青少年パンク夜に泣き叫ぶ

青少年パンク夜に泣き叫ぶ

ブログの説明を入力します。

Amebaでブログを始めよう!
何度も読んでいる本。
中島らも 僕に踏まれた町と僕が踏まれた町

{38BF0E70-672F-4F73-8523-8885401BA072:01}

中島らもさんの高校生から大学生最後の就職までの半自伝エッセイ。

終わりに近づいて話しは暗くなっていくもののらもさんのどこか自分を客観的に書いているためすらすら読めて暗い気分にはならず反対に明るくなるも一緒に悩む。
特に親友たちと悪さをする高校生時代は規律が厳しい高校と逆方向に進む。
また当時書いていた時代の自分を登場させて思い返す場面もあり深くしみる。
大学生時代はやることもなくただ明日もわからないくらいに悩む日々を過ごし最後には「何もしなくていい」四年間と考えており「もったいないことをしたな」と言っている。

僕が大学を選ばなかった理由の一つでもあり影響を受けた。
最後に大槻ケンヂ氏がある本で感動した一文があった。

何十年に一回くらいしかないかもしれないが「生きていてよかった」と思う夜がある。一度でもそういうことがあればあとはゴミクズみたいな日々であっても生きていける。だから「あいつも生きてりゃよかったのに」と思う。

僕もそう思いながら明日がわからなくても生きている。