最近歯が痛む。
右上の奥歯だ。
ヒドイ時なんて、歯痛が頭痛にまで発展してしまうのだ。
おかげで寝られない日々。
そんなこんなで、意を決して歯医者へ行くことに。
「どこへ行こうかな~」と、ネットで色々と情報を得ることにした。
やっぱ、スタッフ全員女性がいいかなぁ![]()
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でも待てよ…
スタッフA「あいつ虫歯なんだってよ」
スタッフB「えぇぇぇぇぇぇぇ
」
スタッフC「やっぱオトコは健康的な歯が一番よね」
スタッフA「虫歯持ちだなんて、浮気されるよりヤダ
」
スタッフB「私も
だって、歯磨きが下手だから虫歯になるんでしょ
」
スタッフC「ってコトは、子どもの歯磨きなんて任せられないよね~
」
スタッフB「子どもがかわいそう
」
スタッフA「じゃぁ、あの患者は女性の敵だね
」
みたいな会話をウラでされたらたまらん。
ここはやっぱり、教え子の評判を信じて、教室から近い歯科医にお世話になることにしよう。
というワケで、早速予約の電話を入れる。
ЯS「もしもし。初めての者ですけど、診療の予約をおねがいします。」
受付「お名前とご連絡先を教えていただけますか?」
わお…![]()
声年齢的にはナイスミドル…
多分、院長先生の奥様であろう。
頭の中の妄想は、泡沫と消えた。
~数時間後~
予約の時間が近づいてきたので、医院へと向う。
ドアを開けると…
推定20台前半と思しき、うら若き女性の姿が。
まさか、電話に出た人はこの人なんじゃ…![]()
不安は一瞬にして消えた。
ちょっと一安心。
それにしても、なかなかのべっぴんさんではないか。
俺が口をあんぐりと開けているトコを見られたら、THE ENDだな(笑)
と、ちっちゃい妄想を繰り広げていると、俺の名前が呼ばれ、診察室へ通された。
院長「どうしました~?」
と、やけに楽しそうな声。
ЯS「えーと、右上の奥歯が痛むんですよ。」
院長「じゃぁ、口開けて」
返事をする隙すら与えずに、俺の口を開けた院長。
あまりの素早さに反応しきれず、口を開けた状態で返事をしてしまった。
ЯS「ひゃい」
院長「うーん、これはなかなかだよ。よし、現実を見せてあげよう。」
と言い、鉛のベストを着せられてレントゲン写真を数枚撮られた。
そして、カメラで口腔内の写真を取られた。
数分後。
院長「これが現実だよ~
」
楽しげにレントゲン写真、口腔内の写真を見せる院長。
話によると、歯痛・頭痛の原因は、親不知の虫歯にあるらしい。
虫歯の原因は、親不知の手前に生えている歯の並びが悪いため、歯ブラシが届かないようになってしまっているからだとも説明してくれた。
院長「治療のしようがないくらいに虫歯が進行してるから、抜いちゃおう。いつ抜く
」
ЯS「できるだけ早く、コイツとはおさらばしたいです。」
院長「じゃぁ、今抜いちゃおう
」
と言うが早いか、院長の手には注射器が。
そして、自分の口の中で何が起こっているかもわからないまま、抜歯は完了した。
院長「この歯、お家でよーく観察してみてよ
スゴイことになってるから
」
観察![]()
そう思っている間に、俺の手には封筒が。
中には抜いた親不知が入っているとのこと。
院長先生、面白すぎだよ…
面白いのもそうなんだが、ここにして正解だったのかもしれない。
治療方針を明確に示してくれるし、その治療方法に納得できてしまうのだ。
しかも選択肢が複数あるし。
自分が行っていく教育にも、何か還元できる要素がありそうだ。
勉強にもなったね。
人との出会いは、自分の成長にもなるんだな、と感じた一日。
文章の序盤からは想像できない展開だろ(笑)
~追伸~
抜いた歯を見てみた。
すんげーコトになっててビビった![]()
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見たいって人は、その旨をコメントしなさい(笑)