高木愛です馬




友達からこんな相談を受けた。


『上の子どもがスポーツのクラブでひざが痛いと言っているんだけど、良い整体を教えてほしい』


とのこと。

子どもは小学5年生。


『成長痛ではないらしく筋膜の炎症。身体の歪みから膝に痛みが出ている。痛みは先週よりはよくなってるが、足を引きずりながら走っている。このままだとそこを庇って、他の箇所も痛めてしまう。』
と、そこの指導者に言われたと。



私はびっくりした。



指導者が痛みがあるのに走らせてること。



医者で言われたのかと思ったら、指導者が診断をしてその発言をしたこと。



医者なのか?


もし、医者じゃないとしたら、何を根拠に診断したのか?



トレーナーや指導者は医師の免許を持っていない限り、診断や断定はできない。


そして何より、痛みがあるのにプレーさせるのはなぜ?


子どもの成長発育過程でどんなことが身体で起きているのかを把握しなければ、起こり得る障害に対処できない。

こんなことをしていたら子どもの将来を潰してしまう。


私はもし痛みが出たら、医者の診断を受けることを勧めている。

よく、痛みが出たらすぐに整体に行く人がいるけど、まず原因を突き止めることが先。


これは大人も同じ。



それから、整体にその診断されたことを説明して施術してもらうなり、トレーニングするのがベストだと思う。



それは私の経験上でもそう感じてきた。




その友達にはそう勧めたら、整形外科へ行ってくれた。


診断はラルセン病。


私はその病名は初めて聞いたけど、レントゲンですぐにわかるそう。

オスグッド病は12〜13歳に好発するのに対して、シンディング・ラルセン-ヨハンソン病は10歳前後で見られるそうです。



成長期に骨の成長に腱と筋肉の伸長が追いつかないことに、運動による大腿四頭筋の緊張が加わることで膝蓋骨に負荷がかかって発症する。


子どもの成長発育に知識がある。


動きの中で異変に気づく。


オーバーユースに注意する。


痛みや怪我の対処ができる。


子どもだと、
どうしても自分の身体についての異変をうまく言葉で伝えられなかったり、
周りに合わせて我慢したり、
痛みがあることを伝えることがいけないことのように感じてしまうことがある。



それに、
例えば違うメニューや見学をさせる際に罪悪感を感じたり、
特別に扱われているように感じて、周りが冷ややかな態度を取ったり、本人も居づらくなったりすることも。



そんなときに指導者が本人にも周りにも、説明できたり話せる環境づくりを心掛けることが大切。


まずは不安な気持ちに寄り添ってあげる。


自分の身体を大切にすることを教えてあげるチャンスでもある。

無理することなく、自分の身体を大切にすること。

甘やかしとは違う。



指導者のやり方、考え方ひとつでその子どもの心身がかわるな、と思った出来事でした。
そして、自分自身も知識を深めることの大切さも学んだのです。














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