こんばんは~インストーラーグッチです!
 
さて、今日はカーオーディオにおける塗装について少し話して見ようと思います。
と、、言うのも木材にどうやって塗装するの?って言うのをお客様から聞かれたこともありまして、今回改めてご紹介してみようと言う事に至りました!
あくまで僕流ではありますが、この他にも何か気になる事あれば直接聞いてもらっても大丈夫ですし、こんな感じでブログで写真を載せながらの説明、回答も出来ますので是非、お気軽に言って下さいね(´∀`)
 
 
では、本題に入りましょう!
まず、この業界ではよく使われてるMDFと言う木材ですが、合板と違って木材の目がないため常に均一な断面を持っていますので造形には非常に向いてる素材だと思います。
その反面、液体を吸いやすいと言う特性と言うか、デメリットと言うか、非常に水、湿気に弱いです。
今回はそれを逆に利用したやり方になるのですが、、、
 
 
何をするのかと言いますと、ポリエステル樹脂と言うファイバー液を染み込ませてしまうんですね。
このポリエステル樹脂はよくエアロなんかに使われてるガラスマットを本来固める液体です。
これをMDFの特に削り出した断面などにドライヤーやヒートガンなどで熱を掛けながら塗りますとどんどん吸い込んで行きます。
塗っては、熱を掛けてと言う工程をおおよそ3~5回、場合によってはそれ以上やります。
これによりMDFの繊維を固めることで、塗料を塗っても木材に塗料が吸い込まれることなく塗装する事が出来るんです!
 
 
ちなみにパテ造形が必要な場合は、先にMDFに染み込ませた上でパテを盛ります。
こうしないとパテの上からはMDFへ樹脂は染み込まないので、塗装後に痛みが早かったりヒビが発生したりなどの可能性があります。
 
 
後は、乾いた樹脂をひたすら研ぎます。
この時、あまり頑張り過ぎるとMDFの地が出て来てしまいまた樹脂を塗らないといけなくなるので注意が必要です。
 
 
この後は通常の塗装と同じで、塗装の下地となるサフェーサーを吹き付けます。
ちなみに塗ってある赤い物体は、アルミスポットパテと言って巣穴を埋めるための物ですね。
パテ造形したものはどうしても巣穴が発生しやすくなります。
勿論サフェーサーの前段階でなるべく巣穴を消すようにはしてますが、あえて分かっていながらもサフェーサーを吹く時もあるので、ここら辺はケースバイケース、、、とか言って見たりします(笑)
 
 
 
そして、色を塗るとこの通り!
もはや木材から出来たようには見えません( ´艸`)
貼りものと違って、ごまかしの効きづらい作業にはなりますがやっぱり塗装にしか出せないクオリティーがあるのも事実ですね~
 
他にも色々な方法やコツがありますが、これ以上話すと朝になってしまうので今日の所はこの辺で。。。。さいなら~ノシ
 
 
Klaas & Mazza - Why