神経症者にとって最も良いことは、動くこと。
とりあえず動く、ひたすら動く。自身が神経症ということを忘れるまで、活動する。
電車に怖くて乗れない、唾を飲み込むのが気になる、人目が気になる。
これらは同じことを考えて、考えて脳の中で、繰り返し繰り返し恐怖を思い出し、
また予期不安を煽っているに過ぎないのだ。
よく神経症が治ってから、活動したいという人もおられるが、治る治らないの問題ではない。
何かにつけて深く考えているうちはそれを成し遂げることは到底不可能なことに気づかなければならない。
つまり、神経症のことに関しては、深く考えないことが一番なのだ。