私も入院中は本当にインターネットを通していろいろ調べました。
どういう治療がいいのか、完治はするのか。
お医者様は、私にこう言いました。
完全麻痺の最低ランクです。
もう、一生歩けることはありません。
車椅子で生活していく為のリハビリをしていきましょう。
はい、わかりました。
なんか、言えなくて。
なんで、歩くリハビリじゃないの?
その時の自分の気持ちは一生忘れることはできません。
ベットの上で、全く他人の足みたいな自分の足を見続けて、動け動けって毎日ひたすら念じながら指先と足首を動かすイメージをしていました。

1ヵ月後・・・
右の親指が一瞬ピクッ!!!!!!!!!
え!?!?
動いた!?!?!?!?
でも、気のせいだったみたいで、その日は何度か続けました。
すると、ちょっとずつ意識と共に、反応してくるようになりました。
嬉しすぎて、ひたすら繰返し続けました。
私は、とりあえず車の運転だけでもしたいと思い、右足ばっかり動かし続けました。
正直、こうなったら右足だけでいいと思っている部分もありました。
どんどん言う事を聞いてくれる右足と、まだ全然ピクリともしない左足。。。。
ふと、忘れていた左足の親指に動けって念じました。
無理でした。
でも、右がいけたから左もいける。
続けてみました。
それから20日後・・・
ついに左の親指が、ピクリッ!!!!!!!
やったーーーーーーー!!!!!!!!
ただそれだけでした。
今となっては、同時に愛情を降り注いでおけば良かったと思っています。
左右差がすごいので。
お医者様も驚きすぎて、言葉が出ていませんでした。
お医者様もきっと未知の世界なんだと思います。
自分の体は自分が一番知っている。
どんだけどん底に突き落とされても、這い上がってこれる。
そんな体と付き合ってきたはずなんやから。
私が入院中、受傷2年の完全麻痺の車椅子の方でも、両方に杖をついて歩いてリハビリしている方もいらっしゃいました。
少しずつ距離も伸びていました。
他にも、同じ病室だった方も、手すりを持ちながら歩くリハビリもしていました。
うまく言う事を聞かない体で、力も入らなくて、キツイと思いますが、あきらめないこと
大切だと思いました。
少しでもここを通して、何か伝えれたら、と思います。
