4月17日14時、男組メンバー10数名が新大久保に集結、22日金曜日と直前にせまった「ウルボ」上映会の宣伝活動を行った。
(映画「ウルボ」詳細については当ブログ4月12日の記事をご覧いただきたい。)

まずは3,4人づつ4班に分かれ、大久保通り、職安通りなどエリアを分担、韓国料理や韓国雑貨店などに置きチラシを頼んで回ることにする。筆者は宣伝なら目立たねば、とチマチョゴリを着て臨むことにした。



私のグループには今回の上映主催者であるナムさんがいらっしゃったので、料理店などをのぞいてはチラシを見せ韓国語でやりとり。スムーズこの上ない。大手のチェーン店などは上の許可がないと・・・と断られることもあったが、基本個人経営の多い大久保、ほとんどの店が受け取ってくれた。もちろん日本語オンリーのメンバーもがんばりました。



 雨が上がりで人通りも多く、せっかくなので道行く人にも声をかけチラシをお配りする。
2時間程度と見ていたが、約1時間で400枚のチラシを配布。受け取ってくださった方の反応も上々で、上映に向けての手ごたえを感じられた。すでにほぼチケットははけているので当日は満員まちがいないだろう。前売り券わずかですのでお申し込みはお早目にお願いたします。

余談だが、「チョゴリを着ていく」と事前に申し出たところ、「道中で嫌がらせなどにあうかもしれない。男組の護衛をつける」と言われ、最寄り駅から大久保に着くまで付き添っていただいた。正直不安な気持ちはあったのでありがたかったが、民族衣装を着て町に安心して出られないなんて・・・とあらためてヘイトの深刻さを思い知った。この国はやはりおかしい。

そして大久保をチョゴリで歩いた。私自身は新参者で、カウンターがこの町で壮絶な闘いをしていた時代を知らない。でもくり返し桜井が「お散歩」している動画を見た。そのイケメン通りをチョゴリで歩いた。日曜日の雨あがり、たくさんの人が楽しそうに買い物や食事をしている。「お散歩」の映像がフラッシュバックする。でも今日は平和。何も起こらない。チョゴリを着ている高揚感もあり、最初の緊張感がとれるとただただ楽しい街歩きだった。

すべてここで闘ってきた先輩カウンターたちのおかげだと思った。ほんの数年前、プラカをあげ、トラメガで叫び、路上に身を投げ出した人たち。その血のにじむような町で、今日は見てほしい映画の話ができた。
 まだまだ深刻なことはたくさんあるけれど、世界は変わるし変えられる。それも感じられた一日だった。


「ウルボ」東京上映会は4月22日(金)に練馬文化センター大ホールにて、
http://eplus.jp/sys/T1U14P0010163P0108P002185182P0050001P006001P0030001
⬆︎ チケット予約や映画情報はこちらから。
ぜひお越しください。

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