【歌詞】ROM | ばぶろぐ

ばぶろぐ

令和歌謡・BABUの雑記帳です♪

 

『ROM』

詩曲:岩田祐明

 

1

温い夜風背中を撫でる

人影絶えた細道をひとり

くぐもるネオンに瞳の中

不埒に覗かれて

 

窓越し見える白い指先

踊るようにピアノの上を滑る

漏れ聴こえくる掠れた声の

咽るように儚げなブルース

 

言葉も無しに成り立つハーモニー

羨むほど息の合うリタルダンド

愛のカタチを確かめ合うのね

漂いながら今宵浮かぶ月に

憂いを打ち明ける

 

さっきまで知らぬフリの月も

涙で語らうようにリプライ

 

2

時折揺らぐリズムは心

映し出すようで気恥ずかしくなるわ

乾いた喉をしっとりと濡らす

お酒が記憶をくすぐるわ

 

錆び付いた弦(いと)に

クセのあるプリアンプの

ノイズが何故か嫌じゃないの

一途な心根こそぎ否定され

焦がれて堕ちて捨てられた

末路が余生に横たわる

 

醒めない意地の悪い夢を

死ぬまで見続けるのもいい

 

さっきまで頷いてた月も

愛想無く雲間に溶けてゆく

更け行く闇に抱かれるまま

孤独になりきれぬ哀れ蚊

 

Uh...All night long...

夜はただ ROM.ROM.ROM...

 

(since2020)

 

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