無観客の虚しさ | 気まま勝手にコーナーキック

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一部のサポーターが差別的な横断幕を掲げた制裁で、Jリーグ初の無観客試合が
埼玉スタジアムで行われました。
サッカーファンにとって無観客試合と言えば、ワールドカップ予選の北朝鮮戦を
思い出されますが、あの時はスタジアム内にも北朝鮮の大使館の人など関係者は
いたし、場外から日本のサポーターの声が場内にまで鳴り響いていたので、
今回のような場内はともかく場外も出入り禁止にした試合の経験はなく、
無人のスタジアムでサッカーをやっている光景を見て、まず思ったことは
「虚しさ」が広がっていたという事ではないでしょうか。

よく試合後のインタビューなどで選手が「サポーターと共に頑張りたい」などと
発言することも多いですが、浦和レッズの選手にとって心の底からそう感じた日は
他にはないくらいだと思います。

今回の制裁で浦和レッズは3億円ほどの損害を被るなんて話がありますが、
関連しているのは何もクラブだけではありません。輸送を担当しているバスや電車、
近隣の飲食店、タクシー、コンビニなどなど目には見えない程影響は計り知れない
でしょう。

きっと掲示したサポーター本人もこんなことになるとは思っていなかったのでしょうが、
浦和レッズに限らずサッカー界に与えた悪影響は少なくありません。
同じ過ちを繰り返さないようにするために浦和レッズだけでなくスポーツ界全体が
対岸の火事だと思わない事だと思います。