「身から出た錆」とは、自業自得と同義である。

身とは、身体のことではなく、刀の身。
錆が出てしまった身の立場を考えると、その思いはいかほどか。

その業の深さに、呆然とするばかりなのだろうか。


勝負に勝つためには、自力だけでは難しい。
たまには強者の力を借りて、楽にいきたいもの。
ただ、その強者が真の強者であるかの見極めは、実は難しい。
勝ち馬にのったはずが、いつの間にかズブズブと負けていた。
よくあることである。

→【勝ち馬にのる】

青い空、白い雲。

気持ちのよい日。

そんな時、人間は往々にして、調子に乗りすぎてしまうものだ。

晴天の日こそ、何かを失敗しないように注意したい。


→【急いては事をし損じる】


どんなにやりこめられても、少しくらいの声は出るもの。
それは、漫画「北斗の拳」を見ても明らかだ。

ケンシロウにやられた敵は、皆「あべし」「たわば」「ひでぶ」などの声を発して、散っていく。

「ぐぅ」の音くらいは、普通出るものだ。


→【ぐぅの音も出ない】

鳥と狸が何やら怪しげに打ち合わせしている。
誰の皮が一番よいのか?
鳥皮はパリッと焼いて食べるとおいしい。
狸皮はマフラーにもってこい。
人間の手にかかれば、全く無駄な打ち合わせである。

→【取らぬ狸の皮算用】