最近は空気清浄機と加湿器の機能が一体となった加湿空気清浄機が売られている。健康に良いとされるマイナスイオンを空気中に放出するためには、マイナスイオンが水分とくっついていないと、単なる静電気になってしまう。そのため、加湿器にマイナスイオン発生機を取り付けているのであれば、理に適っている。
こういったマイナスイオンの科学は、健康に関する学会ではエセ科学としてかなり叩かれているためか、シャープでは「プラズマクラスターイオン」、パナソニックでは「ナノイオン」とか「ナノイー」という名称で販売されている。これらは、元をたどればマイナスイオンのことである。
空気清浄機と言えば、部屋の空気を吸い込んでフィルターを通して集塵し、浄化するという仕組みが主流であったが、部屋の空気中の雑菌なども抑制してしまおうという集塵機に進化してきている。
フィルターの技術もいろいろなメーカーの科学が世界をリードしているので、「Made in Japan」ともなると信頼性が高いものとしてのブランドとして確立しているといえる。
マイナスイオンの科学は、最近はあまり聞かれなくなってきたが「マイナスイオンの効果が厳密に解明されていない」として批判されることも多い。解明されていないにしても、なぜマイナスイオン発生器が搭載されたものがよく売れるのであろうか? もしも、本当に効果がないのであればそういった製品をいろいろなメーカーが製造・販売することはないであろう。マイナスイオン発生器が搭載されているものとしては、エアコン、ドライヤー、空気清浄機、加湿器など、さまざまな製品に搭載されている。
マイナスイオンがたくさんある部屋では、雨上がりの森林のように、空気が澄んでいるといわれているが、そういった効果としては、やはり空気中に水分が多いときに感じるようである。そういった事実がある中で、科学的に解明されていないという理由で批判されることはおかしな話ともいえる。
これからも、各社多様なマイナスイオンに関する製品を研究し、科学が空気の浄化においても世界をリードし続けてもらいたと思う。
それにしても、家庭用の空気清浄機はものすごくたくさんの種類が出ています。いちばん種類が多そうなメーカーとしてはシャープです。
シャープの空気清浄機
シャープでは特許技術のプラズマクラスターで空気中の雑菌やカビなどの菌を抑制する働きがあるようです。