「非猿鬼」

*注意

・このシナリオは私が今ニコニコで上げている動画のものであり、多少改変しているとはいえネタバレの危険性が十二分にあります。

 


《探索者の条件》
・22歳以下の女性キャラを一人以上。
・探索系技技能を推進。
・必ず探索者達は何かしらの関係を持っていること。
・戦闘技能は一応やろうと思えば戦闘もできるが無駄なだけかもしれない。
身を守る術くらいはあると便利?
・楽しむならSAN値の目安は45?70、いきのこりたいなら男探索者で75以上、
スリルを楽しみたいなら女性探索者で40以下でやってみてはどうだろう。

《注意》
SANチェックが非常に多いため状況によって調整するとよい。

《簡易》
探索者達は日頃の疲れからとある山の秘湯へと訪れた。
しかしそんな疲れを癒す探索者達の元に正体不明の生き物が現れる。
村人曰くヒサルキ、と呼ばれる存在らしいがその様子はどこかおかしく、、?

《村》
知る人ぞ知る秘湯地
自然豊かな土地であり、村民達は探索者達を快く出迎えてくれるだろう。
ただし電波が入りにくい場所であり、携帯電話がほぼ圏外に近い状態なため
携帯電話によるネットサーフィンなどにはかなりの時間を要する。

《ヒサルキ》
山の神とされる存在。
生き物に富と豊かさを与える一方自身は非常に悪逆非道だと言われている。
人から狼まで多くの生き物に取り憑くが多くは猿の姿で現れる。
女子供をとてもしつこく狙うと言われる。


《今回のヒサルキ》
何の因果かムーンビーストの取り憑いてしまったヒサルキ。
下位ながらも神話生物の取り憑いてしまいその性質と性能が変わってしまっている。
見た目はムーンビーストをより醜く凶悪なモノとなっており、人の顔のようなモノが着いている。
霊的な存在よりも物質的存在に近くなっており様々なことができるようになっている。
・括弧内は最終日のステータス
STR18(24) DEX10(15) INT16(16)
CON13(22) POW15(15) SIZ21(28)
耐久25(30) MP15(15) DB+1D6(+2D6)
装甲:醜く変形した皮膚(2)
自動復活(1ターン使って耐久10回復)
~技能~
槍(70)(1D10+1+DB)
掴む(70)→STR対抗→引き千切る(1d10+DB)
精神介入(60)(POW15と対抗ロール、失敗で行動不能)


《ムーンビースト》
村長が昔村を訪れた女性から貰った二匹のカエルのような生き物が成長したもの。
村長は成長するにつれて不気味な姿になっていくそれを恐れ山に放した過去がある。
《導入》
探索者達が車内で談笑をしている所からスタート。
簡単な紹介が終わった所で目星を振ってもらう。
【目星-10成功】→裸の女性が四つん這いになっているのが分かる】
【さらに目星-20】→彼女が犬のような動物の臓物を必死に喰らっているのが分かる。

探索者達が近付こうとすると彼女は山の深くへと逃げていく。
【追跡ロール】山頂の神社らしき場所へ向かうことが分かる。

逆に彼女から逃げようと試みた場合後方から猛スピードで四つ足で追い掛けてくるのが分かるが、
この時は無条件で逃げ切ることができる。SANチェック1/1D3
【ヒサルキの標的】探索者の中で最も年齢の低い女性が今後の標的となる。

《1日目・夕》
・村の人達は快くあなた達を受け入れてくれるだろう。
・村人に裸の女性のことを聞くと
「いやいやまさか、ここ何十年も出てないし見間違えだろう」
のような反応をする。
より聞き出すためには【信用ロール】
→口に出すのも躊躇われるので村の資料館に行くとよいと言われる。
・とある村人の愛犬が行方不明で見なかったかと尋ねられる。
・女性が山に入る時は気をつけろ、と言われる。
《1日目・夜》
夜中の2時ほどに標的となった探索者はふと目を覚ます、
あなたは体が動かず声を発することができないことに気付く。
標的となった探索者に何処か不気味な鳴き声が聞こえてくる。
その鳴き声は子供のような幼さに明確な悪意が込められていることが分かる→SANチェック0/1
他の探索者は【聞き耳-50】によって起きることができる。

次に自分の部屋の周りの至る所でカリカリカリと何か爪のようなもので引っ掻く音、
何かを叩き付けるような音と水音が聞こえるであろう、鳴き声はより強さを増していく。
→SANチェック1/1d3
他の探索者は【聞き耳-40】によって起きることができる。

真っ暗な部屋に突如として月明かりが差し込む。
月明かりに照らされた障子にこの世のモノとは思えないような生き物の影を
見ることができるだろう。→SANチェック1d3/1d6
【幸運+10ロール】
・幸運に成功
→旅館の大女将が気配を嗅ぎつけて大声を上げながら部屋に入ってくる。
その影は驚いたように去っていく。
・幸運に失敗
→窓ガラスが割れ、月明かりに照らされハッキリと彼の姿を見てしまう
→SANチェック1d3/1d10+【ヒサルキの幻影】今後全てのSANチェックに+1が入る。
ガラスの割れた音によって他の人間が駆けつけてくる。

《二日目・朝》
朝になり悲鳴が聞こえる。
探索者達が悲鳴の方へ向かうとそこは標的となった探索者が眠っていた部屋であり、
外側の窓や壁に生き物の死骸が至る所に叩き付けられており恐ろしい惨状と化している。
→SANチェック1/1d3

村長を含め村の有力者があなた達を訪ねてくる。
探索者が事情を話すとヒサルキという存在について語られる。
Aさんという方を呼び今日の夜に儀式を行うので今日は山に入らず
大人しくしているように言われる。
ヒサルキのことを聞こうとした時も「忙しくなる」と話を聞いてくれなかったり
「資料館で調べてくれ」と言われる。村人の中でも年輩の方しか知らないことのようだ。

《二日目・昼》
Aさんという方が到着する。
もしヒサルキの姿を見ていた場合彼女に容姿を説明すると不思議そうな顔をするだろう。

《二日目・夜》
Aさんの言われた通りに儀式を進めていく。
探索者の髪を使い、一度だけヒサルキを退けることができるお守りを渡されるが
「必要ないと思うが一応、使い所に気をつけろ」と言われる。
Aさんが何かを唱え始めて数分、探索者達はどこか空気が凍ったような印象を受けるだろう。
【聞き耳】
成功→小さく、子供のような鳴き声が聞こえてくる、しかし子供にしてはどこか、、
どこか不気味な声は探索者達に恐怖を与える。SANチェック0/1

ここで標的となった探索者はpow15と対抗ロール。
失敗した場合意識を失い唸り声を上げ始める。

この時Aさんがもう片方の探索者に標的となった探索者を抑え、喋らないように指示をしてくる。
→もし抑えていない場合標的となった探索者は自分の一番近くにある窓を開け
ヒサルキを招き入れる。
→もし喋ってしまった場合喋ってしまった探索者にもヒサルキが精神的侵入を試みてくる。

抑えていた探索者のSTR-3と抑える探索者との抵抗ロールを行う、
失敗した場合窓を開けようとする。

ここまでをクリアすると次第に謎の鳴き声が止み、「開けて?、開けてよ?、ねぇ?」という
子供のような声が玄関辺りから聞こえてくるようになる。

抑えていた探索者のSTR-3と抑える探索者との抵抗ロールを行う、
失敗した場合玄関を開けようとする。

ここでAさんが話す。
「ここまでの段階に持ってこれればもう大丈夫、奴は自分からは中に入ってこられない。
だから誰かに入れてもらう必要がある。しかしもう奴を招き入れる者はいないからね。
でも諦める訳ではなく、見逃されるだけだから今後も山に入るのは自粛をして、、」
そこまで言った時、今まで穏やかに、頼み込むように問いかけていた幼子の声が急に豹変する。
「開けろ」パリーン!
何かガラスのようなモノが割れた音がする。
そして物凄い勢いで階段、廊下を走ってくる音が聞こえてくる。
客家族の娘が他の部屋に居た場合そちらから先に悲鳴声が聞こえる。
探索者達にはここからどうするのかを考えてもらう。ただし標的の意識は無い。

・隠れる場合
幸運でロールし、成功した場合何かが引き裂かれる音、そしていくつもの悲鳴が
聞こえた後何者かが「女ァ、、女ァ、、」と言いながら立ち去る音が聞こえる。
・戦闘をする場合
SANチェック1d3/1d10(影を見てる場合1/1d6)
ムーンビーストを更に強化したようなステータス
勝利した場合シナリオ終了、ただし勝てるようにはできていない。
負けそうになった時、Aさんがお守りを使い君達を身を盾にして守ってくれるだろう。
・お守りを投げる
SANチェック1d3/1d10(影を見てる場合1/1d6)
奴は森の奥へと逃げていく。

お守りを投げなかった場合、いずれもAさんが死亡し、隠れた場合は一緒に隠れなかった
その場に居合わせた村長、Aさん、旅館の人間の全員が殺される。
工夫をすることでSANチェックは回避可能。

死人が出た場合SANチェック1d6/1d死んだ人間×3

《三日目朝》
Aさんが生き残っていた場合、ヒサルキが明らかに異常な変質をしていると聞かされる。
現状Aさんにできることは村に被害が及ばないよう呪詛を唱え続けることだけだそうだ。
もし探索者が生き残りたいならば資料館の奥の鍵を渡すのでそこへ行ってみるといいと言われる。
もしお守りが残っている場合この村から逃げる途中においかけてくるヒサルキに対し
投げつければ逃げ切れられると教えられる。

ただしその場合、今後一切森や山などに近付くことはできないらしい。→ノーマルエンド
クリア報酬:【非猿鬼の呪い】キャラクターは森、山での活動時全技能の成功率が-20。
1時間以上滞在した場合非猿鬼が現れる。

《三日目・夜》
解決をせず夜を迎えてしまった場合に発動。
背後からヒサルキが遅いかかってくる→DEADEND

《村長の家》
基本的に村長がいる。
?村長の話?
・この村は昔から自然が豊かで美味しい作物が沢山取れる、温泉も抜群に質がよい。
・山は村民にとって感謝の対象でもあり畏怖の対象でもある。
・山と女性は相性が悪く、女性は山を歩く時は気をつけた方が良い。
あくまで迷信だが。
?目星?
・何か大型の生き物を飼っていたような大きなケージがある。
村長曰く昔飼っていた犬のらしい。
(心理学:嘘)
(詳細:犬を飼うような設備ではない上に、二匹は入れるレベルの大きさである。)

《役場》
基本的に受け付けさんがいる。

?話?
村の基本的なことや大まかなことを聞くことができる。
主に探索者達が取り残している情報や調べきれていない場所をヒントとして出すとよい。

?パソコン?
村で唯一まともに使えるパソコンがある。

?掲示板?
村人Bさんが1年ほど前から行方不明であることが分かる。
家から多くの物資が無くなっていたことから家出の可能性もあるが家出の理由も
無かったために行方不明とされている。

《資料館》
基本的に館長さんがいる。

?話?
村に関する書物や話を村民達から集め建てられた資料館であるため、
この村に関することなら分かる限りではほぼ全てが揃っている。

?目星?
資料館の奥に南京錠の掛けられたドアがある。南京錠の鍵はこの村の者は持っていないという。

?図書館?
1つの情報につき1時間程度を目安にすると時間を食えるかもしれない。
・この山にはヒサルキという土着神が住み、
この土地に富と豊かさをもたらしてくれている。
その為村人達は山の頂上に神社を作り奉っている。
しかしヒサルキにはもう一つの側面がある。
それはヒサルキがとても暴虐的な存在であり、
見つかった生き物は臓物を食い漁られ,
苦しみ抜いて死ぬという。
・それは人も例外では無く、
今では無くなったが女の子供を生贄に捧げることで
怒りを鎮めていたという風習もあった。
そういう意味では神社は奉るためではなく
怒りを鎮めるためと言っても良い。
・最新のヒサルキ騒ぎ
1953年5月24日
とある村民の娘が飼い犬と共に行方不明に
なったとの騒ぎがあった。
数時間後山の入り口付近で倒れているのを発見、
目を覚ました娘曰く飼い犬と共に猿らしき
生き物に襲われたという。
飼い犬の奮闘により自分は逃げ切れたがその後
どうなったのかは記憶がないとのこと。
この数日後山頂付近で臓物をぶちまけられた
変死体を発見、恐らくこの時の飼い犬の物と
見られる。その後の娘の動向は不明。
・山の神に詳しい一族がおり、村との交流が今でも続いている。

?南京錠の扉の奥?
資料が置いてある。
・山の頂上の神社にはヒサルキの憑代となる石がある。
その石を破壊することで一時的にヒサルキを現在の器から離し無力化することができる。
ただし石を破壊するということはヒサルキへの信仰を破棄することと同意であり
再度石を作り直さねば再び生贄を用意する必要が出てくるだろう。
・現在その石の作り方を知っているのはとある一族の人間のみである。

《旅館》
比較的新しめの建物であり風情ある温泉旅館
常に従業員が住み込みで働いている。
今回のシナリオでも数人の客人が来ている。
・大女将
事実上この旅館を取り仕切る人望の厚い年老いた女性。
50年程前にヒサルキに襲われた経験があり、ヒサルキの気配をある程度感知することができる。
尋ねれば資料館5番目の情報を話してくれ、山の神に詳しい一族の助力もあり
一命を取り留めたことを聞くことができる。
・客家族
妻夫娘の三人で探索者達と同じく旅館に来ていた家族。朗らかな人柄で仲睦まじい家族。
ヒサルキは娘が近くに居た場合真っ先に彼女を狙うため死亡率は高い。
彼女達の生存がクリア報酬に繋がる。
・Aさん
山の神に詳しい一族の最後の一人
彼女が死にヒサルキが野放しになった場合村は最悪の最後を遂げる
資料館の南京錠の鍵を持っている
石の作り方を知っている

《山》
☆通常時☆
【アイデアロール】(山に入ろうとする度)
男性探索者→成功で何となく嫌な雰囲気を感じ取る
女性探索者→成功で山に対して大きな恐怖感を抱く→SANチェック0/1、全技能-5
女性探索者(標的)→成功で山に対してとても大きな恐怖感を抱く→SANチェック1/1d3、全技能-10

?目星?
何者かに腹を食われた生き物の死体を発見する→SANチェック0/1

?聞き耳?
人間の幼子のような声と何かを食らうような音が聞こえた気がした→SANチェック0/1

☆最終日☆
生き物どころか風で揺れる葉の音すら聞こえない。

?目星?
よく見てみるとあらゆる所に生き物の死体があることに気付く。
それは鳥やネズミからシカやイノシシなどの大型の生物まで多種多様な生物である。
彼等の今はもう光の無い目が貴方達を恨めしそうに見つめている。→SANチェック1/1d3

?聞き耳?
複数の子供の歌声が微かに聞こえる。それは山頂に近づくにつれハッキリと聞こえるようになる。
無邪気ながらもその声はしっかりとした悪意に満ちている。→SANチェック0/1
クリティカル→もう食べられてしまっていた場合客の中にいた娘の声も聞こえる。

《神社》
☆通常時☆
何の変哲もない神社という印象。
心地の良い静けさで先ほどまで聞こえていた鳥の鳴き声すら聞こえない。

?目星?
石のような物が祀ってあるのが分かる。
見た目は特に何の変哲も無い石であるが何処か嫌な感じがする。
近付く→先程まで静かだった神社が急に風や木のざわめき、動物達の悲鳴で包まれた。
それと同時に石に触れようとした者は何か恐ろしい存在に監視されているような
視線と殺気を感じる。SANチェック→石に触れようとした者1d3/1d6、その他0/1
それでも触れる→突如上空からヒサルキが現れる。戦闘開始。

?聞き耳?
ザクっ、ザクっ、と何かがこちらに近付いてくる足音が聞こえる。
それは到底人間のたてる足音ではなく、確実に大型の獣のそれだと分かるだろう。
逃げなかった場合→ムーンビーストBが出現する。
(SANチェック0/1d8)ムーンビーストBは人間の存在を感知すると逃げ出す。
追跡ロール→成功でムーンビーストBが洞窟のような所へ入って行くのが分かる。

《洞窟》
ムーンビーストBと村人Bが住んでいる。最終日には両者共にいなくなっている。
話を聞くと村人Bは少し前に村長が山に捨てた二匹のカエルのような生き物を保護していたと言う。
この見た目のせいで村に戻すこともできず洞窟で共に住んでいたと。
しかし1日目に散歩に行かせてからムーンビーストAが一向に帰って来ないため、
ムーンビーストBと共に探しているという。
ムーンビーストBは人の手で育てられたため破壊的な衝動は抑えられており、
基本的に臆病である。また、ある程度人の言葉を理解することができている。

☆最終日☆
神社全体がオドロオドロしい空気に包まれており、神社全体が奇妙な静寂に包まれている。
血痕が至る所に付着している。

?目星or聞き耳?
神社の奥に石のような物が祀ってあるが、その影に何かが動いているのが分かる。
グチャグチャとした音も聞こえる。(人間を食べている、恐らく村人B)

?戦闘?
【石の耐久/7】
ヒサルキはより自身の体を変質させており、当初より醜く歪んだ姿をしている。
その体には既に以前のようなカエルに似た面影は残っておらず、
人の顔のように見える部分はニヤニヤと気持ちの悪い笑みを浮かべている。
SANチェック→1d3/1d10(2度目であっても変わらない。)
御守りを投げつけてヒサルキを遠ざけた後に石を破壊するのが最も簡単。
ヒサルキを倒せるのなら倒してもよい。
ヒサルキは基本的に標的を狙ってくる。
その間にもう一人が石を破壊しに行ってもよい。(2ターン)
*調整にもよるが、基本的に戦闘技能は少ない筈なのでムーンビーストBを
探索者達の加勢に入れてもよい。
ムーンビーストBの基本行動は「かばう」と「槍の投擲」。
STR17 DEX15 INT16
CON13 POW10 SIZ21
耐久17 MP10 DB+1D6
槍(50)1D10+1+DB
かばう(75)
火器による攻撃は1固定


☆クリア報酬☆
・基本クリア報酬…1d6
・観光客の少女が生き残っている…1d6
・村人Bと出会い、尚且つムーンビーストBが生き残る…
ムーンビーストの特殊幼体(特に能力も武器もない手乗りサイズのムーンビースト、
用途は愛でるのみ、可愛い、探索者にとても懐いているようだ)
 

「父と娘と時々おじん」

*タイトル名は二秒で考えたのでもっと格好いいのがあれば教えてください。
探索者達は友人に誘われて山奥の別荘にてBBQや川遊びをしようと誘われる。

?前提?
三船駿はこの日の3ヶ月前に娘と妻を事故によって亡くしている。そして彼は父親と母親も既に他界しており天涯孤独の身であった。絶望に暮れる彼は1ヶ月前に仕事を止めこの別荘にて一人で暮らしていたが、数日経ったある日、誰もいない筈のこの地で死んだ筈の妻と娘の声を耳にする。。(夢引き)

?真相?
滝壺には腐った鳥居がある。この滝壺は所謂霊場であり非常に負のエネルギーが溜まり易い場所であった。本来ならば最も近い神社などが管理をする筈であるがその神社が火災に見舞われた際にこの地に関する資料が焼け落ち放置されるようになってしまった。封を失ったこの地は再び以前のように負のエネルギーを貯め始め、次第に周囲の人間にも害を及ぼし始める。そして溜まりに溜まったエネルギーはついにその地にグラーキを呼び寄せてしまう。
グラーキは地球にやってきた際に自信の住処の湖以外にも目ぼしい場所に繋げる湖の門を作り出していた。しかし暫くは封を施されておりその機能が停止されていたが封が外れ再びエネルギーが溜まり始めたこの地は人によって年々活動できる範囲が減る彼の第二の住処として非常に適していた。そして年々力を弱めるグラーキにとって永続的に魔力の供給を受ける事のできるこの地は自身の力を取り戻す最後の手段でもあった。
グラーキは自信の体をこちら側へ移すため夢引きにより三船を従者へと変えてしまう。
三船の目的はグラーキのこちら側への移動。
門は開きつつあるが、日本にはあまり従者がおらず、始まりの活動のために探索者達を最初の従者へと変える事が目的。
三船は2日目の夜に完全に扉を開けるつもりである。
?エンド?
バッドエンド→グラーキのこちら側への移動を許してしまう。グラーキを退散させたとしても数分で湖の門を通り再びやってきてしまうため時間稼ぎにもならない。グラーキはあなた達を従者へと変えこの地に定住することになるだろう。そして従者となったあなた達の活躍もあり完全に力を取り戻したグラーキは広範囲の人間の夢に干渉し日本中の人間を従者へと変えてしまう。

ノーマルエンド→三船を殺す。グラーキのこちら側への移動を一時的に止めることは出来るが扉は開き続けるため数日でグラーキはこちらへと進行してくる。友人を自身の手で殺したことによるSANチェック大+幸運失敗で逮捕。

グッドエンド→湖の門を閉じ、三船の正体を掴む。グラーキによる進行は止まる。三船がどうなるかは探索者次第だが彼がもう元に戻ることはない。

?導入?
8月某日、あなた達は友人の三船駿に誘われて彼の父親の別荘へとやってきた。二泊三日の予定である。
しかし彼は間の悪いことに風邪を引いてしまったらしく熱ピタを張って毛布を被りながらあなた達を出迎えます。なので彼は基本的に家に居り一緒に探索はできません、話を聞くことはできます。
山は非常に自然が豊かであり、麓へ降りる道くらいはそれなりに整備されており来る途中で見た川は水が綺麗に透き通っていた。暑い日が続く中君達にはその川が非常に魅力的に見えただろう。また、彼曰くここには川だけでなく滝壺もあるという。

?初日・昼?
三船は別荘にて夜のBBQの準備をすると言う。
その間探索者達は迷わない程度に山を自由に探検して来てもいい、とのことだが、彼のBBQの準備を手伝ってもよい。
☆川
とても綺麗な川でよく見ると魚が泳いでいたりしている。流れはそこそこで遊ぶには丁度よさげな場所である。
○目星(-20)
ネックレスが岩場に引っかかっているのを見つける。かなり破損しており一部が何故か腐食している。(これは三船が妻から送られたものであり滝壺で三船がグラーキに襲われた際に壊れたもの、腐食はグラーキの毒によるもの。彼に返すことで非常に愛おしそうにそれを握る三船の姿が見られる。それについて尋ねると妻が自分にくれたもの、ちなみに妻は今は家で娘を見ていてくれているという。心理学→嘘)
○博物学
今夜辺りに雨が降りそうなのが分かる。
○聞き耳
川の上流の方から何かの歌声のようなものが聞こえた気がする。(滝壺)
川から直接滝へと行く場合橋を使うよりも時間がかかり、体力も消耗する。耐久-1とか2とか。

☆橋
かなり古そうな吊り橋であり、一人乗るだけでミシミシと非常に恐ろしい音を立てる。手元のロープを見ると千切れかけているのが分かる。複数人で渡るのは危なそうだ。
しかし滝壺変装行くにはこの橋を渡るか下の川を登って行くかの二択なので行くしかないだろう。
○目星
橋の向こう側に真っ白な衣に身を包んだ小さな子供がいるのが分かる。こちら側へ来るように手を招いているように見える。あなた達が橋の中腹に来た辺りで子供は滝壺の方面へと走っていってしまう。アイデア→視力の良い君達でも何故かその子供の顔を認識できないのに気付く。
○二人以上で渡る。
幸運を振る。失敗した場合橋が崩れ落ち、橋に乗っていた全員が下の川へと落ちてしまう。
1d6ダメージ+SANチェック1/1d6

☆滝壺
大きな滝があり、水飛沫が心地よい。
あなた達が滝壺に来ると滝のすぐ近くの岩場で一人の女の子が何か歌を歌いながら座っているのが分かる。しかしあなた達はどれだけ目を懲らそうと彼女の顔を認識することができない。また、彼女の歌う歌も滝の音にかき消され聞き取りにくい。
○目星
あなた達の前方にボロボロで大部分が腐食しており木や草で覆われている鳥居を見つける。明らかに今では鳥居としての仕事を成していないことが分かる。
○聞き耳
彼女が歌っている歌を聞くことができる。
「無限の滝よ、夢幻の滝よ、滝は全てを掻き寄せる、滝は全てをたぎ寄せる。絶えたくなければ近付くな、呑まれたくなくば近寄るな。一度触れたら闇の底、汝は二度と還れない。
復りたければ目を瞑れ。我が汝を導こう。」
○滝壺へと近付く。
あなたが近付くと女の子が歌を歌うのをやめ、あなたを見つめる。そしてあなたが鳥居付近まで来た時、突然彼女は姿を消す。
アイデア→同時にあなたは寒気を覚える。空気が変わったように感じた。先程までの夏の暖かさは感じられない。心地良く感じた滝の存在も今では恐ろしく冷たい存在に感じる。SANチェック0/1
○目星
先程まで少女が座っていた岩の辺りに何か光るものが落ちていることに気付く。近寄るとそれが何かの鍵であることが分かる。しかしその鍵は通常ではあり得ない歪な形をしている。
○聞き耳
ゴロゴロゴロゴロと何かが遠くから転がってくるような音が聞こえる。
あなた達が逃げずにその場で留まっていると大きな二つの塊が目の前へと転がってくる。
それは球体であるが至るところから人間の手や足が飛び出しており、悲痛な表情を浮かべた多くの人の顔が悲鳴を上げながら表面を埋めている。転がりながら自重で自身の手足や顔を潰し動き回るそれは明らかに異常な存在であり、それは探索者達の目の前で動きを止め口々に叫び出す。「助けてくれ!!」
SANチェック1d6/1d3
戦闘
"人塊"×2
耐久15 DEX12
転がる60% 1d6+1d3
悲痛な叫び 攻撃を浴びせた相手に対し恨み言を浴びせる。SANチェック0/1
○人塊を倒す。または人塊から逃げ出す。
すると今度は周囲の至る所から黒い煙のようなものが上がる。それは徐々に人の形を成して行き、何十もの人型の影が浮かび上がる。それ等は手を上げながらゆっくりとあなた達に詰め寄ってくる。SANチェック1d3/1
あなた達が逃げ出すとそれ等は追い掛けてくるが鳥居の辺りからパントマイムでもしているかのように何かに阻まれて動けないようだ。しかし段々とその鳥居からミシミシという音が聞こえ始めているのが分かる。
○逃げる。
あなた達がその場から離れようとすると走っても走っても先程の橋まで着かないことに気が付く。それどころかついには先程の鳥居のある場所まで戻ってきてしまった。
鳥居は今にも限界を迎えそうな程にヒビが入っており、黒い人型の数は先程より増している。
少女の歌を思い出し(思い出せなかった場合探索者の一人が代表してアイデアロール)、目を瞑りながら道を駆け抜けると、瞼の裏で先程の少女が手招きをしているのが分かる。そのまま彼女に従うと先程の橋まで戻ることができた。
なおアイデアにも失敗し、もう完全に思い出せなくなった場合、全員鳥居から出てきた黒い影に襲われる。全身が何かに取って代わられるような感覚を覚え、自分が何者かに飲み込まれそうになる所で先程の白い少女が黒い影の大群の中に現れあなた達に笑顔を向けながら光を放つ。その瞬間、あなた達は彼女の顔を一瞬だけ視認することができた。「情けないお父さんですが、よろしくお願いしますね。」
SANチェック1d20/1d6
STR.CON.SIZ-1
耐久-1d6
その後全員が川で横たわっている所から始まる。

☆別荘
あなたは三船と共に夜のBBQの支度をしていた。暫くしてある程度の準備が整うと三船が「暫く自由にしてていいよ、僕はちょっと疲れたから部屋で寝てるから」と言う。
あなたは別荘内を少し探索することにしてもいいし他の探索者達を追っても良い。
☆別荘・三船の部屋
鍵がかかっており、ノックをしても返事がない。聞き耳をすると微かな寝息が聞こえる。三船は中で寝ているようだ。
何とかして中に入ると他の部屋と同じようにベッド、机、クローゼットなどがある。
○目星
写真立てが伏せてある。写真には三船とその妻、そして娘らしき女の子が写っている。非常に幸せそうな笑顔をしている。写真の日付は3ヶ月前のようだ。
・少女を見ている場合アイデア→少女が三船の娘だと分かる。
○鍵開け
机の鍵かかった引き出しを開けると中から日記のような物を見つける。
"○月☆日
今日は娘に叱られてしまった。妻が出掛けているからとリビングでタバコを吸ったのが原因だ。誰に似たのかしっかり者に育った様で嬉しいんだか悲しいんだか。というか絶対妻にチクられてしまう、やばいやばい。"
"○月□日
案の定めちゃくちゃ怒られた。結婚する前こそチャランポランだった私だが今では完全に尻に敷かれてしまっている。しかし正直な話これがなかなか悪くない。妻の様なしっかり者がいなければ私はやっていけないのだろう。娘の為にもタバコを止めようと思う。"
"○月▽日
タバコを止めて一週間になる。依存というのか口の中がなんとももどかしい。だがタバコを止めたことに気付いた娘に頭を撫でられてしまった。妻にも褒められてしまった。父親の頭を撫でるとか子供としてどうなのか。部屋に残していたタバコを捨ててきた。"
数ページ空きがある。
"▽月☆日
娘と妻が死んだ。この2ヶ月は正に空っぽだった。妻のお義父さんが色々とやってくれていたみたいだが余り記憶にない。
交通事故だそうだ。買い物帰りの妻と娘に酒を飲んで運転していた大型貨物車が突っ込んだそうだ。今でも信じられない、今にも玄関のチャイムが鳴ってただいま、って二人が買い物から帰ってきて、娘にお酒飲みすぎだって咎められて、妻に家事を少しは手伝えと尻を叩かれて、、、
仕事を辞めて暫くは亡くなった父の別荘に行こうと思う。数ヶ月ぶりにタバコを吸った。あれほど親しんだ味が不思議と不味かった。"

☆別荘・あまり部屋
探索者達が三船から案内された部屋と作りは殆ど変わらず、
カーペットの上にベッド、小さな机、クローゼットなどがあり、特に変わった所は見当たらない。
○目星-20
微かにベッドがずらされたような跡がカーペットに残っている。
○カーペットの裏を探す。
カーペットを引き剥がすと地面に扉が付いている。長らく使われていなかったのか非常に埃まみれである。しかし鍵が付いており、壊すのも難しそうだ。また、鍵開けを試そうと思ったが鍵の形が従来の鍵とは違い訳が分からない。やり方はあっているはずなのに開かない。
☆別荘・地下室(三船祖父の隠れ部屋)
非常に暗い、何か明かりを持ってこなければ全くと言って良いほどに何も見えない。
明かりの規模によって技能に補正。
本棚に多くの古めかしい本が並んでおり、
机の上には資料がバラバラに散らばっている。
机には鍵のかかった引き出しもあるようだ。
○図書館「堕鬼滝」
この地にある大きな滝についての話が書いてある本の様だ。
・堕鬼滝には昔から多くの逸話がある。神隠し、妖怪の目撃談、旅人の不自然な死などなど。元来この場所は世界でも有数の霊力が集まり易い場所であり、今では麗沢神社の人間が管理している為鳥居の中に入らなければ問題は無いがそこまで抑えるのにも多くの犠牲が出たという。
・しかしただ霊力が集まり易いだけの場所なら日本にもいくつもある。この場所が特異であるのはその位置である。つまり発見が遅れたのだ。当時の神主がこの地を訪れた時には既に手遅れな程霊力が溜まってしまっていた。そしてその地を求め、強大な妖や神に近い者達が扉を繋げていた。 
・当時の神主の働きにより、霊力を一箇所にまとめ、定期的に儀式を行い溜まった霊力を分散させることで今では事なきを得ている。
・当時最も近くまでこの地に入り込んだ異形の神がいた。其れは扉を完全に繋げ、半分ほどこちら側まで乗り出してきていた。余りにも強大な力を持つそれを倒す事などできず、何とかして返すのが精一杯であった。その扉は今でも無くなっていない。今も何処かで少しずつ扉は開いている。
○鍵開け"何かの資料のコピー"
英語で書かれており、翻訳するには英語ロールか何かしらの辞書などが必要。
・"○▲×□の退散"何の退散なのかはこの部分だけが英語でない為よく分からない。
6MPから唱えられる。MP1につき成功率が5%上昇。初期値は5%。
○目星(-20)
本棚の一角に古めかしいエロ本が大量に並んでおり、その真ん中に何故か六法全書が入っているのに気付く。エロ本は巨乳系が多い事にも気付く。エロ本にはしっかりとカバーが付けてあり状態は良好だ。
○六法全書を出すと奥にボタンがある。押す。
本棚が一部動き、金庫を見つける。開けるには3桁の番号が必要だ。
金庫の近くに「日千神」と書かれた紙が貼ってある。"334"(お好みで変えよう!)
中には英語で書かれた文書とメモがある。
・呪文"門を閉じる"
POWとMPを門の距離によって適時消費。(今回は3ずつ)
・メモ「父から譲り受けたこの別荘だが、父の遺言によるとここはただの避暑地という訳ではなさそうだ。おそらく父は門を探し出し、閉じようとしていたのだろう。だがそれはついには見つからなかった。これからは私がその役割を引き継ごうと思う。願わくば、この役目を駿に引き継がせることのないように。」

☆探索者の部屋
○目星
あなたの部屋にこの周辺の地図があることが分かる。山の中のことまでは詳しく書かれていないが山や一本道だらけの地図の中でこの山から少し離れた所に麗沢神社というものがあることが分かる。一台しかない車を使って麗沢神社に行くことができる。

☆麗沢神社
あなたは麗沢神社へやってきた。しかしそこそこの大きさのあるこの神社だが、何故か大部分が炎上した後のようで真っ黒焦げになっていた。少しずつ修復作業が行われている後があるが作業は余り進んでいないようだ。
○神社に入る。
神社の中に若い青年がいる事が分かる。名前を田中と言う男だ。
男の話では数年前に謎の大火災が発生し、神社にいた多くの人間が亡くなり、資料なども大半が燃え尽きてしまったらしい。
偶然にも生き残った自分がここの管理を任されているが本来の仕事の1/10もできていないという。
○残った書物や資料を見せてもらう。
・図書館"堕鬼滝の性質"
「所謂霊場という場所には、霊力を引き寄せることで作られる場所と、大量の霊力を吹き出す事で作られる場所がある。
堕鬼滝は前者のものであるが、この堕鬼滝の特筆すべき点は霊力だけでなく霊力を持つ生霊すらも引き寄せてしまうことであろう。
その結果として人を捏ねて作られたような風貌のモノや、自我を失い怨念そのものと化した黒い影などが出現するようになった。
しかし奴等はそう大きな問題ではない。元々がただの生霊であるが故に未熟な神主であろうと基本を学んだ者であれば用意に奴等を蹴散らすことができる。
より懸念すべきことは、その場に強大な力を持つ魔を入れぬようにすることだ。
霊力どころか生霊までをも引き寄せるこの場に強大な魔が腰を据えた場合、決して絶えぬ霊力の無限の供給により手のつけられない事態に発展する可能性がある。正に初代神主が対面した時のような。
我等は鳥居を護り、溜まった霊力を散らし、この場所の存在を強大な魔から隠さなければならない。人の世の為に。」
○上記のことを話すと田中君は探索者達について来てくれる。
田中君は基本的に怖がりなので自分から戦闘に入ったりなどはしないが彼がいるだけで滝にいる生霊達の動きが悪くなる。

?1日目・夜?
大雨が降り始めたため、予定していたBBQは家の中で普通に肉を焼いて食べることになった。
三船は相も変わらず風邪を引いているようだが幾分かマシになったのか毛布は脱いでいた。そして探索者達に肉を焼く手伝いを求めてくる。
そんな三船だがこんな話をしてくる。
「もし今夜晴れてたらみんなで滝に行こうと思ってたのに、、
ここの夜の滝はほんとに綺麗なんだよ?水飛沫と月明かりで幻想的な雰囲気を出すんだ」
○少しの間この別荘内の探索をしてもよい。三船はリビングで見たいテレビがあるらしく、リビングにいるという。
テレビでは千葉ロッテマリーンズvs阪神タイガースの試合がやっている。

?1日目・深夜?
探索者達は一番下の夢引きロール。
成功→何もなし
失敗→奇妙な映像を見る。それはあなた以外の他の探索者や三船達が例の滝壺で何か大きな黒い人影に襲われている夢だ。彼等は必死に助けを求めている。だがあなたはどうすることもできない。動くこともできない。助けを求める彼等をあなたは見殺しにした。SANチェック1d6/1d3
失敗した探索者達は夢から覚めると昼間見た橋を渡り切った所にいた。裸足でパジャマ姿のままである。まるで夢遊病患者のように眠りながらこの壊れかけの橋を渡って、この滝の目の前まで来たことに恐怖を感じるだろう。SANチェック1/0
○聞き耳
滝の音がよく聞こえる。
○目星(昼間に少女が消えていない場合)
ではあなたは昼間と同じように白い少女が今度は橋を挟んであなた達のいる反対方向の岸にいる事が分かる。彼女はあなた達こちらに来るようなジェスチャーをしている。
○突然現れた人塊と3体の影があなた達の周囲を取り囲む。
"人塊"
耐久15 DEX12
転がる60% 1d6+1d3
"黒い影"×3
耐久なし DEX10 POW10
取り憑く60% SANチェック1d3/1 
POW対抗で振りほどく。
どれだけ急いでも1ターンに一人しか橋を渡れない。
複数匹に取り憑かれてしまった場合、どうしようもなくなってしまった場合、
「全身が何かに取って代わられるような感覚を覚え、自分が何者かに飲み込まれそうになる所で先程の白い少女が黒い影の大群の中に現れあなた達に笑顔を向けながら光を放つ。
その瞬間、あなた達は彼女の顔を一瞬だけ視認することができた。「情けないお父さんですが、よろしくお願いしますね。」
SANチェック1d20/1d6
STR.CON.SIZ-1
耐久-1d6
その後全員が川で横たわっている所から始まる。」

?2日目・昼?
探索
?2日目・夕方?
三船が消えていることに気付く。書き置きには滝壺の方へ行くと書かれている。
?2日目・夜?
解決しなかった場合、三船は門を完全に開ける。こちら側へ移動し完全体となったグラーキは広大な範囲の人間を従者にすることに成功する。もちろん探索者達も。DEADEND

☆滝壺・決戦
田中くんを連れてきた場合、黒い影や人塊は姿を表すものの、あなた達に近付こうとしたがらない。
あなた達が門を探そうとすると、突然何とも表現し難い異形な悲鳴のようなものを聞く。
それと同時に、あなた達の目の前に巨大な二首の大蛇が現れ立ち塞がる。

二首の大蛇(探索者の数によって首の数は増える)
STR40 CON21 SIZ45
INT13 POW16 DEX7
DB+4D6 耐久33
ターンの開始時に突然周囲を雷雨が襲う。
毎ターン首の数だけ行動。
耐久が(1/首の数)減るたびに首が一つ落ちる。
噛み付く60% 1d10→毎ターン継続ダメ1D3
毒液を飛ばす40% 全体攻撃POT15の毒
装甲5 SANチェック1d3/1d20

基本的に倒せるか倒せないかくらいに調整。
この大蛇はかの有名なヤマタノオロチに由来するものの一匹であるが、時の流れにより神格を失い、今では人の近寄らない山の深くに隠れ住んでいるが、
多量の霊力を補給できるこの場をいち早く感知したこの大蛇はかつての神格を取り戻すためこの地にやってきた。
死ぬと"大蛇の毒牙"を落とす。液体に浸すだけでその液体をPOT15の毒液に変えてしまう。
ちなみに毒液は即効性のモノであり被者にCONと15との対抗で意識不明、呼吸不全の効果を与える。
首の数が多いほど長寿な大蛇であり、強さも増していく。
かつてのヤマタノオロチのような八本の頭を持つような大蛇ならば神格もクソも無いほど強いためグラーキと互角に戦い始める可能性がある。
というか常識的に考えて八回攻撃とか探索者が普通に死ぬので自重しようね。
3
これよりターン数で進行開始。
1-2ターン・・・特に無し
3ターン・・・何か嫌な気配があなた達を包む。
4ターン・・・黒い影や人塊達が騒ぎ始め,消え始める。
5ターン・・・三船が滝の側に現れる。彼は笑っているようだ。
6ターン
7ターン目始め・・・たった今目の前で相手をしていた○○○が何かに貫かれ一瞬で消滅する。そして滝の向こう側からグラーキが出現する。SANチェック

退散の呪文を使うと少しの猶予が与えられるが、直ぐに再びグラーキが滝から出現する。
その後は蹂躙。

10ターンの間に滝の裏にある洞窟があると見抜き、そこにいる三船をどうにかして門を閉じる呪文をかけると終了。
退散の呪文の後の猶予の間に門を閉じるのもあり。
しかし前者の場合○○○は止まらないので自分達でどうにかしよう☆

グラーキ
STR40 CON60 SIZ90
INT30 POW28 DEX10
耐久75 装甲:40の外皮
棘100% 7D3
SANチエック1d20/1d3
夢引きPOW×40

微妙に改変してあるが門から出てきての変質だと考えて欲しい。言い訳だぞ!
もう最悪もっと強くしていいと思う、どうせここまで出てきたら終わりだし。


クリア報酬
シナリオクリア→1d6
三船の守護霊となった彼の娘を消滅させずにクリア→回復1d3
三船を救う(救った、という判断はKP次第)→1d6
 

「孤立一船」

*敵の強さなどは強すぎたり弱すぎたりした場合はKPが適当に改ざんしてあげて下さい。(投げやり


2日間の船旅。


?導入?
探索者達はそれぞれの理由でとある客船に乗り合わせることになった。船はそこそこの大きさを持ち、100名近くの人間が乗っていることが分かる。
○そんな君達に人の良さそうな船長さんが話しかけてくる。
・挨拶
・質問を受け付ける
○船長さんと喋っている最中に船員の一人が船長に「乗客の中に数人チェックメイトは済ませてあるのに船内に見られない方がいる」という旨を伝えに来る。
船を止める訳にもいかないので止む無く出航することに決める。

?1日目・昼?
☆基本的に自由行動
各探索者ごとに移動も含めて10回の行動が許される。
【操舵室】
船長さんがいる。
○船長さんの話
・今日は天気も良く波も穏やかでよい船旅日和。
・レストランやプール、図書館まで揃っているので是非楽しんで貰いたい。
・居なくなった乗客達10人は今も船員達が総出で探しているが見つからない。
・船長として出来る限りのことはするので安心して欲しい。
○目星
・砂時計が一つ置いてある。
船長の物の様で普通の砂時計であることが分かる。娘からの誕生日プレゼントとして大事にしている様だ。→娘は元気にしていると言う。
○心理学(娘に対して)
・彼の娘と妻は暴走運転をしていた若者達に跳ねられ既に他界しているため、それに応じた反応をするとよい。

【プール】
そこそこの大きさがあり、色んな人が泳いでいる。
○目星
・『ネックレス』が水底に沈んでいるのが分かる。
○一人の男性が海に向かって嘔吐している。
・彼は船が極端に苦手でこれだけ大きな船に乗ってもダメだったようだ。
・酔い薬をもらってきて欲しい。多分船長とか持ってるんじゃないだろうか、、
・「酔い薬」を渡すと「船に乗ってずっと吐いてたんだけど、天使?みたいな?
なんか空を飛ぶ人間のような物を見た気がする、、、船なんて乗らなければよかった、、」と話してくれる。

【レストラン】
様々な食べ物が置いてあり、客船に乗っている人間は自由に食べることができる。
○コックに話しかける。
・今日の料理は世界でも珍しい物ばかりを仕入れて調理した自信作ばかり。
・「そういえば船長はどうしてる?あの人朝から食べてない様だから差し入れを持って行こうと思っていてね、彼とは昔からの親友なんだ。」
・船長の話を聞こうとしても話してくれない
説得、言いくるめ→「船長は大変な人でね、妻と娘を事故で亡くしているんだ。当時の彼は私も見ていられなかったよ、私が船になんか乗っているから、、とか言っちゃってね。でもある日突然元気になってまた船を出すようになったんだ、いやぁやっぱりあいつは船に乗ってる時が一番輝いてるよ。」
○一人の綺麗な女性が話しかけてくる。
・「『ネックレス』を無くしてしまった、もし見つけたら教えて欲しい。」と言ってくる。
・彼女に『ネックレス』を返してあげるとお礼に『メリケンサック』をくれる。
案外アグレッシブな女性のようだ。(拳での攻撃時ダメージ+1d3)
○食べ物(ピックアップ)
・ショゴスープ…黒い煮えたぎったスープ。とても美味しくなさそうだ。飲むとSANチェック1d6/1d3+クトゥルフ神話技能+3
・ミゴ煮込みうどん…緑色のスープのうどん。何かの甲殻類の殻のような物が乗っている。食べるとSANチェック1d3/1+耐久-1d3
・ビーストローフ(月)…何かの肉、普通に美味しそうだ。食べると突然肉が口の中で動き出す。SANチェック1d3/1+『動く肉』を手に入れる。
・虹色の炭酸水…綺麗な虹色の炭酸水
【ラウンジ】
多くの人がここでくつろいでいる。
ちょっとしたカードやボードゲームのような物も置いてあり子供達もここで遊んでいる。
○一人のガムを噛んでいる少年が話しかけてくる。
「一緒にオセロやろう!」
オセロをすると彼は恐ろしく強いことが分かる。
彼曰く彼は幼い頃から知能指数が常人より遥かに高い所謂天才であることが分かる。
「僕は大体ここにいるからまた遊びに来てね。」
遊ばないと彼は再び一人でオセロをし始める。

【船首デッキ】
えんだぁぁぁぁぁ!ができそうな所だ。

○目星
・天気がとても良く、波や風も穏やか。
地平線の向こうまで透き通って見える。
嵐の心配も無さそうだ。

○えんだぁぁぁぁぁ!をする。
・一人の男性が「素晴らしい、写真を撮ってもいいかい?」と尋ねてくる。
了承するとお礼に『拳銃(パーティ用・消耗品)』をくれる。

【図書館】
そこそこの蔵書量のある図書館。船関連の書物が多いように感じる。
○図書館(一回につき1時間)
・メアリーセレスト号
『1872年11月5日、マリー・セレスト号というアメリカ船が、原料アルコールを積んで、ニューヨークからイタリアのジェノバに向けて出港した。
この船に乗っていたのは、ベンジャミン・ブリッグス船長と8人の乗員、
そして、船長の妻マリー(本によってはファニー)と娘のソフィアの、総勢11人であった。 

ところが、1ヵ月後の12月5日、そのマリー・セレスト号が、
ポルトガルとアゾレス諸島の間の大西洋を漂流しているのが、イギリス船デイ・グラシア号に発見された。
航行している様子はなく、海上を漂っている状態だったため、何か事故が発生したのではと思い、
グラチア号は、マリー・セレスト号に近づいて船を横付けにして声をかけてみたが、返事がないため、 
船長以下、数人の乗組員か乗り込んで、中の様子を確認することにした。
しかし、船の中には誰も見当たらなかった。  
海賊に襲われたのか?伝染病に感染して乗組員全員が死亡したのだろうか?それにしても、死体がないのはおかしい。』
○図書館(二回目)
『しかし、不思議なことはそれだけではなかった。
船内の様子を調べる内に、次々と奇怪なことが分かったのだ。 
無人で漂流していたマリー・セレスト号の、船長室のテーブルにあった朝食は、食べかけのままで暖かく、
コーヒーはまだ湯気を立てており、調理室では、火にかけたまま鍋が煮立っていた。
船員の部屋には、食べかけのチキンとシチューが残っていた。
洗面所には今までヒゲを剃っていたような形跡があり、ある船員の部屋には血のついたナイフが置いてあった。 

そして船長の航海日誌には、
『12月4日、我が妻マリー(本によってはファニー)が』
と走り書きが残っていた。

救命ボートも全部残っており、綱をほどいた形跡もなかった。
船の倉庫には、まだたくさんの食料や飲み水が残っていた。
積荷のアルコールの樽も置かれたままで、盗難にあった様子はなかった。 

12月4日、一体この船に何が起こったのだろうか。
マリー・セレスト号の乗組員がどこへ消えたのかは、未だ謎のままである。 』
○図書館(三回目)
「メアリーセレスト号のように船員達が一斉に忽然と消える話は実は他にも数件ある。これ等は何を示しているのだろうか?どのようなことが起きたのだろうか。今現在の科学では解明不可能である。
ただ一つ分かることは、もし我々がこの現象に遭遇した場合文字通りなす術が無いということ、そして船員の消える船が出航する際に目撃されるというフライングヒューマノイドの存在だけである。」
【三F廊下】
貴方達が廊下を歩いているととある男性が話しかけてくる。
・娘を探している、突然いなくなって困っている
・居なくなったのはこの船について直ぐで、船員さん達にも探してもらっているが全く見つからない。
・【白い帽子】を被っている小さな子だから見つかれば直ぐに分かると思う。
・これではあのメアリー号の事件のようではないか、、、メアリー号について知りたかったら図書館に行くといい。
【機械室・荷物室・エンジンルーム・貨物室】
鍵がかけられていたり船員達に止められとても入れそうにない。
【3F後方隠し部屋】
3F後方に地図で見ると不自然な空白になっている空間があることが分かる。
そこをよく調べると扉があることが分かる。
『熾天使の栄光』について出来る限り分かりやすくまとめたノートを発見。
1時間をかけて覚える。SANチェック1d6/3。
ノートにはそもそも難しい魔術を出来る限りまとめて書いてあるので他人に教える場合も同じように一時間かかりこれ以上分かりやすく伝えることはできない。

?1日目・夜?
各探索ごとに3回の行動が許される。
何やら操舵室の方が騒がしいことに気が付く。
操舵室の方に行くと船長が多くの客達に詰め寄られていることが分かる。
話を聞くと船内で行方不明になる人間が増えている様だ。
10人では収まらず既に行方不明者は30人にまで上っているという。
○船長の話
・船内での行方不明者が増え続け、全くの原因不明で困っている。
・船員達が総出で探しているがこれだけ限定された範囲なのにも関わらず一人も見つかっていない。
・緊急事態な為、船を引き返すことを決めた
・明日の夜には港に着ける

?2日目・早朝4時?
探索者達が部屋で休んでいると突然扉を叩く音が聞こえる。
そこには船長がおり、必死の形相で貴方達に話をしてくる。
・乗客どころか船員達も一人残らず消えているという。
・もしかしたらと思って君達を頼りに来たが無事でいてよかった。
○船長が君達の仲間に加わる。

船長 63歳 男
STR17 CON17 SIZ16
DEX10 APP14 POW13
INT13 EDU13 SAN50/65
耐久17 MP13
目星40 聞き耳40 図書館40 
拳70 マーシャルアーツ50
回避40 投擲99% 操縦(船)99% 
製作(パン)99%

○目星
船長の持っている砂時計がある一定の砂量のまま動いていないことがわかる。

○静寂
探索者達が廊下に出ると深夜の静けさとは別に人の気配の無い孤独な静寂を感じる。SANチェック1/0

?二日目?
各探索者ごとに移動を含めて20回+αの行動が許される。
【操舵室】
特に変わった所は見られないが、、
○機器
舵などその他機器が勝手に動いていることが分かる。どれだけの力で動かそうと試みても無理矢理動かすことは不可能そうだ。
○目星
小さな袋のような物を見つける。
・近くに船長がいた場合奪い取られる。
・船長はそれをあなた達には絶対に渡そうとしない。
・中には綺麗な宝石で飾られた指輪が入っている。船長曰く、「妻に渡すつもりのものだ。妻とはある事情から結婚式を挙げることができなかった。だからせめてこれをプレゼントしたかった。」
心理学→嘘だと分かる。
・実は渡すのでは無く、これを売って結婚式の資金にするつもりだった。とある事情を知った富豪から貰い受けた物であったが、結局貰って帰って来た時には既に妻と娘は他界していた。
○目星、博物学、外を見る
風がほぼ吹いておらず波も穏やかであるが船の全方位を濃い霧が覆っていることに気が付く。
また、上空は晴天が見えるためこの船を中心に霧が発赤していることが分かってもよい。
(一度船首デッキで目星をしていた場合、先ほどより霧が少しだけ晴れていることに気が付く。
もう一度目星→霧の向こうに何か大きな影が揺らめいているのが分かる。
大きさにして300mはくだらないような物が動いている。SANチェック1d6/1d3)

【プール】
以前に来た時よりもやや濁っているように感じる。
○目星
何かが水の中を泳いでいるのが分かる。
○近付く
深きもの2匹との戦闘。

勝利→荷物室の鍵+白い帽子を入手。子供用の帽子のようだ。

【レストラン】
昨日までとは打って変わってとても静かなレストラン。
丁度朝の朝食の用意をしていたであろう形跡が残っているが、
至る所が荒らされておりせっかくの朝食も無残な姿となっている。
○聞き耳
厨房の奥の方から何やら物を漁る音と水音が聞こえる。
○目星
何か黒い液体のような物がチラホラと床に飛び散っているのが分かる。
*もしこの時探索者の誰かがショゴスープを飲んでいた場合、それにとても似ていることが分かる。
○ショゴスとの遭遇。
厨房に入ると大きな黒い何かがひたすら食材の入っている大きな冷蔵庫を漁っているのが確認できる。SANチェック→ショゴス
ショゴスは探索者側から何か行動を起こさない限りひたすら食べ続ける。
勝利→魔道書の一部+ショゴスープ(原液)…飲むとSANチェック1d20/1d6+クトゥルフ神話技能+10

【ラウンジ】
☆前日に男の子と遊ばなかった場合
部屋には誰もいない。
○強制目星
・一枚の紙切れを見つける。
『遊んでくれなかった意地悪なお兄さん達へ。
意地悪な人は嫌いだけど可哀想だからヒントをあげる。聞き耳をどうぞ。」
○協力聞き耳
・二人分の足音が聞こえる。
グール二匹との戦闘。
勝利→機械室の鍵と「君達は必要ないから帰っていいよ」と書かれた紙が手に入る。

☆前日に男の子と遊んであげた場合
部屋にはあの男の子がガムを噛みながら何事もなく座って将棋をしている。
・僕は大体ここにいるって言ったでしょ?
・あの時遊んでくれたお礼に、お兄さん達の知りたい事を何でも一つだけ教えてあげる。でも抽象的なのは無しだよ。
・将棋に誘われる。INT22との対抗ロールで勝負できる。勝利→男の子が機械室の鍵と地図をくれる。その地図には3F後方隠し部屋が書かれている。 敗北→男の子が機械室の鍵をくれる。
『機械室に行けば帰る方法が見つかるはず。でももし自分以外の人達を助けたいのなら、それなりの覚悟はした方がいい。
*探索者の戦闘力が低い場合→『でも、、、そうだね、君達では何をどう足掻こうが勝てないよ、死にたくないならそのまま帰るといい。』
*探索者の戦闘力が高い場合→『君達ならもしかしたら可能性があるかもしれない。でもまず機械室に行くといい。そこで苦戦するようならそのまま帰った方がいい。』
次にこの部屋を訪れた時彼は居なくなっている。
○アイデア
彼が以前会った時から常に背中を向けないようにしていることに気が付く。「人には知られたく無い事の一つや二つあるだろう?」
○心理学
彼の心を読み取ろうと試みたがその瞬間彼と貴方の目が合い彼はニヤリと何処か君の悪い笑みを浮かべた。上手く読み取ることができない。

【図書館】
中にはシャッガイからの昆虫1匹がいる。
○ドア元で聞き耳
何やら羽音のような物が聞こえる。
○中に入るとシャッガイからの昆虫1匹+正気を失った女性(レストランにいた)が丁度君達の目線の先におり、目と目が合う。
好きだと気付いても良い。SANチェック
※先に探索者達に行動する権利を与えて良いが、不意打ち攻撃にはならない。
寄生→1時間ごとにSANチェック1d6/1d3、この空間から出られた際に寄生は剥がれる
勝利→貨物室の鍵+封の空いた炭酸ジュース「しゃっちゃん」なる物を見つける。
ラベルには大きな昆虫が描かれている。
○目星 
原材料名に「シャッガイからの昆虫の卵」と書いてあるのが分かる。

【船首デッキ】
えんだぁぁぁぁぁ!できる場所。
○カメラが落ちている、壊れているようだ。
機械修理→様々な異形な生物が写り込んでいる。真っ黒な液体、大きな昆虫、甲羅を持った生き物、脳の入ったガラスケース、などだ。SANチェック1d6+1/1d4+1
○目星、博物学
風がほぼ吹いておらず波も穏やかであるが船の全方位を濃い霧が覆っていることに気が付く。
また、上空は晴天が見えるためこの船を中心に霧が発赤していることが分かってもよい。
(一度操舵室で目星をしていた場合、先ほどより霧が少しだけ晴れていることに気が付く。
もう一度目星→霧の向こうに何か大きな影が揺らめいているのが分かる。
大きさにして300mはくだらないような物が動いている。SANチェック1d6/1d3)
○えんだぁぁぁぁぁ!する。
えんだぁぁぁぁぁ!しようとすると貴方は何か妙な目線を感じる。
・目星
海の深い深い所、そこで巨大な何かの大きく見開いた二つの目が貴方を凝視していることに気が付く。SANチェック1d3/1
・えんだぁぁぁぁぁ!する。
突然大きな緑色の手が海を切り開き貴方の元へと迫ってくる。※逃げると宣言すれば回避はいらない。SANチェック1d6/1d3
○幸運
・406号室の鍵を見つける。
【406号室】
・一人の少女がその部屋に居た。父親と母親と離れてしまったらしい。
・『白い帽子』を渡す。とても喜んでいるようだ。【4Fへのシャッターの鍵】をくれる。
・帽子を渡し彼女が生き残るとクリア報酬SAN値+1d6。

【4Fへの階段】
何故かシャッターが降りており、鍵を使わないと開かないタイプのようだ。
○聞き耳
何かの唸り声のような物が聞こえる。
○シャッターの鍵を使用する。
4Fには船内でいなくなった筈の人々が全員手足を縛られ口を塞がれ敷き詰められていた。
大半の人が意識を失っているようだ。
客A「気が付いたらここに居て、、よく覚えていない、、翼を持った様な奴がいたような、、うぅ、、少し眠らせてくれ、、」

【機械室】
機械室には何やら大きな装置のような物が置いてある。周囲の物と比べても明らかに異質な物であり、確実に人の作った物ではないことが分かる。
○目星
その機械には何かを嵌め込むような窪みがあるのが分かる。
○強制聞き耳
貴方達の背後を何かが近付いてくるのが分かる。SANチェック
ミ=ゴA(劣化バイオ装甲)
耐久12 DEX13 装甲4 DB+1d4
ハサミ40% 1d6

脳菅(兵器)
耐久15 DEX5 装甲2 DB+1d4
触手30% 1d3+DB 二回攻撃
怪光線50%(全体攻撃) MP1d6ダメージ+SANチェック1d3/1

勝利→『青い石』を手に入れる。
この石を機械室の窪みに入れることで現実世界に帰還可能。しかしこのまま帰還した場合乗客100人余りは一人も助かることができない。
数年後再び同じような事件が起きるニュースが流れ終了。
【貨物室】
たくさんの荷物が置いてあり、その荷物を白衣を着た蛇頭の何かが漁っている。
SANチェック
【蛇人間】戦闘
勝利→高そうなサングラス、謎の液体の入った瓶、白衣を手に入れる。
※謎の液体の入った瓶(飲酒用と書いた紙が貼ってある)→媚薬
※サングラス→強い光を受けても行動不能にならない。怪光線によるSAN値減少を防ぎMP減少を半減する。

【荷物室】
娘を探し回っていたお父さんが倒れている。
彼に娘のことを伝えると安心して次の情報を教えてくれる。
もし娘が死んでいた場合にも情報は与える。
・この先にいる奴は到底人間では勝てるような相手ではない、
このまま君達だけで帰った方がいい。
・あのメアリー号の事件も全てあいつの仕業だろう、、
でもここで君達が逃げても誰も何も言わない、運が悪かったんだ僕達は。
・娘だけでも連れて帰って欲しい、それが最後の願いだ

【エンジンルーム】
ラウンジにいたあの少年がいる。
彼は自身をヨグ・ソトースの落とし子だと名乗る。
・彼の目的はヨグ・ソトースの召喚、だったがヨグ・ソトースの息子として生まれた上に人間としても優秀な脳を持っていた為無意味だと悟る。
・今は人という生き物が何の為に生まれ何に行き着き何をもたらすのかを追求する為に様々な神話生物の力を借り研究をしている。
・人を正しい方向に導くのが自分の使命だと考えており、その為に必要な犠牲は仕方がないと考えている。今回の乗客達もその犠牲だと言う。
・ちなみに犠牲というのは大きな神との契約の為にできるだけ多くの人間が必要ということ。人類全体を救う為なら仕方ない。
『僕が人間を正しい道に導いてあげる。だからお兄さん達も協力してくれないかな?
お兄さん達は見込みがあると思って試したんだ、是非僕の助けになって欲しい。」

○少年と戦闘。探索者の戦闘力が高い場合脳菅(兵器)を1?2体追加しても構わない。(ただし彼自身もそこそこ強い為注意)

異形な翼を持つ少年
(ヨグ・ソトースの落とし子)
STR21 CON11 SIZ10
INT22 POW30 DEX18
APP16 EDU25 SAN☆
耐久11 MP30 
DB+1d6
装甲:魔術装甲6
不可視化(ガムを吐き出す) 命中率1/4
全技能70%
クトゥルフ神話技能50%
回避はしない
翼で叩く1d6+db
?呪文?好んで使う呪文
<<ヨグ・ソトースの拳>>
<<空中浮遊>>
<<熾天使の栄光>> 幻魔境サプリp.155
6MP、1D3SANを消費し、2Rの詠唱を踏まえ呪文を発動させる。
目も眩むような光の大爆発が起きる。
目眩ましとして1D3Rの行動不能を誘発できるかもしれないし
暗闇なら最大1D6Rの行動不能を引き起こせるかもしれない。
あるいは光に弱いクリーチャーへのダメージを期待できる。

○協力する→探索者達は多くの犠牲を払いつつも彼を中心とし、世界をより平和に、より管理的な社会に作り上げることに成功した。探索者は彼の物となりロスト。
○敗北→探索者達は気が付くと見慣れない世界にいた。どこからか声が聞こえる。「お兄さん達にはこれからそこで生活してもらうね、命までは奪わないけどその代わりに人間の生態って物を観察記録するくらいの役にはたってくれるよね?」探索者達ロスト
○勝利→『そっか、、うん、、まだ力が足りなかったか、、、今回は手を引くよ。でも僕はまだ諦めない、なぜなら君達人類を救うのが僕の使命なのだから。例え人類自身に拒まれても、、僕は必ず成し遂げる」
そう言って彼は消え、次の瞬間君達は船の上に戻っている。客達の記憶は残っておらず、あの事件を知っているのは貴方達だけ。
それ以来メアリー号のような事件は起きなかったという。シナリオクリア。
○説得(半分)+RP成功→少年は探索者達の説得に納得し、乗客達の解放を約束する。
【ヨグ・ソトースの落とし子の連絡先】を手に入れる。
※ねをんぬがKPをしている各シナリオに限り一度だけ使用可能。彼の知識と知能を生かし一つだけ現状から得られるヒントをくれる。

報酬
SAN回復+1d6
少年を攻略する+1d6
娘に帽子を返し助ける+1d6
客達を全員助ける+1d6

【裏話】
○少年
彼はヨグ・ソトースの息子でありながらも優秀な才能を持つ特殊存在であるが、その何より特殊な物は精神力である。その神格染みた精神力は何者の精神的介入をも許さず、彼を感情で説得することは不可能である。
また、ヨグ・ソトースの息子特有の肉体の変形も背中の部位にしか現れておらず質量保存の法則を無視した縮小拡大を行うことができる。
ガムを噛んでいるのはヨグ・ソトースの息子は何かを食べている時にしか不可視化が解けないため。(諸説あり)
時の止まった世界に居る為に肉体的成長(翼からの侵食)は止まっているが神話生物からの影響もあり呪文を複数覚えている。その為KPは追加であり得る範囲内での呪文を彼に覚えさせていてもよい。
また彼は天使による加護を受けている節があり、類稀なる幸運に翼のみというヨグ・ソトースの息子にしては不自然な変形、また彼が好んでよく使う<<熾天使の栄光>>の呪文。
彼の自分こそが神から遣わされた人類の救世主である、という考えはあながち間違っていないかもしれない。
ちなみに今回探索者達を残した理由は
・遊んでくれた→共感してくれる人かもしれない
・遊んでくれない→ムカついたから
とかそんな適当な感じでいいんじゃなかろうか。
天才の考えることが私達凡人に理解できるわけがないだろいい加減にしろ!
【船長】
筋肉隆々のマッチョな老人。趣味はパンを焼くこと。何年も前に妻と娘が自身が出航中に事故により即死してしまい心に大きな傷を負う。それから数年抜け殻のように過ごしていた彼だったがある日夢の中で妻と娘が現れ、「お父さんは船に乗っている時が一番格好良いんだよ、だからもう一度船に乗ってる姿を私達に見せて。お母さんと一緒にいつも応援してるから」と言われたことで復帰した。
彼は今日も一人の漢として、一人の父親として、一人の船乗りとして海を駆ける。

 

「この身は愛しき我が家族の為に」

【背景】
戦争資料館に一人の老婆と孫娘が来ていた。老婆は自身の兄を特攻隊への志願により亡くしていた。老婆はもう一度兄に会いたいと、何十年も前から思っていた。
そんな彼女や資料を見、興味を持ったニャルラトホテプは過去へ帰るついでに彼女が死ぬ直前の兄に出会った時、どの様な行動を起こすのか見ようと資料館一帯を過去の第二次世界大戦時のとある基地と繋げる。それは彼女がほんの出来心で、軽い気持ちで、暇つぶしに、日常的に行っている悪戯や好奇心の一つに過ぎなかった、、、が、繋がった筈の世界は何者かの介入により悲劇的に変貌していた。
また、偶然にも資料館に居合わせていた探索者達もこの異質な世界に飲み込まれてしまう。
そして肝心のニャルラトホテプは自身の魔力を完全に失ってしまっていた。
【私的ニャルラトホテプの設定】
私卓でのニャルラトホテプは自身のこれまでの行いを偶然と好奇心によって持ってしまった人の心により恥じ、悔やんでいるという設定であることが多いが、彼女自身過去や未来に自由に行き来することができる為、まだ人の心を持つ前の彼女が未来に現れる可能性がある。
ニャルラトホテプによる被害の激しい時代もあれば全く触れられていない時代があるのも彼女の好む時代に偏りが生じている為と思われる。
故に彼女は無限に存在するので、同じ時代に同時に複数の彼女が現れることも不思議ではない。
彼女自身も同時に現れた自身に干渉することへの危険性は実体験と知識から十分に理解しており、どのようなことが起きようとも決して関わることはない。
というかそもそも彼女自身楽しみを減らさない、極力自分を見たくない、などの理由から未来への時間移動を自粛しており、それすら滅多な行動は起こさない。(過去への時間移動は歴史を変えても別の平行世界への分岐で済む為割と自重しない。それでも滅多なことは起こさないが)
そして行動を起こした後は必ず元の自分のいた世界線、時間、時代に帰ることを決めておりあくまで時代と共に生きている。
今回はとある事情から未来に飛んだ人の心を持つ前の彼女が帰る時についでに起こした偶然の出来事である。
そしてこの事件が彼女が人の心をもってしまうかどうかの分岐点でもある。
【真相】
魔力というものは古来からあるように人の負の感情から生まれる。それ故悲劇的な争いの絶えない近世ではより高濃度の魔力が大気に漂っている筈だが、実際にはそうなっていない。
それならば何処へそれは行ったのか。
世界の表側で作られた魔力は世界の裏側に集中し、人々の怨念、執念と共に渦巻いていた。
そしてニャルラトホテプは過去に空間を繋げる際、偶然にも?その裏側の世界を経由して繋げてしまう。
怨念の集合体はチャンスとばかりに彼女から膨大な魔力を奪い取る、全ての念が願う、ただ一つの悲願の為に。
?人之妖呑溜(ヒトノヨノタメ:人理救済装置)?
STRなし CONなし SIZ200
APPなし POWなし EDUなし
INTなし  DEX13 耐久なし MP計測不可
特殊:『魔力吸収』『不定形の怪物』『接触』
行動:『触手』『魔砲』
魔力吸収…周囲の空間、生物から強引に魔力を引き寄せ奪い取る。敵全体から毎ターンMP1ずつ吸収。
不定形の怪物…毎ターン2回攻撃。
触手70…触手のように魔力の霧を変形させてぶつけてMPに1d6のダメージ。
魔砲70…MPを合計で15吸収したターンの初めの行動でMPを15使用して発動。超高密度の極太魔力レーザー砲を照射。敵単体に3d6のダメージ+周囲の敵に1d6のダメージ。
接触するとMP1d6ダメージ
取り込まれるとMP1d6ダメージ+HP1d6ダメージ
SANチェック1d20/1d6

「古代から現世に至るまでの全人類の負の感情の塊。全長3km余りの虹色に暗く輝く非常に高濃度な魔力の塊であり、普通の人間ではその魔力を吸い込むだけで身体に悪影響を及ぼす。
また、雲の中央部分に超巨大な人形が胎児のように丸まっている影を見ることができる。丸まっているだけでも雲の1/3程の大きさがある。
本来は人の世から取り込んだ負の感情、魔力を使い人類を破滅から防衛するために作られた霊体兵器であったが、このままでは人類が永遠に救われることのない事を悟る。
防衛装置はより莫大な魔力を取り込み、人理救済を行おうとする。そして手始めに過去に空間を繋げようと試みたニャルラトホテプに介入した。
偶然迷い込んだ少女と老婆を魔力を求めて襲うが人の世を救う為に人を襲うことに矛盾が生じ一時的に停止する。
最終的に人の世を救う為の必要な犠牲と結論を出し老婆を取り込んだ後、探索者達を襲う。」

【推奨技能】
必須:戦闘技能
推奨:各種探索技能、歴史

【KPのコツ】
第二次世界大戦時代の人間が出てくるのでKPも楽しんでRPしよう。
好感度システムもあるので余裕があれば使ってみよう。
・時間制限を設ける。リアル時間で何時までにクリアできなかった場合ラスボスがあなた達を空間ごと喰らう。大体三、四時間を目安に多少余裕ができるように設定するとよい。
設定時間の20分前になったら祖母が取り込まれる。
【制限時間に達した時】
資料館全体が大きく揺らぎ、周囲の空間が割れ始める。
五回の幸運ロールを振る。
失敗した数×1d6のダメージを受ける。
生存した場合、資料館が崩れ、周囲に漆黒の空間と生存者、戦闘機、ニャルだけが残る。
☆戦闘開始
・ニャルは貴方達のことを完全に無視し、自身の身体を喰らいながら魔力に変換しつつ呪文を唱えている。2ターン後に唱え終わると空間から離脱する。もし彼女が攻撃を食らってしまうと狂乱しつつ周囲の魔力を無理やり剥がし、この空間ごと消し飛ばしてGAMEOVER。
・戦闘機に載って逃げるのもありだが、乗れるのは一人+SIZ9以下の人間一人だけ。
倉庫で修理に成功していると生存。
修理をしていないとスピードが上がらずGAMEOVER。
・戦闘する→GAMEOVER
【移動中の遭遇】
各キャラが場所を移動する移動際にKPは30%でロールをする。成功した場合1d2を振って出た数だけ人ならざる者が出現する。PL達がダレてきたら振らなくてもいいので盛り下がらない程度にしておこう。
【好感度システム】
本シナリオでは簡易的な好感度システムを取り入れてみた。好感度によってNPCの行動やエンドが変わるというものだ。大石に関する好感度の計算は各探索場所ごとに表記してはいるが、KPがPL達のRP次第で勝手に計算してもよい。
ちなみに今回は大石とニャルの好感度だけを採用したが他のNPCに関しても余裕があれば作ってアドリブしてもよい。
【特殊空間における作用】
MPの自動回復がされず、時間が経っても全く回復されない。その為MPがなくなるということは実質の戦闘不能でもある。
【導入】
とある戦争資料館に見学にやってきた貴方達。
時期的にも人が少なく、暇を持て余した館長さんが貴方達を案内してくれる。
第二次世界大戦中の資料が多く纏められており、それを館長さんが説明してくれているが、途中でお婆さんと小さな女の子を見かける。
館長さん曰く偶に来るそうだ。
そんなこんなで案内されていた貴方達だが、突然周囲の光景が捻じ曲がり、意識を失う。
意識を失った探索者達だが、軍服姿の若い男性が貴方達に呼び掛けてくる。
先程までの資料館はもう一つの施設と混ざったかのように意味の分からない空間に変貌していた。そしてその変貌した資料館内で突如現れた人ならざる者が起きたばかりの貴方達に襲いかかる。SANチェック1d3/1d6

大石 達也(おおいしたつや) 17歳 男
STR14 CON14 SIZ14
APP14 POW15 EDU10
INT17  DEX15 耐久14 MP15
SAN75 幸運75 知識50
アイデア85 刀75 回避50
拳銃70 聞き耳60 組み付き50
CCB<=75 SAN 
CCB<=75 幸運
CCB<=50 知識
CCB<=85 アイデア
CCB<=75 刀
CCB<=50 回避
CCB<=70 拳銃 
CCB<=60 聞き耳
CCB<=50 組み付き
・持ち物
軍刀、時計、文
「特攻隊として出撃する寸前の家族への文を書いている最中に今回の出来事に遭遇。」

人ならざる者
STR14 CON14 SIZ10
DEX10 耐久12
刀70:1d6+1d3 拳銃40 回避40
CCB<=40 回避
CCB<=70 刀
CCB<=40 拳銃
「人であるが人では無い。
一見普通の人間と変わらないが目が黒く本来黒の部分が赤色に変色している。第二次中の日本軍の服装をしている者が多い。
また、意思はないが意識はある。全てが救済装置の防衛を目的に行動するよう精神が改造されており、言葉は話せないものの本来の能力に近い力を発揮できる。
正体は人理救済装置の作り出した魔力の搾取を目的としたゾンビ。希望という抗体を全く失った人間が変質してしまうようになっており、舞台が戦争資料館ということで戦争の終わりを知り希望を失ってしまったものが多い為に今回はこのゾンビが非常に多い。稀に精神の強い者は意識が表面化してしまう場合もある。
戦闘)とは言ったものの一部ステータスが多少落ちている。が、非常に刀の扱いに長けており、戦闘技能はそこそこ高い。」

戦闘後に未来と過去の話をRPなどをしてみると面白いかもしれない。
好感度±1

【探索場所】
・資料室1
・作戦室(資料室2) 鍵
・資料室3
・館長室
・宿舎1 (部屋1)            鍵
・宿舎2 (部屋2)           鍵
・出撃準備中特攻機(倉庫)
・開かない扉(トイレ)

【地図上】→【実際】 
空間がねじ曲がっており、本来ある場所の部屋が別の所にある。実際に確認しなければどこにどの部屋があるのか分からない。
・資料室1→(部屋2)宿舎2
・資料室2(作戦室)→館長室 
・資料室3→開かない扉(トイレ)
・館長室→資料室1
・(部屋1)宿舎1→倉庫(出撃準備中特攻機)
・(部屋2)宿舎2→資料室2(作戦室2)
・倉庫→資料室3
・トイレ→(部屋1)宿舎1

【資料室1】
資料室の一つであるが、あちらこちらに恐らく過去の軍事基地の物が普通では有り得ない形で同化している。
資料は主に世界大戦の歴史についての物が多い。
○大石の行動
大石はこの部屋に入ってからずっと太平洋戦争での出来事を年度別に終わりまで書いてあるパネルを見ている。
・話しかける
「日本は、、本当に負けたのですね、、」
「私の、、私達の同胞の死は無駄だったのでしょうか、、」→以降会話
好感度±2
○目星
本棚と同化している机がある。
その引き出しを探すと拳銃が一丁見つかる。
○部屋を出る際に人ならざる者二体と戦闘

【作戦室(資料室2)】
資料室2と書いてあるプレートが貼ってある。しかし鍵がかかっているようで中に入ることができない。ちなみに蹴り壊そうとしてもなぜか壊すことはできない。
○資料室2の鍵を使う。
館長室にある資料室2の鍵を使っても、鍵が合わない。
目星)ドアノブの部分だけが資料室の物から別の材質の物となっていることに気がつく。ドアノブの部分だけ資料室では無い。
大石)大石に聞いてみると作戦室っぽい気がすると教えてくれる。
○作戦室の鍵を使う。
出撃準備中特攻機(倉庫)に落ちている作戦室の鍵を使うと中に入ることができる。

○作戦室内部
作戦室内部に入ると一人の女の子が泣いていることに気付く。その女の子は貴方達を見る度に抱き付いてくる。どうやらずっと真っ暗のこの部屋の中に閉じ込められていた様だ。
彼女は貴方達にお礼を言うとこの部屋を探索している時に見つけた「宿舎2の鍵」をくれる。
女の子の詳細は下記に。

○目星
円状の机の上に様々な資料が載っており、内容は普通の作戦案などである。
・追加で幸運or目星がクリった時
ある作戦案の隅の方に鉛筆で「霊体兵器」と書かれた跡があるのを見つける。
○「作戦室の中央の机の上にある蝋燭を左に2回転、押し込んだ後に右に3回転させてみろ。そこに行けば何か分かるはずだ」
突然作戦室中央の机とその周囲の床が沈み始め、5m程沈むと隠された通路が露わになった。

【作戦室・隠し部屋】
そこは先程より少し小さいがもう一つの作戦室と言ってよいような場所だった。本棚が壁のようになっており中央に一際豪奢な円卓がある。
円卓の上には多くの資料が載っており、大事な会議などはここで行われていたことが分かる。
○目星
資料には具体的な作戦案や未開発の新型兵器案などがある中、どこかオカルトチックな内容の資料も平気で混じっている。
・上の作戦室で「霊体装置」という文字を見ていた場合、「霊体装置探索案」という作戦案を見つける。
・日本語ロールor大石が読む
「もはやこの戦い、我々に勝ち目はない。絶えることのない米国の圧倒的な経済力に我々は目を疑うばかりだ。
民を護るために始めた戦いであったが結果的に民を苦しめる戦いになってしまった。
しかし諦める訳にはいかない。どのような手を使ってでも米国の植民地になるのを防がねばならない。
私はここに我々にとって最後の希望である、平安の時、我々の先祖が作り上げたとされる霊体装置の探索作戦を立案する。
絶対にそれは存在する。全基地へと通達せよ、我々は負ける訳にはいかんのだ」
○図書館「オカルト系、霊体装置について調べると明示した時」
「人之妖呑溜(何と読むのか分からない)」歴史or日本語-30
古めかしい書物であり、かなり昔の日本語で書かれているが、その癖かなり現代の事情についても書いてある謎の一冊。この本を適切な手段を施さず外部へ持ち出そうとすると瞬時に紛失してしまう。
ちなみに今回はその手段は開示されないので実質持ち出しは不可。破壊も不可。
正体は人理救済装置が完成された後の世で作成された記録装置。作成者は不明。
・平安の時代に完成されたとされる霊体装置。
・施工起源は大和の時とも邪馬の時とも言われる。
・争いの世に蔓延る霊力を掻き集め人の世を救済する呪術を発動する、というもの。
・事実世に蔓延る霊力は日の本の国を中心に大和の時代からより急激に減少しており存在は確実である。
・過去に数度発動され人理救済を行っており、最も有名なものではハレー彗星の尾を弾き飛ばしている。
○女の子の話
・どこにあるのかは知らなかったが、存在自体は知っていた。
・過去自分のような者が何度人の世を滅ぼそうとしても失敗した原因。
・人が昔のように魔術を容易に仕様できなくなった原因でもある。
・自分のように楽しみが無くなるから人の世が滅んで欲しくない者にとっては好都合だが、他の奴等から見たら憎悪の対象であり非常に上手く隠している。
○女の子の話を聞き終えた後に部屋の中央の机が弾け飛び、人ならざる者が現れる。
☆人ならざる者(特殊個体:防衛装置)☆
STR13 CON13 SIZ14
DEX16(19) 耐久15 MP50
特殊『魔術装甲5』『天才術師』『特殊呪術』
天才陰陽師…使用MPを増やす代わりに陰陽術の詠唱を必要としない。
・陰陽術-縛 99…先制で一度のみ使用、敵全体にこの戦闘中「DEX-3、回避-10状態」を付与。MP5使用。35
・陰陽術-召 70…悪鬼一体を召喚。一回限定。MP10使用。
・陰陽術-結 70…自身に遠距離武器無効の結界を張る。+魔術結界を5回復。MP5使用。
・陰陽術-緩 70…敵全体にこの戦闘中「与ダメ-1状態」を付与。MP5使用。
・陰陽術-炎 70…敵全体に1d6の火炎攻撃。MP10使用。
・陰陽術-終 残MP×5…絶命時に使用、自身を不定形の黒影に変化させ探索者全員に回避-20の攻撃。MP-2d6、SANチェック1d6+1d3のダメージ。全MP使用。
・陰陽術-撃 70…祈祷棒で殴りつける。敵単体に1d6の物理ダメージ。MP使用無し。
・陰陽術-避 50…頑張って避ける。MP使用無し。
CCB<=99 陰陽術-縛
CCB<=70 陰陽術-召
CCB<=70 陰陽術-結
CCB<=70 陰陽術-緩
CCB<=70 陰陽術-炎
CCB<=70 陰陽術-撃
CCB<=50 陰陽術-避
CCB<=?? 陰陽術-終
☆悪鬼☆
STR21 CON20 SIZ18
DEX12(15) 耐久20 装甲2
殴りつける60…棍棒で敵単体に1d6+1d6のダメージ。
受け流し(棍棒)60…棍棒で敵の攻撃を受け流す。
小炎弾60…口から小さな炎の球体を発射、敵単体に1d6のダメージ。
回避30…頑張って避ける。ピカチュウの様に上手くはいかない。
SANチェック1/1d6
CCB<=60 殴りつける
CCB<=60 受け流し(棍棒)
CCB<=60 小炎弾
CCB<=30 回避
勝利すると虹色に輝く開かずの間の鍵が落ちる。

() ??歳 女
STR10 CON11 SIZ9
APP16 POW??EDU??
INT??  DEX9 耐久10 MP01
SAN?? 幸運?? 知識?? アイデア??
心理学99
「非常に美人な女の子。印象としては強気で生意気だがどこかドジで弱虫なfgoの茨木童子みたいな娘。自身を神様だと言い張り探索者に人間如きが生意気だ!などと暴言を吐くが何故か付いてくる。
しかし時々冷たい表情を見せたり非常に核心を突いた事や、まるで考えを読んだかのような発言をする為油断ができない。
その正体は魔力を失ったニャルラトホテプである。普段は力を持つ余裕からカリスマ性や威圧感に溢れる彼女だが魔力を失い普段のような傾国の美女でなく普通の女の子に変身するのがやっとの上に、その辺の人間にすら勝てなくなってしまった為非常に弱気で怖がりになってしまっている、可愛い。
魔力の回復自体は元の世界に戻ればできるが、こちらの世界では魔力の回復が阻害されており、人間はおろか自分ですら元に戻らないらしい。
ちなみに彼女との関係が探索者達の運命を左右する。
※ちなみにこの状態で彼女を殺すとそのまますんなりと死ぬ……訳もなく、ラスボスの持っている膨大な魔力を無理矢理引き?がし吸収した後にエリア一帯ごと消し飛ばす。
自身の本当の意味での死を直前にし暴走した彼女は強大化した人理救済装置ですら歯が立たない。
GAME OVER」

【資料室3】
○進藤の行動
進藤はまたもや資料を見ている。資料は神風特攻隊の遺書や写真である。
大石or心理学or目星)大石がどこか驚いたような顔でそれを見ている。
大石はその文を自分が家族に向けてつい先程まで書いていたものであるという。
「私はやはり帰ってこれなかったのですね。」
「私には妹がいました、大事な妹です。私達にはもう父と母はいません。だからこそこうして志願するのも躊躇うものもありましたが、戦争に勝てなければどの道妹も助かりません。後悔はないですよ。」
好感度±2
・大石の遺書
「なつかしい静ちやん!おわかれの時がきました。 
兄ちやんはいよいよ出げきします。 
この手紙がとどくころは、沖なは(縄)の海に散つてゐます。 
思ひがけない父、母の死で、幼ない静ちやんを一人のこしていくのは、 
とてもかなしいのですが、ゆるして下さい。 

兄ちやんのかたみとして静ちやんの名であづけてゐたいうびん(郵便)通帳とハンコ、これは静ちやんが女学校に上るときにつかつて下さい。 
時計と軍刀も送ります。 
これも木下のをぢさんにたのんで、売つてお金にかへなさい。 

兄ちやんのかたみなどより、これからの静ちやんの人生のはうが大じなのです。 
もうプロペラがまはつてゐます。 
さあ、出げきです。 
では兄ちやんは征きます。 
泣くなよ静ちやん。がんばれ!」

【宿舎1】
大石が寝泊まりしていた部屋。
鍵がかかっている。鍵は大石は持っておらず、出て行く時に教官に渡してしまったという。
大石曰く「またこの部屋に帰ってくることになるとは思わなかった」
「ちなみに教官っていうのは
○目星
家族の写真が見つかる。両親らしき二人の男の子と女の子が一人ずつ写っている。
大石に聞くと男の子が自分で女の子が妹だと分かる。

【宿舎2】
鍵がかかっている。作戦室で女の子にもらえる。
宿舎1に先に探索者の誰かが大石と行っていると以下のイベントが発生。しかし行っていない場合は何も無し。
鍵を開けると体の欠損の少ない人ならざる者がいる。特殊個体であり、アホみたいに強い。
大石に聞くと自分の教官に非常に酷似していると言う。 また、教官は陸軍で最強を誇る人物だと言う。
部屋内は荒らされており、者や書物が片っ端からズタズタにされどれも既に読めそうな物も使えそうな物も見当たらない。

☆人ならざる者(特殊個体:教官)☆
STR18 CON18 SIZ16
POW18 APP12 DEX18 
耐久20 装甲2
特殊:『超人』『精神抵抗』『震脚』
超人…陸軍最強の武人、耐久と装甲を補正。
・震脚80…毎ターン先制使用。内臓を揺らす様な強烈な震脚。敵全体に精神攻撃。POW×5に失敗でこのターン行動不能。(回避、受け流しに-10)
・刀80…鬼神の如き一振り、敵単体に1d6+1d6のダメージ。
・拳90(武道90)…陸軍最強の武人の1突き、敵単体に2d3+1d6のダメージ。
・拳銃80…ターンの最初と最後に2発、別の目標に向けて1d10のダメージ。(使用頻度低め)
・組み付き80…何人の訓練兵が彼に投げられてきただろうか。一度捕まったが最後、逃れることはできない。
・回避80…銃弾の雨を掻い潜り敵軍をたった一人で壊滅させたと言われる彼の回避術。
・精神抵抗40…毎ターン終了時にロール。成功すると彼自身の精神抵抗により次ターン自身に全技能-30の補正。精神抵抗は補正を受けない。
CCB<=80 震脚
CCB<=80 刀
CCB<=90 拳(武道)
CCB<=80 拳銃
CCB<=80 組み付き
CCB<=80 回避
CCB<=40 ??
教官を倒すと少しの間教官が意識を取り戻す。
教官はあなた達に宿舎1の鍵を渡し、
「作戦室の中央の机の上にある蝋燭を左に2回転、
押し込んだ後に右に3回転させてみろ。
そこに行けば何か分かるはずだ」と教えてくれる。

【廊下】教官を倒した後+開始2?3時間後(ダレてきたら)
○聞き耳
宿舎1の方から女の子の悲鳴と大きな物音、唸り声が聞こえる。
五分以内に宿舎1に辿り着かなければ女の子は殺されてしまう。
しかし宿舎1は空間がねじ曲がった影響で隣の部屋には無い。
行く間に人ならざる者を1体出すと面白いかもしれない。
・宿舎1に着くと小さな女の子が人ならざる者特殊個体に襲われている?

人ならざる者(特殊個体:兵士)
STR14 CON14 SIZ10
DEX10 耐久12 
特殊:『魔人』『暴走』『魔術装甲15』
(魔人…体内で暴走した超高濃度の魔力により様々な魔術が無限に発動している個体。
詠唱が要らないというか勝手に発動してるので魔術による対象を自身で選ぶことができず、自身に攻撃してしまう可能性もある。
ターン毎に一定確率で吹き飛ぶ。
パルプンテの中身の魔術は好きなものを入れていいと思う。)
回避しない(する余裕が無い)
魔術装甲:15
DEX関係無しで毎ターンの始めと終わりに一回ずつ発動。
パルプンテ…1d10でランダムな呪文をランダムな対象に発動。(邪神の招来は行えないが他の生物はできる。)
1:完全 対象のPOWをランダムなステータスに1d6移す
2:野獣の招来 失敗
3:肉体の保護 魔術装甲+1d6
4:破壊 50%で対象を現実時間で10分行動不能状態にする。SANチェック1/1d6+1
5:炎の外瘻 4d4ラウンド炎に纏われ浮かび上がり高速移動する。敵の命中率-20+当たると的にも1d8ダメージ。また、今後先制の呪文代わりに「体当たり60:1d8ダメ」をする。自分は+1d4ダメージ。SANチェック1/1d3。
6:魅惑 対象を自身に魅惑させ、一時的に服従させる。
7:幽体の剃刀 目に見えるものに回避不能の1d3ダメージ
8:門の創造 突然ランダムな場所につなげる門を作り出す。
9:精神転移 二つの対象の精神を現実時間で15分入れ替える。
10:恐怖の注入 SANチェック0/1d6
暴走20% (毎ターン終了時強制ロール)
自身に10d10ダメージ+周囲に1d6の回避-20攻撃。
CCB<=20 ??
女の子
(資料館におばあちゃんと来ていた女の子。両親は亡くなっており、おばあちゃんと二人で暮らしている。こちらの世界に来た時に何もない真っ暗な空間におばあちゃんと一緒に飛ばされており、突如虹色の大きなクラゲに襲われたと証言する。おばあちゃんが逃げ遅れてしまい、彼女だけがここへ戻り歩いていたら襲われてしまったらしい。
大石が妹と見間違う程に妹と似ているらしい。)

【出撃準備中特攻機(倉庫)】
出撃準備中の特攻機が倉庫の中に入っている。大石が乗るはずだった特攻機のようだ。
○機械修理、重機械操作など
戦闘機の一部に不備が見られるのが分かる。このままでは恐らくエンジンの出力が上手く上がらずスピードが出ないだろう。
直す→エンド分岐
○目星
工具が多くある。

【開かずの間(トイレ)】
扉が暗い虹色に変色しており、鍵がかかっている。女の子がパーティにいる場合、おばあちゃんはこの中に居ると教えてくれる。
○鍵を開ける
入る直前にニャルさんが最も好感度の高い(5以上)の人間に話しかけてくる。
・恐らくこの先に例の霊体装置がある。
・それ自体がどんな物なのかは分からないが、恐らく自分の力を奪ったのはそれだろう。
・そのまま探索者達だけで倒せるのならそれでいいが、自分の力を手に入れたあれがどれほどの脅威を持っているかは分からない。
・もし勝てそうにない場合は今から教える呪文を使って奴から魔力を掻き集めて(具体的にはMP30を)私に渡せ、それを使って一瞬で全員まとめて離脱する。
「魔力の流出」の呪文を手に入れる。
「魔力の流出…オリジナルの呪文。探索者はこの呪文を持って帰ることが出来ない。MP3を使って使用。対象1のMPの(1/1d6)-1を対象2に流出させる。今回のボスのMPは実質無限であるが50として計算してもらいたい。」
○中に入る
中に入ると制限時間内ならば真っ暗な空間の中にお婆さんが一人倒れているのが分かる。
そして貴方達の上空に中央に人形の影を持った虹色に輝く超巨大な雲のような物があることに気が付く。
そしてその雲は形を歪に変えながら幾億もの悲鳴や絶叫などが入り混じった凄まじい咆哮を上げて貴方達に襲いかかってきた。
○戦闘開始
どう頑張っても勝つことはできない。
ニャルに言われた通りに行動するのが一番無難である。
しかしここでニャルがこのようなことを言う。
・あれが暴走している様に見える。
・このまま帰ってもいいが、あれをこのままにしておいたら正常に働かないか、とんでもないことをしでかしそうだ。
・帰るか、ダメ元であれを直してみるか、それは君達の判断に任せるよ。ヤバくなったら自分だけでも帰るし。
↓直すといった場合
・霊体装置と言っても人間が作った以上、触媒にした物がこの空間の何処かにあるはず。それをどうにかするしかない。
○探す
幸運-60でロール。
目星、聞き耳、アイデア、隠すなどの納得できる技能で成功する度に+10
○全身に文字の書かれたミイラの様ものが浮いているのを見つける。SANチェック1/1d3
ニャル
「それに触れて、精神力をぶつけろ。
気が触れた奴を起こすにはぶん殴るのが一番だ。」
○精神力をぶつける。
SAN値を1d3減らしてPOW18と対抗ロール。
何度挑戦してもいいが戦闘は続いている。
また、失敗する度に+5%してよい。
○成功
成功すると上空の雲が怪しく蠢いた後耳が割れるような悲鳴を上げて爆発霧散する。 
SANチェック1/1d3 MP全回復(MPを失い意識を落とした者も起きる)
ニャル
「うん、お疲れ。
それでは今度は力を取り戻した私と第二ラウンドの始まりだ、、、と言いたい所だけど、
ま、ここまで助けてくれた恩人達だし今回は素直に約束を守るよ。
ほら、目を閉じて。」
○大石について(好感度が10未満orお婆ちゃんが妹であると知らない)
大石が人ならざる者に変化し襲ってくる。
ニャルは言う、「ゾンビ化する条件はきっとこの空間で希望を失った者達だ。だから今回は人ならざる者が多かった、なにせここは戦争資料館だからね、戦争の末路が残っている。そして彼もまたそうだ。上官も仲間も基地も失い、戦争の末路も知った、こうして生き抜いた先にも彼には何も残っていない。君達が必死で掴んだ希望も、彼にとっては希望じゃなかったんだよ。」
○大石について(好感度が10未満かつお婆ちゃんが妹であると知っている、人理救済装置を無視してニャルの力で帰ってくる。)
共に現代に帰ってくる。妹と暮らしていくといい、別れる。
数年後、彼が自殺したことを聞く。いつも優しく笑っていた彼が何故自殺したのかは分からない。聡明な彼にだけしか分からない悩みがあったのだろう。結局貴方達は彼を救うことができなかった。
○大石について(好感度が10以上かつお婆ちゃんが妹であると知っている。)
大石は現代ではなく過去に帰りたいという。
「戻ってもどうせ死ぬ。しかし、その死に意味があるのかもしれない。自分の死が、もしかしたら妹の、妹の娘や孫達の幸せに繋がっているかもしれない。正直死ぬのは怖かった、でももう何も恐れるものは無い、こんなにシワだらけになるまで妹は生きていける、それだけで自分は十分だ。自分の死は、この命は、私の身は、愛しい家族の為にあるのだから。」
そう言って彼は倉庫の特攻機の下へ笑って行ってしまう。
・特攻機を修理していた場合。
倉庫の壁が開き、大石が特攻機と共に飛び立つ。真っ暗な空間に突如向こう側に青空の見える穴が開き、彼はそこから旅立っていく。
・特攻機を修理していない場合。
倉庫の壁が開き、大石が特攻機と共に飛び立つ。真っ暗な空間に突如向こう側に青空の見える穴が開き、彼はそこから旅立とうとしたが高度が足りずそのまま漆黒の彼方へ飛んで行ってしまう。
後日元の世界に帰ってきた貴方達は近くの山に第二次世界大戦中に使用されていた特攻機が墜落し炎上、爆発したというニュースを見る。
○元の世界に
ニャル様の力で全員が元の現代に戻ってくる。
・ニャル様の好感度が10以上
元の世界に帰る間際にニャル様がご褒美をくれる。次の中から一つを選べる。+SAN回復1d6
1.「無欠の投擲」の呪文の取得。
2.最大MP+3増加。
3.邪眼をかけてもらう。
・ニャル様の好感度が1?9
元の世界に帰る間際にニャル様がちょっとしたご褒美をくれる。SAN値+1d6
・ニャル様の好感度が0
特に何も無し。
・ニャル様の好感度が-1?-9
元の世界に帰る間際にちょっぴりニャル様が真の姿を見せてくる。SANチェック1d6/1d20
・ニャル様の好感度が-10以上
元の世界に帰る間際にガッツリニャル様が真の姿を見せてくる。SANチェック1d20/1d100

クリア報酬
基本:SAN回復1d6
大石が過去に戻る:SAN回復1d6