経済学的に幸せになる方法
2016年において、一番自分の中での大きな変化は、「幸せのポートフォリオ」が変化した事だと思う。ここでいうポートフォリオとは金融業界での意味に近く、何にどれくらいの重きをおくか、という意味で用いている。読んでいけばなんとなく分かると思うので、特に気にしないでほしい。どうしたらもっとも幸せになれるのかという問いに対して、効用関数の概念を用いて経済学的に考えてみた。一般的に、経済学で仮定されるような効用関数は、限界効用逓減の法則を前提にしているため、複数財の組み合わせによって最大化が図られる。これは、バイキングに行った時、どんなに好きなものがあっても1種類だけ食べ続ける人はほとんどおらず、色んなものを食べる事がもっとも満足できることと似ている。人生を時間という切り口で見てみると、大きく以下のように分けられる。 ・T3;三人称の時間 他人に貢献するための時間(働く時間) ・T2;二人称の時間 家族や友人と無目的的に過ごす時間 ・T1;一人称の時間 自分のための時間 ・T0;無人称の時間 誰のためでもない時間(移動時間、睡眠時間)ここで、もっとも幸せな人生とは、効用を最大化するために以上の時間を、1日24時間という制約条件のもと、どのように分配するかという命題に行き着く。すなわち、以下の問題を解く事に等しい。 max U(T) = aT3 + bT2 + cT3 + dT0 s.t. a + b + c + d =24 , a > 0 , b > 0 , c > 0 , d > 0その最適な組み合わせが、今年大きく変化してしまったのである。もちろん、時間のみで見れば三人称の時間が圧倒的に長い。ただ、精神的な関心事でみると圧倒的に二人称の時間が占める割合が大きくなった。ここで、どうしたらもっと幸せになれるのかという問いに対しては、微分をして各係数の限界効用を求めればよい。日本語に直すと、”明日、1日自由に使えるなら何をしますか”という問いに対して、素直に従うことが幸せになる方法である。あれだけ、働く気満々で仕事は自己実現だ!と鼻息荒く入社した割には、あっけなく丸くなってしまったように思える。これだけ長々説明してきたわけではあるが、全ての変数を自分でコントロールできるわけではない。だからこそ、もっとも重要なのはしっかり自身における最適なポートフォリオを自覚し、その最適化に向けて行動することだと思う。おわり。