンは攻撃をやめて、後退しました。かなりのオーラ力(ちから)を消耗してしまい、全身にまとった炎の色は薄くなっています。
「おやおや、もうおしまいですか」
オザーケンは、傷ひとつないきれいな顔のままです。闘いがはじまってから、一ミリもダメージを受けていません。絶対的な力を前にして、正義の志を唱える男たちの心は、絶望と焦燥が入り交じった色に塗りつぶされてしまいました。

ここは、春風が心地いい平和な無人島。色とりどりのお花が咲き乱れる丘の斜面に、二人の巨漢キャラが並んで寝そべっています。
「・・・で、なぜなんだ?オールディー・ゴールディー。お前ほどの猛者が、特撰肉マンマンだけじゃなくて、アンマンマンや肉マンマンにも頭があがらないのは、全く腑に落ちんぞ」
かつてN4(ニャンニャン四天王)の一人としてオザーケン軍団の幹部に君臨していたミケミケは、お花を摘みながらたずねました。チャイナキャラの金ぴか魔人は、できあがった花輪の首飾りをミケミケの首にかけてあげました。
「あいつらは、マジでおっかないアル。オイラやミケミケが考えている強さとは、異質な力を隠し持っているアル」
「異質な力?」
ミケミケは、摘み終えたお花をオールディー・ゴールディーに渡しました。

なにも残らない昔話 ~アニキ☆マンマン外伝~ 目次作りました【クリック】

↓ランキング参加中♪クリックよろしキュン。

にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ
にほんブログ村

にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村


N4(農業四天王)もよろしキュン。※画像は各所にリンクしてます♪ ん??一つ減ってる・・・【理由はコチラ】

「おっちゃん王国」NTG(大人になりきれないおっちゃん)のブログ
「おっちゃん王国」NTG(大人になりきれないおっちゃん)のブログ