幸福な人と不幸な人とではどちらが
ストレスが少ないと思いますか?
不幸な人びとは、
屈辱感や怒りを強く感じているいっぽう、
喜びはほとんど感じておらず、
そこには「ストレスの明らかな欠如」が
見られます。
幸福な人びとは、
ストレスをたくさん感じた日でも、
喜びや愛情を感じ、
笑った人が多いことがわかりました。
世論調査でもっとも幸福な人たちは、
ストレスのない人たちではありません
でした。
もっとも幸福な人たちは、
大きなストレスを感じていながらも、
精神的に落ち込んでいない人たちでした。
ストレスが多い人のほうが、
愛情や健康に恵まれ、
人生に対する満足度が高いようなのです。
ストレスの少ない生活を送っている人たち
は、意外にもあまり幸せを感じていない
ことが明らかになっています。
忙しい人の方が幸せを感じています。
急にやることがなくなって暇になって
しまうと、危険なのです。
退職後のうつ病を発症するリスクが
40%も高まるというデータがあります。
「非常に退屈」だと答えた中高年の男性
たちは、その後の20年間に心臓発作で
死亡するリスクが、2倍以上高くなること
がわかりました。