こんにちはヒツジ



前回の続き、水泳での重心について

今回もお伝えしていきたいと思いますにっこり




前回お伝えした重心を身体の前方に持っていくためのポイント。


横隔膜と骨盤底筋の機能を充分に働かせることで内臓を引き上げること。


そもそも肋骨(胸郭)の可動域が充分でない、

すなわち横隔膜の機能が低下している場合は

その機能を充分に果たせていません。


下三角四十肩、五十肩などの肩関節の可動域制限がある、または痛みがある

下三角呼吸が口呼吸になったり、いびきをかく

下三角猫背、ストレートネック

下三角肩や首の凝りや痛みがある

下三角尿もれや頻尿、腹圧がかかるとおしっこが漏れることがある



こんな方は一度横隔膜の機能改善のためのエクササイズ、呼吸エクササイズに取り組むと良いです。


呼吸筋の横隔膜が十分に機能していないと呼吸補助筋である首や肩周りの筋肉が代償し、過剰に働くことで首や肩周辺の痛みや凝りに繋がります。


また、

横隔膜の可動域が十分でないということは、

肋骨+胸椎+胸骨である胸郭の可動性が低下しているということ。


肩甲胸郭関節と肩鎖関節、肩関節を肩甲帯と呼びますが、

肩が上がりにくい、痛みを伴うということはこれらの関節のバランスが崩れているということです。


特に肩甲骨は胸郭の形状に適合することが可動域を充分に動く条件となりますので、

肩の痛み、首の痛み、姿勢というのは改善しておく必要があります。



息を吸うと

横隔膜が下がり、内臓を下方に圧迫する


息を吐くと

横隔膜が緩んでドーム状に上がり、骨盤底筋が充分に働くと内臓を下方から上に押し上げます。



この役割を理解していくと

内臓を引き上げ

胸郭が充分に広がって肺が膨らむことで

重心を前方へ持っていく、

すなわち浮心と重心の距離を縮めることができるのです。



お腹を凹ませてみる

または腹筋に力を入れるということは

表面上間違いとは言えないですが


上記のことが充分感覚的にわからないと

腹直筋に力が入り過ぎで

余計な力みや

他の関節の可動域を下げることになってしまいます。



呼吸のエクササイズや

肋骨の硬さを取ること、

姿勢の改善はマストなのです。



ここまでは陸上でのエクササイズやトレーニングでないと難しいです。


ぜひご自身の呼吸の現状をチェックして、

必要であれば呼吸の改善するエクササイズを

取り入れてみてくださいねビックリマーク



次回は水中で練習するときにできること、

チェックポイントをお伝えしたいと思いますラブラブ



記事についての質問やご感想などコメントいただけたら嬉しいですニコニコ飛び出すハートキューン





骨盤底筋群や横隔膜はご自身で認知しにくい部分。

実際のレッスンでは色んなツールを使いながら

感覚を確かめたり、可視化できるようサポートしています