飲食店で働く従業員の給料はなぜ上げられないか?
生産性みるとすぐに分かります。
飲食店の場合、1時間当たり1人あたりが売れる金額はせいぜい3000円程度です。勿論、800円なんて店もありますし、5000円を超える店もありますが、だいたい2000~5000円で推移していると思います。
計算式は「売上÷総労働時間数」です。
仮に3000円の生産性の店舗で時給1000円を支払うのは実は大変です。
そして、これをもっと上げると言うのは基本的に無理なんです。
そうすると1ケ月176時間+残業40時間として考えると
月給に直すと20万円代前半、ボーナスなんて余程工夫しないと出ません。
例えばマクドナルドやすき家さんなどは基本的に店舗に社員をおきません。殆どアルバイトで管理だけを社員が数店舗行ないます。
だから基本的に給料高いです!
そう考えると飲食店の売上がずっと上がり続ける事はないので、もし飲食店経営をして社員の待遇や給料、若しくは賞与などを考えるなら
出店するかしかないのです。
また、社員に要求するのは「ワーク」ではなく「マネジメント」でないと給料は上げて上げられないと思いますね。
私が学生の頃はアルバイトの時給は500円、450円なんていうのもありましたが、今は倍ですからね。
つまり、社員が給料を取りづらくなったのです。
このような経営意匠がベースになっているのを知らないと新規開業したら月に50万円、100万円ともらえそうな感じを持っている開業者の方も多いのですが考えてみて下さい。
ちなみにこの数字は業態によっても違いますので検証が必要です。
例えば、ファストフード、レストラン、居酒屋、テイクアウトショップ、デリバリーサービスなど、基本の生産性は違います。
経営者の方で社員を保有している方は是非考えて頂きたいですね。
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タイトルが変更になりましたので、「飲食店成功開業@、、、」で登録されている方は、新しいタイトルに変更して頂けると嬉しいです。
経営意匠って難しそうですが現実に起きているので誰にでも理解出来ると思います。是非面白くして行きたいです。
実際には飲食店経営だけではなく、他のサービス業も研究してきましたので恐らく役に立てるブログになると思います。
小野和彦