　昨9月18日、アルビレックス新潟が名古屋グランパスと戦う豊田スタジアムへ行きました。

　名古屋市内からは通常〇〇＝＝［地下鉄鶴舞線→赤池から名鉄豊田線］＝＝豊田市です。

　赤池駅には地下鉄の車両基地があります。

　お昼頃に豊田入りした私はスタジアムへ行く前に豊田市美術館へ行ってきました。　

　美術館は豊田市駅から豊田スタジアムと反対方向へ十数分歩きます。最後は軽度の上り坂ですが、キツくはありません。さすが、豊田と思わせる立派な美術館です。

　私は坂を上った先にある東口から入館しました。

　今の企画はNHKでしきりに宣伝している「エッシャー不思議のヒミツ（Escher，Behind the paradox）」展です。

　数学と芸術を融合させたようなエッシャーの作品は、とにかく多種多様で、どれもがインプレッシブです。多くの人にとってなじみのあるのは、「相対性」のこの作品でしょう。描かれた階段を伝っていくとどうなるか・・・

　隣に置かれたビデオでは動画で人の動く様子が示されていました。

　メタモルフォーゼと聞くと、私などはつい昆虫のメタモルフォーゼ（変態）を思い浮かべてしまいますが、絵画の世界でも正に「変態」なのでしょう。「変形」でもよさそうですが。

　壁いっぱいに展示された「メタモルフォーゼII」という作品です。

　立体もあり、「星形の十二面体（エッシャーの《重力》に基づく）」は重力を立体化した作品だそうです。私にはよく理解できません。

　"体験"部屋が2室あり、これは「鏡の部屋」です。私も順番待ちをして入ってみました。

　万華鏡と同じような原理なのでしょうか。全面が鏡でいくつもの自分が全方向から観察できます。部屋の前の注意書きには「真下の鏡にも写るので、スカートの方は注意してください。」みたいなことが書いてありました。

　ここに紹介したのはほんの一部で、展示は159点もあります。1日70点が限度の私には全てをじっくり観る余裕がありませんでした。

　この日は平日にもかかわらず結構混み合っていて、さらに社会見学に来ていた中学生の一群が場所を狭くしていました。平日がこのくらいだから、休日はどうかと係の人に訊いてみたら、「今日は平日なので比較的空いています。」ということでした。

　目の錯覚を利用するなどした作品を含め、親しみ易さがあるのかもしれませんが、私にとっては理解が難しいものも多くありました。

　この企画は昨年12月に滋賀で始まり、富山へ巡回し、7月からは豊田へ来て、9月23日まで開催されています。というかあと4日で終了です。豊田が最後のようです。

【※】この展覧会では全作品写真撮影が可能ですが、撮影された作品に変更を加えることは禁止されているので、通常は撮影作品にボカシを入れる私も、今回は無加工でアップしました。

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エッシャー in 豊田