ピラティスインストラクターの高木愛ですぶーぶー








おととい、
私の師匠であるマスタートレーナーの
信田さんと水球の練習を見学しに行ってきましたビックリマーク





今回、信田トレーナーに来ていただいた理由は、

私がトレーナーとして活動していくにあたり
スポーツの現場で必要なこと、
そして私が26年間感じたことや体験したことを
トレーナーの活動の中でもっと具現化していくために客観的な意見がほしかったからです。





ずっと自分の人生を捧げてきた場所だから、

どうしても主観的で偏って物事を捉えてしまいがちだと自覚していました。



水球とは関係はないけれど、
ずっと現場で沢山のクライアントを見てきた
ベテランの方の意見や見解を聴いてみたいと思い今回お願いしました。




日頃のパーソナルトレーニングでは
私の想いを聴いてくださっていた
信田トレーナー。

快く受け入れてくださいましたビックリマーク




もちろんチームにもトレーナーがいらっしゃるので、チームとトレーナーの方に失礼のないよう承諾も得て。




今回は中学、大学、社会人男女
それぞれのカテゴリーが練習する場に
お邪魔しました。



特に社会人男子、大学男子の練習を中心に。




いつもならプールに一緒に入りますが、
トレーナーとしての角度で
最初から最後まで練習を見るというのは初めて。





中学男子はジュニアオリンピックを次の日に控え、

大学生は二週間後にインカレ、

社会人は再来月、日本選手権の控えています。






特に大学四年生にとってインカレはとても大きな試合。


正に今がピーキングで、チームの雰囲気も少し違います。





その日はドライランド45分〜入水2時間。


 

ドライランドでやっていたトレーニングは
負荷と強度は違いますが、
私も現役中にやっていたものがほとんど。



自分が機能解剖学や身体のことを学んでから、
外側からこのトレーニングを見てみると
沢山の発見がありました。
そしてなんのためにやっていたのかも。




私が普段パーソナルでやっているのは機能改善。


スポーツの現場では、
それぞれチームの目的やトレーニングに求めるもによって
トレーニングも変わってきます。



今回は補強のトレーニングのよう。



30人弱ほどの人数がペアでトレーニング。



色々な癖や代償動作が見受けられました。

ただ何を一番に目的にトレーニングしているのかの優先順位が大切なので、
そこは選手やチームにしかわかりません。



例えば、
バトルロープでダブルウェーブや
オルタネイトウェーブ。




目的が心肺機能向上であれば、
目をつぶる部分でも、

脛の角度が後ろに傾き過ぎて、
シシースクワットになって大腿四頭筋への
負荷が強すぎたり。

踵が浮いて、ふくらはぎの筋肉に頼り過ぎていたり。

上肢の態勢によってデッドリフトの動きになってしまったり、
猫背で肩関節の故障になりそうな動きになっていたり。

それぞれ選手によって癖が様々でした。
  



私が今回気になったのは、
多くの選手に見られたリブフレアで
胸椎の伸展が仰臥位トレーニング強く出ていることと、
伏臥位のトレーニングやムーブメントの中での
腰椎の回旋と過度な伸展が出ていたこと。


怪我や痛みのある選手を何人か事前に知っていましたが、
動きや姿勢の中で痛みが出る原因も少し見えました。


姿勢は結果だと信田トレーナーが
今まで何度も言ってました。




トレーニングひとつひとつにも目的があり、
選手によっても癖や気をつけるべき点は違うので、グループトレーニングの難しさを感じました。



信田さんならどんなトレーニング方法を取るのか聞いてみたり、
動きの中でこの場合どうしたらいいか、
あの選手はここを気をつけないといけないなど、沢山話しながら、とても勉強になりました。




私自身のパーソナルで立て続けに
knee-in toe-outのクライアントさんが
何人かいらっしゃったのですが、

今回のチームの中にも膝を痛めている選手がいて、
個別のトレーニングもとても参考になりました。



また、私がやっていたことが正しかったのかの
確認も信田トレーナーに意見を聞くことができました。




不安定な水中で、ボールを投げたり態勢を変えて動いたり、
身体を安定させコントロールするので、
全体的にはOKCのトレーニングが多かったように思います。

これも水球ならではなのかなと思います。





水中でヘッドアップで泳ぐので、
それが原因で頸部のアライメントが崩れ易く、
頭部前方変位姿勢や
肋骨のアライメントが崩れてリブフレアになるのかなと思いました。


ただ、動きのいい選手はそれらのモビリティや
モーターコントロールはできていると思いますので、
できていない選手もトレーニングで改善できるかもしれません。


胸椎や胸郭の柔軟性を高めると
肩甲骨や肩の動きや頸部の位置、
姿勢が変わってくるということは
この1年間でよく理解していたので、
脊柱の動きが入ったストレッチを多く取り入れるといいのかなと少し感じました。








またインプットしたものや学んだことをまとめて、アウトプットしながら自分のものにしていきたいと思います。



練習後、
チームトレーナーの方と信田トレーナーがお話ししているのを聞いていて、

私の知らない資格や概念の話をされていて、
まだまだ知らないこと、
面白そうなことがあるなとワクワクしました!




また、チームトレーナーの方の現場での苦労や現状の話しも聞けて、
大変さも話しだけですが感じることができました。



これからだな!


もっともっと勉強したいと強く思った日。


信田トレーナーをはじめ、
快く受け入れてくださったチームトレーナー、
よくわかんないけどじろじろ見られてる中で
トレーニングしてくれた選手のみんなに
心から感謝したいと思います。


貴重な時間をありがとうございましたドキドキ




海でスイカスイカ