何せニャ~ンなもんだから、いつともなく、気まま~にやって来て我が家の軒下で横になっている。
いつも手ぶらなんだけど
我が家に荷物はないのか、黒猫ニャン太郎よ。
昨日、気付いたら来ていて、網戸越しに父ちゃんがかまっていた。
「にゃー、 おぃ、にゃー」
(必ず、にゃーなのよね。名前が分からんから。)
黄色い目。最初は遠目に「あぁっ
」みたいいな反応だったけど、網戸に近付いて来たら黒目がでかくなった。細身で若そうなニャン太郎。
居着かれたら困る~と思いつつ、我が家の貴重な食材、「しらす」をひとつまみ、父ちゃんが網戸を開けて差し出した。
ニャン太郎は鼻でにおいを嗅ぐものの、父ちゃんが口元に運んでやっても食べず、コンクリートの上に置いてみた。
素知らぬ顔で立ち去ろうとしてるような…
「あ、それ好きじゃないんで、さいなら」みたいな。
伸びてみたり、コンクリートの上でごろりとしてみたり。
律義にも、「しょうがないねぇ…」と立ち上がってしらすの周りを一回りしてからまたクンクンしたけど、結局食べずに プイっと 黒い魔性のシッポをくゆらせて、となりの部屋の軒下に座っていた。また黄色い目が光っていた。
それから暗くなり、私達は買い物に出掛けたのだけど、今朝、しらすは無くなっていた。
ニャン太郎が戻ってきていたのか、はたまた風か… 風に舞うしらす…または、誰かに届けた…
果たしてニャン太郎は雄なのか雌なのか…
全くもって我が家に来た意図も、雄か雌かさえ分からなかったニャン太郎。
少なくとも、「寄り付きたくないほど、プラックなオーラが立ち込めた部屋」ではなかったのだと、ノラの第六感からそう感じたのだと、教えてくれぃ。
いつも手ぶらなんだけど

我が家に荷物はないのか、黒猫ニャン太郎よ。
昨日、気付いたら来ていて、網戸越しに父ちゃんがかまっていた。
「にゃー、 おぃ、にゃー」
(必ず、にゃーなのよね。名前が分からんから。)
黄色い目。最初は遠目に「あぁっ
」みたいいな反応だったけど、網戸に近付いて来たら黒目がでかくなった。細身で若そうなニャン太郎。居着かれたら困る~と思いつつ、我が家の貴重な食材、「しらす」をひとつまみ、父ちゃんが網戸を開けて差し出した。
ニャン太郎は鼻でにおいを嗅ぐものの、父ちゃんが口元に運んでやっても食べず、コンクリートの上に置いてみた。
素知らぬ顔で立ち去ろうとしてるような…
「あ、それ好きじゃないんで、さいなら」みたいな。
伸びてみたり、コンクリートの上でごろりとしてみたり。
律義にも、「しょうがないねぇ…」と立ち上がってしらすの周りを一回りしてからまたクンクンしたけど、結局食べずに プイっと 黒い魔性のシッポをくゆらせて、となりの部屋の軒下に座っていた。また黄色い目が光っていた。
それから暗くなり、私達は買い物に出掛けたのだけど、今朝、しらすは無くなっていた。
ニャン太郎が戻ってきていたのか、はたまた風か… 風に舞うしらす…または、誰かに届けた…
果たしてニャン太郎は雄なのか雌なのか…
全くもって我が家に来た意図も、雄か雌かさえ分からなかったニャン太郎。
少なくとも、「寄り付きたくないほど、プラックなオーラが立ち込めた部屋」ではなかったのだと、ノラの第六感からそう感じたのだと、教えてくれぃ。


前に

してる私が奮発して買いました。
、「季節のショート」と答えてくれました。
