今日は呼吸と重心移動

についてお伝えします看板持ち



前回の記事で横隔膜の動きと、

ZOAについてお伝えしました。『横隔膜の可動域と役割』今日は横隔膜の動きについてこんな症状や気になることが当てはまる方は是非読んでみてくださいね✔️姿勢が悪い(猫背や反り腰)✔️慢性的な肩こりや首こりがある✔️ス…リンクameblo.jp



横隔膜が呼吸とともにしっかり上下に動くことがとても大切ということは前回の説明の通りです。



そして、この上下するZOAの大きさ、

つまり横隔膜の可動域が体の重心移動と

深い関わりがあるのです。


なぜ、横隔膜の働きが重心と関係あるのか?



私たちの体幹部は横隔膜を中心に、

胸腔と腹腔に分かれています。




横隔膜の上に胸腔、下に腹腔とにわかれ、

それぞれに内臓などの器官が収まっています。



息を吸うときに横隔膜は下がることで

肺にかかる圧力を逃し、

外の空気を取り込みます。


息を吐くときには横隔膜が肺に圧力をかけて、空気を排出します。


この横隔膜の上下の動きとともに内臓も上下に動くことで、重心も変化するのですにっこり





内臓が下がることで重心がさがり、

内臓が上がることで重心が上がります。



横隔膜の上下があまりないと内臓が下がらず

重心は下がりません。



これは

速く走りたい

速く泳ぎたい

重心を高く保つことでスピードや素早い動きをする瞬時の動きには有効です。




しかし、

例えばコンタクトスポーツのように


重心を低くし、

接触時に倒れないように踏ん張る

安定して重たいものを持ち上げるなどの場合は

しっかり横隔膜をしっかり下げる必要があります。



この重心の高い低いは

どちらが良いということではなく、

その時々に合わせて重心を移動させる。

使い分けることができることが大切です。



横隔膜が上下に動かず、

首周辺や胸の上部の筋肉を過剰に働かせて呼吸することを『努力時呼吸』といいます。


激しい運動時などでハァハァする呼吸をイメージするとわかりやすいです。

肩で息をしている感じ煽り



一方で横隔膜が上下にしっかり動きリラックスしている呼吸を『安静時呼吸』といいます。

睡眠時などがそれに当たりますふとん1




速く泳ぐためには

重心を高く保つ必要がありますので、

この努力時呼吸は大切なのですが


この横隔膜の動きを獲得し、

安静時呼吸もしっかり行えないと

いつも緊張している状態が続き

身体の不調も招きますし、

怪我もしやすくなります驚き


またその目的や状況において選択できる状態は

重心がどのように移動しているのかも

自身でコントロールできるようになるので、

自分で使い分ける、修正する能力も高まります。



泳ぎの中で

お尻が下がる

脚が重い

重心が下がってる

などと感じたり、言われているとしたら

自分の重心がわかっていないということになりますダウンダウン



横隔膜がしっかり動くことで 


・リラックスと緊張のオンオフがしっかりできるようになる


・重心を低く保ち体の安定性や

重心を高くし、素早く高速で動く使い分けができるようになる



このようにスポーツ時はもちろん

日常生活でも副交感神経にスイッチをいれて

しっかり体を休ませる、

交感神経を優位にし程よく緊張する場面で動く、そしてまたリラックスする

というふうに場面場面で切り替えられる体を手に入れることが大切です昇天




前回の肋骨、横隔膜の動きをしっかりチェックして、今の自分の体の状態を知る。


そして、足りない部分を補う。



呼吸は運動パフォーマンスを上げるための

一番基盤になる部分です。

↓パフォーマンスピラミッド






細かい技術やテクニックより

ベースとなる部分が小さいとパフォーマンスを上げることは難しく、怪我にも繋がりやすい。


日常でもスポーツでも

自分の体をよく知り、

何が今必要なのか選択できる力をつけていくことが大切ではないでしょうかにっこり



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