3ヵ月も経つと記憶が薄れるけど、忘れちゃいけない娘は一カ月早く産まれてきたんだ。


昨日は週に一回子供を一時間預けて、お母さんだけでお話をする会の日。


昨日のテーマは出産。


私のお産は前にここでも書いたけど、産休に入るその日にオフィスを出た瞬間に破水して、入院。しかも夫が不在の中での出産を決意。陣痛が本格的になる直前に破水が進み過ぎたために起こるジストレス。このままでは帝王切開の可能性もあるといわれて、ろくな説明もないまま酸素吸入器をつけられ、レントゲンを撮られて、処置が終わったら実家の両親に連絡をして来てもらったんだよね。さらに陣痛が強くなったときに小水をしろと言われ、痛さでそんなのできなくてカテーテルを入れられて。怒涛の24時間。心細かったよ。


夫が不在だったのはしょうがないんだけどさ。夫は事前に掛け合ってその時期の出張は避けたいと言っていたのに、避けることができずに行ってしまったラスベガスと台湾。でもさ、正直あの時期、完全に私の心は夫から離れて身体に触れられるのが本気でいやだった。その後の夫の努力がなければ離婚してたと思う。私は職を持っているから、大変でも娘一人を養える自負はあるからね。


でも、離婚しないで良かった。夫が夫で良かった。夫が涙ぐましい努力をしてくれてうれしいね。


2年間。娘が産まれるまでに約三年、その時間、夫と二人で一緒にいっぱい話をしていて良かったと思う。


夫とは喧嘩もたくさんしたけど、その喧嘩が和解するたびに絆が強くなっていったんだよね。


本当に、それは良かったと思う。


話し合うこと。


自分が嫌いなことを伝えること。


自分が何が嬉しいかを伝えること。


これを事前にしておいてよかったと思う。だってさ、子供が産まれた後は本当にそんな精神的余裕もないし、時間もないもの。


夫は私を私以上に時にわかってくれていること、これには感謝です。でも、何よりも私が結婚した人が夫だったからこの関係が築けたんだと思うと、神に感謝せずにはいられないこの日常です。