● 「別人格で始まる第二の人生」プロローグ第2話【趣味、作家より。】

 

 

前回第1話はこちらから
● プロローグ第1話「本業作家、趣味作家。」

 

 

● プロローグ第2話「別人格で始まる第二の人生」

 

 

これまで

原稿の締め切りに追われながら

世のため人のために

文章を書き続けてきた。

 

それにも、

少し疲れた。

 

 

趣味で、気ままに、

文章を書けたならば、

どれほど楽だろう。

 

そう思ったことは、

一度や二度ではない。

 

 

その素直な気持ちを、

今までなかったことにしていた。

 

『趣味、作家。』

 

このタイトルを書いただけで、

心が安らいでいくのがわかる。

 

 

「そうか・・・。

生まれ変わったつもりで、

別人格を作ってもいいかもしれない。」

 

 

私は元々作家としては、

それなりの実績を挙げていた。

 

しかし、

今強烈に書きたいのは、

心赴く文章である。

 

それは一重に、

商業出版には向いていない発想だ。

 

 

作家で食べていくためには、

売れるものを書く必要がある。

 

 

売れるものを

書くということは。

 

世の中が求めているものを

無心で書くということだ。

 

 

だが、

今私が心からやりたいことは。

 

「自分が求めるものを書く」

 

という、究極のエゴである。

 

 

一周まわって

辿り着いた境地が

エゴを丸出しにするという結論。

 

笑えない結末だが、

それも悪くないかもしれない。

 

 

「いっそ、

今までの経歴を手放して。

0から気ままにやるか。」

 

 

ふと目の前を見ると、

澄み切った川に光が乱反射していた。

 

それを眺めていると。

 

ついさっきまで存在していた

あの不純物のような感情が

既になくなっていることに気づく。

 

 

水に流すとは、

よく言ったものだ。

 

やはり、

流れを止めてはいけない。

 

欲求を心に溜めていては、

腐敗して残り続けるだけだ。

 

 

出していこう。

 

今まで溜めていたものを。

 

全て、この現実世界に、

剥き出しにしていこう。

 

 

言葉にできなかった

私の心の声たち。

 

形にしたくても理性で封印してきた

インスピレーションの数々。

 

売れないことは、

分かりきっているが、

どうしても書きたかった作品たち。

 

その全てを、

心赴くままに書いてみよう。

 

 

●次回、プロローグ第3話「一瞬の閃きで変わる人生の流れ」に続く

 

 

・・・

 

今回のストーリーの全容は

『趣味、作家。』: 第1巻(AmazonKindle電子書籍限定バージョン)

 
 
 
 
 
 

 

で、ご覧いただけます。

 

 

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趣味作家newmoonより

 

 

● 「本業作家、趣味作家。」プロローグ第1話【趣味、作家より。】

 

 

 

趣味作家newoonとして

2022年12月25日にデビューし

その第1作目としてリリースした

ありのままのストーリーを描く Kindle本。

 

『趣味、作家。』: 第1巻(AmazonKindle電子書籍限定バージョン)

 

 

改めてこのブログを

9月からリニューアルしていく上で逆に

 

「趣味作家newmoonとしての原点」

 

を、新たに訪問頂く方々にも、

知っていただける機会を作る意味も込めて。

 

 

今日から何回かに分けて

趣味作家newmoon誕生秘話となる

第1作目の書籍内容の一部を

アメブロでお届けしていきます。

 

 

 

● プロローグ第1話「本業作家、趣味作家。」

 

 

文章を生業にする。

 

それが、作家だ。

 

 

紡いでいく言葉は、

知識だけでは補えない。

 

生きることが、書くこと。

 

 

全ての経験と、

あらゆるコミュニケーションが、

生きた文章の糧になる。

 

 

気がつけば、

作家という生き方をして、

10年が経っている。

 

この期間は、

生き急いでいるように、

書くことに没頭していた。

 

 

ふと、

立ち止まってみると。

 

なぜか、

空虚感に襲われる。

 

 

何のために、書いてきたのか。

 

誰のために、書いてきたのか。

 

このまま、書くことを続けたいのか。

 

 

悩みとは

立ち止まることで、

洪水のように押し寄せてくる。

 

そういえば誰かが、

こんな言葉を話していた。

 

 

「暇な人間が、悩むものだ。」

 

 

忙しく過ごしていると、

悩む時間さえ持てないのかもしれない。

 

 

私は、

悩みがない人間だと

思い込んでいた。

 

だが、

それは違っていた。

 

 

それほど

強い人間ではない。

 

今思うと、

悩む隙を自分に

与えてこなかっただけだ。

 

 

これまでの環境を離れ、

自分に時間を与えたことで。

 

パンドラの箱を開けたように

醜悪な感情と煩悩に襲われる。

 

 

そして、

気づいてしまったことがある。

 

 

全ての柵から

解放されて。

 

自由気ままに

文章を書きたいという欲求に。

 

これは

3ヶ月ほど悩んだ末に、

辿り着いた結論だった。

 

 

「心赴くままに、

文章を書き続けたい。

 

そして、純粋に書くことで。

どこまで価値が最大化されるか追求したい、な・・・。」

 

私の内側にあった、

素直な欲求がそう叫んでいた。

 

 

人間誰しも

何かを始めることは簡単だ。

 

だが、

長年築き上げたものを

一気に手放すことには。

 

大いなる勇気と、

莫大なエネルギーがいる。

 

しかし、

未来を切り開く上で

決めて断ち切ることも重要だ。

 

 

私は深呼吸して、

空を見上げた。

 

 

「ふーーーっ・・・。」

 

 

今日は快晴だ。

 

川沿いで

おにぎりを食べながら

澄み切った冬の青空を

写真におさめてみる。

 

そのすぐ後に

カバンからパソコンを取り出し

おもむろに文章を書き始めた。

 

 

そして、

ふいに脳内に降りてきた

作品のタイトルを打ち込む。

 

『趣味、作家。』

 

と。

 

 

・・・

 

●次回、プロローグ第2話「別人格で始まる第二の人生」に続く

 

・・・

 

今回のストーリーの全容は

『趣味、作家。』: 第1巻(AmazonKindle電子書籍限定バージョン)

 
 
 
 
 
 

 

で、ご覧いただけます。

 

 

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趣味作家newmoonより

 

 

● 「趣味作家newmoon」公式アメブロリニューアル

 

 

 

9月に入り

今年も残すところ

4ヶ月を切っている。

 

昨年の12月25日に

趣味作家newmoonとしての活動を開始し

あと3ヶ月少しで1周年を迎える。

 

その残りのラストスパートで

少し運営メディアを

整理していくことにした。

 

 

元々、noteやyoutube、TikTokなどの

チャンネルをいくつか開設していたが

そのどれもを効果的には活用しきれずにいた。

 

それもあって

これからは各運営メディアを

よりシンプルにまとめよう。

 

 

まずはこのアメブロも、

noteと同じ記事を転載する形で

これまでは執筆していたが。

 

これからは

執筆してきた小説や

これから執筆する小説の情報を

主に情報配信していくように

リニューアルをする。

 

 

そこを踏まえて

各メディアを連携させていくため

アメーバオウンドで公式サイトを新設をした。

 

 

 

これまで形にしていた

各運営メディアはこちら。

 

【趣味作家newmoonその他のメディア】

・趣味作家newmoon公式note

・趣味作家newmoon公式TikTok

・趣味作家公式standFM

・趣味作家newmoon公式youtube
 

 

ここからまた

新たな展開として

情報更新していこう。

 

 

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趣味作家newmoonより

 

⚫️趣味作家newmoonの直近作品一覧