『花火に思うこと』
詩曲:岩田祐明
1
ひとりひとり刹那を彩る
僕らもまた花火のように...
僕らもまた花火のように...
淀の花火が果てる間際に
逸らす視線は惑う足下
耳鳴りがする人波の中
右も左も流れは止まず
逸らす視線は惑う足下
耳鳴りがする人波の中
右も左も流れは止まず
賑わいとは裏腹に足取りは淡々と
どちらが本当なの 何処へ向かうの
夢は連れて行くの
暗い暗い都会の大空で
星に代わり夜を照らし
ひとりひとり刹那を彩る
僕らもまた花火のように
2
千年先を予想するように
二人話した夢の形を
久遠の川を流離(なが)れる旅の
供とするなら充分だろう
限りあればこそ誰も
この世にただ一つ
歌声も姿も 描く未来も
涙零す理由も
巡り巡る季節を舞台に
咲いては散る草花よ
ひとりひとり命は重なる
ほら、同じさ 僕らのように
3
あの花火を今もまだ
真っ直ぐには見れない
運命を知る時も 別離(わかれ)の時も
きっとまだ早いから
巡り巡る季節を舞台に
咲いては散る草花よ
ひとりひとり命は重なる
ほら、同じさ 僕らのように
暗い暗い都会の大空で
星に代わり夜を照らし
ひとりひとり刹那を彩る
僕ら然れど花火のように
花火のように...
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