1日約2万回もの呼吸をしているって
ご存知ですか?
生まれたその瞬間から
生の尽きるそのときまで。
休むことなく、無意識下で行う
1日で一番多く行う行為。
自分が正しく呼吸ができているのか?
まずはチェックしてみましょう
まずは
自覚症状のチェックから
✔︎すぐに呼吸が乱れる、苦しい時がある
✔︎口呼吸、口が開いていたり、いびきをかく
(特にマスクの中で口呼吸になりやすい)
✔︎手足が冷たい、痺れがある
✔︎疲れやすい、疲れが取れにくい
✔︎集中力がない、やる気が起きない
これらはどれも呼吸機能低下のサイン。
ひとつでも当てはまったら呼吸を改善する必要があると考えられます。
呼吸量のチェック
コントロールポーズと呼ばれる値を測ります。
【やり方】
①楽な姿勢で座り、秒数の計れるものを用意します
②深呼吸などせずに自然な呼吸をしましょう
③無理に吐き切ろうとせず、自然に吐いたタイミングで鼻をつまんで息を止めます
④明確に『吸いたいと思う』ところでストップ
ここでのポイントは我慢の限界を計る訳ではないことです。
唾を飲みたくなったり、首や胸の周りの筋肉が意思とは関係なく動いてしまったら終わり。
※できれば朝起きてからやるのが望ましい
【評価】
■10秒未満
…呼吸量が非常に多い。適切な酸素供給ができていない
■10秒〜20秒未満
…呼吸量が多く、運動したりストレスがかかると息切れ、疲労、喘息が見られる可能性あり
■20〜40秒未満
…呼吸量の問題はなし。まだ理想的ではない。
■40秒以上
理想的な呼吸量。
脳と体に適切な酸素供給ができている。
脳の機能が働き、頭のキレもよく、免疫機能、ストレス耐性もバッチリ
肺に取り込める呼吸量のチェック
【やり方】
①秒数の計れるものを用意し、できるだけ息を吸込み息を止めます
②限界になった時間をみます
【評価】
■40秒以下
…呼吸機能の低下
■41〜59秒
…呼吸機能の問題はないが、改善の余地あり
■60秒以上
…理想的
安静時の呼吸チェック
【やり方】
①仰向けに寝て両膝を立てます
②お腹の両側に手を当てます
③自然に呼吸をし、息を吸うときにお腹がどのように動いているか感じてみます
※ここでのポイントはお腹の上に手を置くのではなく、脇に置くことです
【評価】
■お腹が少ししか膨らまない、横に膨らまない
…呼吸が乱れている
■お腹が凹む
…呼吸が乱れている
■お腹が横ではなく、上(天井方向)に動く
…腹筋が弱い
■お腹が横に膨らむ
…安静時の呼吸が正しく行われている
呼吸に必要な体の可動域チェック
【やり方】
①フェイスタオルを準備し、
仰向けに寝て両膝を立てます
② タオルを肩幅で持ち、息を吐きながら膝を胸に近づける。
③肘は伸ばしたまま両脚を床から持ち上げてタオルに触れないよう脚をくぐらせます
④タオルをくぐらせたら、また元の位置に戻ってきます
※注意
・タオルがたわんだり、肘が曲がらない
・勢いでやらない
・膝が開いたりしない
【評価】
■一連の動作がスムーズにできる
…呼吸に必要な可動性がある
■タオルが足に当たってしまう
…呼吸に必要な可動性が足りない
いかがだったでしょうか?
チェックのどれかひとつでも評価が低ければ、
呼吸の改善が必要です。
現代人は呼吸のしすぎと言われています。
酸素摂取量=酸素供給量では残念ながらありません。
難しい説明は割愛しますが、吸えば良いということではないのです。
上手く息を吐けない人が多いのです。
例えば最後のチェックの可動性も息を吐くために必要な腹筋群が弱かったり、
筋肉はあっても背中の筋肉の過剰な緊張により、肋骨と背骨がうまく動いていないなど、筋力だけの問題ではない場合もあります。
マスク生活で、口呼吸になりやすく
コロナ禍になってから不調を感じる場合は特に呼吸機能の改善をしていくことが大切です。
(マスクをしているときの口、舌の位置をチェックしてみると良いです)
しかも呼吸のエラーは1日でパターン化すると言われていますから、毎日リセットする必要があります。
自分でも簡単にできるエクササイズもありますので、またリクエストがあればご紹介しますね