歴史はつながっているので、
沢山の人との関わりがます。

例えば、
仏教が始まったのは、
お釈迦様がいた頃の、
紀元前5世紀ごろからです。

その頃には、
きっと、原始宗教の教えが
世の中に浸透していたと思います。

お経のサンスクリット語は、
スートラといいます。
スートラとは縦糸の意味があるそうです。

では、なぜ、お経は縦糸と言う意味で
表されているのでしょうか?

幾つか意味があるそうですが、
その中の一つを紹介します。


織物は機織り機などを使い、
昔は手間をかけて作られていました。
縦糸に横糸を通して、
整えていくという作業を続けていきます。
横糸はシャトルや杼と呼ばれる道具を使って、
経糸にとしていきます。

また、経と言う文字は、
「筋道をたどる。過ぎていく。通り道」などの
意味も持ちます。

夫々の時代の人達が、
思いを込めて、物事の筋道をや普遍の道理を守り、
横糸を通すことによって、
人類の歴史という、織物が出来ていく。

そんな風に考えれば、
伝えることの大切さが、
より感じられると思います。