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ATM端末用SAM（Secure Application Module）（※5） ：
従来の磁気カード型キャッシュカードは、磁気ストライプ上の口座番号と、キー入力された暗証番号とを、専用回線を通じて上位のホストコンピュータに送信し、ホストコンピュータ側で、正規に発行されたカードであるか、正規のカードホルダーであるかの認証を行っています。
これに対し、現在、普及が始まっているICキャッシュカードでは、経過的にATM端末自身が、カードの認証を行う必要があります。
SAMは、ICキャッシュカードから認証用データを受け取り、認証を行うモジュールです。
SAMは、ATM端末内部のメモリ上で動作するものと、ICカード内部に格納しこれをATM内部のスロットに装着して動作させるものとがありますが、当社製SAMは、ICカード内部に格納し、金融機関またはATM端末メーカに供給します。ICチップの内部で認証プロセスを行い、正規に発行されたカードであるか否かの答えのみを出力するため、極めて安全に認証プロセスを行えます。
供給形態としては、通常のICカード形状のものと、ICカードを更に小型化したプラグイン・モジュール（欧州のGSM方式携帯電話で使われるSIMと同様の形状）の2通りの対応が可能です。
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