こんにちはチューリップ紫



皆さんゴールデンウィーク、

いかがお過ごしですか?


お仕事がお休みでない方もいらっしゃるのではないでしょうか?

お疲れ様ですにっこり


お休みの方は良い休日をお過ごしくださいね花


今回の記事、 

ちょっと難しく長くなってしまったので、

お時間のあるときにじっくり読んでいただけたら幸いですニコニコ






さて、今日は無感覚について。


普段自分が感じている感覚。

その感覚は様々。






例えば

姿勢不良や慢性的な不調や痛みがある状態。



姿勢や痛みをコントロールしているのは

脳の役割。



以前にお伝えしたように

筋肉のアンバランスによってのみ

姿勢が悪くなる訳ではないので、

筋トレをしたり、

意識的に姿勢を意識しただけでは

改善していくのは難しいのです。




また痛みもパフォーマンスの低下も

脳からのアウトプットによって

コントロールされています脳みそ




痛みのアウトプットが増えているときというのは

簡単にいうと 

カラダに防御反応が起きているということです。




たった今の

自分のいるの環境や状況を

感覚神経系のシステムが脳へと情報として伝え、



その情報を元に脳が


安全か?

危険か?


を判断します。




安全と判断されれば

運動神経系へと具体的な動作として

指令をだし

良いパフォーマンスとして

アウトプットしていくわけです。




反対に

危険だ!!と判断されると


防御反応として

さまざまな心身の不調や痛みとして

アウトプットし、

動作そのものをやめさせようとします。




その今の状況を伝える

感覚神経系のシステムは主に3つ


下三角視覚システム

「空間」を認識する。

今どんな環境にいるのかどんな状況なのかを認識します。


下三角前庭覚システム

「頭の位置」を認識する。

頭が今どの方向に加速しているかを認識します。


下三角体性感覚システム

今の自分の身体はどのような状態にあるかを認識します。



この3つのシステムのミスマッチが起こると


交感神経の活動が活発になり副交感神経は抑制されます。


呼吸量の増加(呼吸が浅く、速くなる)

歯の食いしばり

動作のコントロール能力の低下

動作可動域の低下

どこかに掴まったり、姿勢を低くしたりして手を床についたりと、自分の身体を支える支持基底面を増やしたり。

頭痛や気分が悪くなったり。



もちろん良い姿勢でいることは不可能です。



そして、良いパフォーマンスどころか、

その動作自体が行えないような状態へと

脳がコントロールしてしまいます。







もし

感覚神経系のシステムによって

安全と判断された場合には

今度は運動神経系を通して動作を実行していくわけですが、 


適切な動作を実行するために重要なのが

『身体所有感』『行為主体感』




『身体所有感』とは

この身体は自分のものであるという感覚


『行為主体感』とは

この行為を行なっているのは他の誰でもない自分自身だという感覚



こんなの当然持ってると思ってる方も多いかもしれませんが、


感覚神経システムや運動神経システムがうまく機能していない、

正しい情報収集ができない場合には

これらは自分ではあるつもりなだけかもしれません。



身体所有感と行為主体感は

単純に筋トレやストレッチなどをしたからといって高められる感覚ではありません真顔



先程あげた3つの感覚神経系のシステムを

しっかりと確立し、

運動神経系が適切に動作を実行することで

この二つの感覚自体も高めていくことができます。




逆に、

この感覚が薄いままでトレーニングを行っても

運動効果は低く、

また複雑なコントロールが必要とされる

スキルトレーニングはほとんど効果が得られないどころか

良くない動きを繰り返すことで

怪我や悪いフォームが染みついてしまいますショボーン






さて、今回のテーマである

“無感覚”



ここまで少し専門的な言葉や難しいカラダのシステムについてお話ししてきましたが、


様々な感覚が薄い、感覚がわからないということが不調の元になっていますよ〜ということを細かく説明しました。




私のレッスンでは

どこの筋肉を使ってますか?

というと皆さんの反応がなかったり

頭で考えたりする方も多いです。



筋肉の収縮感や伸長感があるか?


皮膚感覚を感じてもらうために

動かしたい部位をさすったり、

また身体が床に触れたり、

押し付けたりする表面的な圧感や触覚を

確認してもらう。



関節をコントロールして動かすために

勢いや惰性で動かさず、ゆっくりと丁寧に。



自分のカラダに触れたり

セルフマッサージすることで

冷たい、あたたかいと感じたり、

触れる側の手や指先の感覚と触れられる側の感覚を感じる。

自分の内側と外側を認識する。


(マッサージは感覚を高めていくのに有効で、セルフでやるのがいいのか、他人からが良いのか、ソフトタッチが良いのか、しっかりめのディーププレッシャーが良いのかはその人によって違います。)




鏡や自分の目で確認することで

自身が思っていた位置や角度、姿勢と

実際が合致しているかを確認、修正する。




背骨をコントロールして動かすことで、

自分の中心を理解していく。


自分の近位から遠位へと向かって認識を高めていくことでさらに自分のボディイメージが明確になっていきます。



そんな風に言葉にすると少し難しいですが 


やっている皆さんには

動いて、感じて、自覚しながら


感覚の鈍さが起こす不調パターンからの脱却を促しています。



動きやパフォーマンスの制限をかける

様々な要因を私のレッスンでは取り除けるようサポートしています。



皆さんもパフォーマンスを上げていくために

まずは不調がないか?


その不調、防御反応の原因はどこからくるのか?


そこを探していくようなサポートをプロからしてもらうと良いです。



不調や痛みがある場合はスキルトレーニングや

筋トレを行う前にこの感覚システムを高めていくようにしてみてくださいにっこり



不調をそのままにしてがんばりすぎるような運動はもってのほかですよ〜真顔




次回は

心にも感情や感覚の切り離しをするという

心の無感覚についてお話ししたいと思いますラブラブ




記事についてのご感想などコメントいただけたら嬉しいですニコニコ飛び出すハートキューン






ゴールデンウィークは去年好評だった海辺でピラティスです

ドキドキ

外が気持ち良い季節になってきましたね虹