何度も書いているが、現在、北部訓練場のヘリパッド建設を阻止するため、僕たちはN1地区ヘリパッドやH地区ヘリパッド、N1地区ヘリパッドからH地区ヘリパッドに続く道(通称モノレールルート)にて阻止行動をしている。
ヘリパッド建設区域に行くためには、山道を片道約一時間かけて登らなければならない。
やんばるの森は険しく、雨が降るため滑りやすい。
* この山道は、マングース駆除業者がマングースを捕獲するために作った山道だ。
ヘリパッド建設区域で阻止行動をする人は、体力と気力がないと無理である。何故ならヘリパッド建設区域で阻止行動をする人は怪我などをしても自己責任だからだ。
途中で体力がなくなったり、怪我などをされると他の人に迷惑がかかるので、何度も云うようだが体力と気力がない人にはお勧め出来ない。
山道を登り切ると、モノレールルートに出る。
しかし、そこには防衛局員や警備員、機動隊がいる。特に防衛局員がズラリと並び、道を通らせないようにしている。
モノレールルートを右に行くとH地区ヘリパッド、左に行くとN1地区ヘリパッドに行ける。
毎日、何処で座り込みをするのかは当日、山を登ってから決めるため、ベテランの指示を聞かないとダメだ。
今日は、N1地区ヘリパッドとモノレールルートの二班に分かれて阻止行動しした。
モノレールルートの班は、機動隊が続々と応援にやってきたため、阻止行動は殆ど出来なかった。
撤退を決めた理由はもう一つあった。
N1で阻止行動していた班が、機動隊(大阪府警)に囲まれ、拘束されているとの連絡があったのだ。
モノレールルート班は、山を降りてN1表ゲート前に向かった。
30分位、N1表ゲート前にいる間、ショベルカーを積んだトレーラー1台とワイヤーメッシュを積んだユニック車が搬入された。
先日の琉球新報の記事http://ryukyushimpo.jp/news/entry-366092.html?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter に載っていたが、安倍政権が「沖縄県民の気持ちに寄り添う」などと云っておいて、ヘリパッド建設区域での阻止行動に対し、刑事特別法で逮捕するとの記事があった。しかも、警察ではなく、防衛局員や警備員に逮捕権を与え、私人逮捕させると云う全く馬鹿げた話である。
こんなことがまかり通るなら、米兵が基地以外で犯罪を犯し、基地内に逃げ込んで日本の法律で罰せられなかった事件はどう対応するのか?
仮に、刑事特別法で僕たちを私人逮捕するならば、今まで基地以外で犯罪を犯してきた米兵たちにも、私人逮捕して日本の法律で裁かないと筋が通らないだろうし、沖縄県民に反感を買う行為だ。
最後に。冒頭で山道は険しいので、体力と気力がないと無理だと書いたが、山道を登っていくと、凄く癒されるやんばるの森の自然豊かな景色が見える。
反差別集団 男組 高橋直輝
Mail : themenfolk2013@gmail.com
Twitter : @newmenfolk2013