今日は「探究・創造型学習」を実施しているa.schoolにて、こどもたちと一緒に学んできました!
はじめは、5年生、6年生の男の子たちの授業。
テーマは人間の「心、脳、体」9月から3ヶ月で探求していきます。
最初の1ヶ月は、「にんげん」についてのインプット(NHKの動画など)。
10月からは自分で探求したいテーマを選んで調べる。
2人の研究テーマは、
5年生:「欲について」
6年生:「ストレスについて」とにかく、とても勉強になりました。
<5年生:探求テーマ「欲について」>まず、欲のカテゴリを10個に分類
取る系(物欲、金銭欲、獲得欲)
生きる系(食欲、睡眠欲、休息欲、排泄欲、遊戯欲)
上にたつ系(自律欲、支配欲、優越欲、喧嘩欲)
攻撃系(攻撃欲、対立欲、反発欲)
従う系(屈従欲、恭順欲)
守る系(拒絶欲、劣等感の回避欲、保存欲、保持欲、防衛欲)
知りたい系(解明欲、求知欲)
褒められたい系(承認欲、名誉欲)
救う系(養護欲、救援欲)
性系(色欲、性欲)
その他(達成欲、親和欲、提示欲、模倣欲)
Q:なんでこんなに欲があるの?
A:それだけ人の感情が豊かだから。人間は脳が大きいからいろんな感情がある。
Q:どうして真逆の欲があるの?
A:いろんな性格の人がいるから。人によって大小がある。
Q:遊びはいきるために必要不可欠?
A:マズローの5段階欲求に生理的欲求の中に性欲が書いてあったが、性欲より遊ぶ欲の方が生理的に大事だと思ったから。
<6年生:探求テーマに「ストレスについて」>ストレスがあると眠たいのに眠れないのか、眠くなくなるのか?という疑問について。
結論:寝た感じがしないことが続く。眠いけど眠れない。さらにストレスがたまる。
理由:
①ストレスがかかると交感神経が上がり、副交感神経が下がるため、脳を休めることができない。ノルアドレナリンやドーパミンが分泌され、大脳が刺激され、休められない。
※交感神経(心身を緊張状態にする役目)と副交感神経(心身をリラックスさせる役目)
②ストレスがかかるとレム睡眠が上がって、ノンレム睡眠が下がるので不眠の状態になる。
※レム睡眠(10~20分。体は深い眠なのに、脳は活発。筋肉の疲労回復。ものごとで目が覚めやすい、トイレに行く時、夢を見ている時)とノンレム睡眠(その他の時間。脳も体も休んでいる状態。ストレスを消化。体を支える筋肉以外は休んでいる)
不眠症:夜寝つきが悪い、眠りを維持できない、朝早く目覚める。
→日中の眠気、注意力の散漫、疲れ、体調不良が起きる
Q:どんな人がなりやすいの?
A:ストレスを発散しにくい。人に相談できない。悩みを抱え込んじゃう。
感想:
調べているつもりでも、抜け目がある。調べれば調べるほど、わかることも増えるし、わからないことも増える。
<発表の仕方を考える>パソコン、パワポ、人生ゲーム、ボードゲーム、棒グラフ、論文、人形劇、演劇、ゆるキャラづくり、落語、サプリ・アロマづくり、食べ物料理づくり・レシピづくり、お母さんがぐっすり眠れるマニュアル・時間割、よく眠れる歌・子守唄、欲望ラップ、自家製枕、自分のストレス度を測る、自分の一番満たしたい欲を見つけてそれを極める、欲占い、欲に色をつける、図鑑、クイズ
彼らの選んだ方法は?:5年生:「欲について」→パワポ+人形劇
6年生:「ストレスについて」→クイズ+ぐっすり眠れる時間割
この研究のその後がとっても楽しみです。
【この時間の深い発言】「欲が満たされないとストレスが溜まるってことだね」
「恋愛と遊び、どっちが大事か調べてくる」
中学生の授業につづく...
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