苦悩の日々【突然の悲劇】
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突然の悲劇2

そしてここで父親が母が嘔吐したモノをタオルで拭いている。


母親と一緒に寝ていた犬が父親に向かって吠えている。


きっと、父が母をいじめているとでも思っていたのだろう。


犬を払いのけながら、

「早く救急車呼んで来い!」


と言った。


自分は父の言葉に対し、


「今どんな状況だかわからないから、親父が電話しろよ!状況説明できたほうがいいだろ?」


と言った。しかし、状況説明どうこうで無くただ何が起こってるかわからなかった・・・


怖かったのであろう。最悪の事態が頭をよぎりました。


しかし、涙とかそういう感情的なものは表に出なかった。人はそんなものなんだろうか。


いや、自分だけかもしれない。


いざと言うときは何もできず、ただ見ているだけ・・・


指示なしでは動けない。これが自分の欠点だ。


そして父が


「わかった。」


と言い、寝ていた2階から1階に電話をかけに降りていこうとした。


母は、


「いいよ。」


救急車を拒んだ。


すると父が、今までに無い口調で、


「だめだ!」


と強く言いまた1階へ向かい降り始めた。


犬が興奮している。


自分はこの犬を母親から引き離した。


何か声をかけようと思った。でも、何も無い。


そこで、出てきた言葉は


「大丈夫?」


大丈夫なわけが無い。


しかし、母は少し頷いたように見えた。


そしてしばし沈黙・・・・・・


すると、父親が2階へ来て、


「もうすぐ、救急車来るからな。おい、ロッキー(犬の名前)を外に出せ」


と言った。自分はそれに従い、ロッキーを庭に放した。


そして二階に戻ると、母親が父に向かい何か言っている。


しかしもう、ほとんどろれつが回っていない。


母は左手一本で肩をたたくジェスチャーをした。


「服か?」


と父親が聞くと、母は頷いた。


そのとき、遠くのほうで救急車のサイレンが聞こえた。


「もうすぐだ。外に出てろ!」


父に言われた通り自分は外に出た。


救急車のサイレンの音が迫ってくる。


庭ではロッキーが吠えている。



突然の悲劇

今日から8月です。


異常気象で梅雨明けが遅れています。


しかし我が家では、異常なのは気候だけではありません。


今年の夏は何かが違う―――


居るはずの誰かが居ない・・・それは、母親です。



 今から3ヵ月半前の4月中旬のある雨の日の朝。


この日はいつもとは違う目覚め方だった。 朝5時くらいだっただろうか、


いつも休日は10時に起きる自分が朝早く、 父親の声で目覚めた。

「おい!お母さんが大変だぞ!」自分はまだ半分夢心地であった。


だから、その声を無視しまた眠ろうとした。


しかし、今度は父親が自分の部屋の戸を開け、言い放った


「なに寝てんだ!救急車を呼べ!」


すると隣の部屋から母親のうめき声のようなものが聞こえてきた。


「(救急車を呼ばなくて)いいよ」


半分声になっていなかった・・・ 自分もこの声を聞き、ただ事ではない


と思い 急いでベットから飛び出し母親の部屋へ行った。


そこに居たのは、いつもとは違う半裸でぐったりした母親だった・・・


床には嘔吐した跡がある。


きっと部屋にはキツいニオイが漂っていたであろう。


しかし、そのとき自分はこの「突然の悲劇」で


驚きと不安の入り混じった今まで経験したことの無い


とても強い感情に 襲われ、ニオイを感じなかった。


いや、10秒間くらいだろうか、嗅覚だけでなく


すべての感覚が麻痺したよ うに思える。


思考もすべてとまっていたであろう。


 その間、自分は何が起きているかわからずに


呆然とその場に立ち尽くした。





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一気に書くのは、かなり疲れるので、ゆっくり書いて行きます。

ちなみに、ノンフィクション

このblogについて

まずこのblogの説明から・・・


自分の苦悩(?)の気持ちをぶつける場が無いのでこのblogを開設しました。


では、自己紹介・・・


自分は私立高校1年。家族構成は自分+父母+犬の3人+1匹。