沖縄の林道を歩いていた時に見つけた
オキナワハンミョウの写真です。
本土に住んでいるハンミョウ(ナミハンミョウ)に比べて
前胸が細く金属光沢が強いので、
別モノとされているそうです。
さてハンミョウには思い出があります。
子供の頃、実家の庭でニワハンミョウという
暗銅色で余り美しくない小型のタイプをとらえたことはあったのですが
それ以降出会うことが無く、実際20年間位は
ハンミョウの存在を忘れていました。
しかしそんな中
美しい本家ハンミョウに初めて出会ったのが
6年ほど前のことです。
ボクは四国の香川県観音寺市の
細い山道を歩いていました。
するとキラキラと綺麗なハネをもつ小さな虫が
ボクの足元にいました。
その虫はボクが近づくと、フワッと飛び立ち
5mくらい先の道の真ん中に降り立ちます。
そしてまた近づくと飛び立ち、
ボクの進行方向の道先へまた逃げます。
ずっとその繰り返しが続きました。
変な虫だな、ちょっと脇の草の中へ逃げ込めば良いのに、
なぜ前へ前へとボクの向かう方向へ逃げるのだろう?
と思った時
ボクの脳裏に、子供の頃の愛読書『昆虫図鑑』の
文章の一説が突然思い出されました。
『ハンミョウ・道標(ミチシルベ)・人が歩く方向に逃げる様が、
まるで道を教えてくれているように見えるので、
古人はミチシルベ・ミチオシエと呼んだ』
「おおっ!これがハンミョウ(ミチシルベ)かあ!」
ボクは歓喜のあまり、山の中一人大声で叫んでしまいました。
先へ先へ逃げるそのあまりにも特殊な習性から、
昆虫の名前を思い出した稀有な例です。
記憶がつながったその時は、非常に興奮し、
出会えた幸福感に包まれたことを覚えています。
話は戻ってオキナワハンミョウなのですが、
追いかけても先へ逃げず、横やら後ろに逃げてしまいました。
まっすぐ先へ逃げるのは
『ハンミョウ(ナミハンミョウ)』だけの特性なのでしょうか。
ちょっと気になります。