いつもお世話になっております![]()
今回は、当院スクールで学ばれた受講生さんの症例報告をご紹介します![]()
『腰部脊柱管狭窄症患者さんに対するアプローチ』
症例紹介
90歳代 男性
ご本人の希望
・痺れがない状態で長い距離を歩けるようになりたい
・グランドゴルフに復帰したい
診断名
⚫︎腰部脊柱管狭窄症(L4/5、保存療法)
⚫︎頚椎症性脊髄症(C4/5、椎弓形成術)
⚫︎慢性関節リウマチ
⚫︎左変形性膝関節症(保存療法)
現病歴
80歳代に入り、手足の痺れや麻痺によって歩行が困難となり、頚椎の手術を受けられた。頸椎の手術後はひとりで歩けるまで回復したが、2,3分歩くと脚が重だるくなり、休憩すると回復する、いわゆる「間欠性破行」症状が残存
担当医からは腰部脊柱管狭窄症による症状との説明を受けたが、年齢的な負担を考え腰部の手術はせず、リハビリでの改善を希望される
職業
理容師(数年前まで)
評価とアプローチ
触診
脊柱起立筋、殿筋、大腿四頭筋、肩甲骨周囲筋、足部周囲筋の緊張、短縮、癒着
その他、周囲軟部組織の短縮、癒着
しびれ
L4/5領域にあり
姿勢
・頭部が前方偏位(前に出ている)
・反り腰(腰椎前弯が強い)
アプローチ
以下の部位に対してトータル・リリース実施
筋膜や筋肉だけでなく、神経・腱・関節包など幅広い組織に対してアプローチ
⚫︎L4/5(腰椎4、5番目)の周囲組織
腰椎4,5番目周囲の強い緊張と柔軟性・滑走性が低下している部位に対してトータル・リリースを実施。仙骨神経叢レベルまで重点的に実施

⚫︎殿筋、大腿四頭筋
筋の短縮に対してトータル・リリースを実施。坐骨神経等の神経滑走も促す
⚫︎足部
足関節の背屈制限、足部の内反位、足底の浮腫を認め、下腿三頭筋、後脛骨筋、長母趾屈筋やその他周囲軟部組織に対してトータル・リリースを実施
トータル・リリースを行った後に
・インナーマッスルのトレーニング
・立位バランス訓練
を実施
アプローチ後の変化と考察
・頭部前方偏位の改善
・反り腰の改善
・L4/5領域のしびれ改善
間欠性破行の経過
週2回、1回1時間、約2ヶ月
トータル・リリースを実施
アプローチ後![]()
2,3分から20分以上まで連続歩行が可能となる
また、グランドゴルフ復帰が可能となる
考察
・L4/5から出ている神経は仙骨神経叢から末梢神経に繋がる
・L4/5周囲組織に着目してトータル・リリースを深部まで実施することで、
下肢の痺れの軽減に繋がり、同時に脊柱管を圧迫する反り腰姿勢も改善したと考える
以上になります。
適応となる方の参考になれば幸いです![]()
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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マヒ回復リハビリ教室きゃっちぼーる
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