- 前ページ
- 次ページ
参加してくださったみなさん、ありがとうございました![]()
研修医のS先生や、学生のAさんも来てくれて、
大変盛り上がり?ました![]()
臨床病理にちょっとでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。
では本日のおさらいです。
上から C T L S
腹側・背側(前後)の見分け方
・前正中裂
・前脊髄動脈
・前角・後角の形の違い
に着目すれば問題なし!ですね。
C 横にひろい、後索がおおきい
T 丸っこくてちょっと小ぶり、側角がある
L 台形で前角が発達、後索がせまい、楔状束がない
S 小さい、後索が小さい、オヌフ角がある
頚髄・腰髄前角の運動ニューロン
・大きい、角ばっている
・核小体が明瞭
・ニッスル小体が明瞭
胸髄クラーク柱の細胞
・まるっこい
・前角の運動ニューロンより少し小さい
・ニッスル小体がやや不明瞭でクロマトリシス様
・茶色の色素顆粒であるメラニン含有細胞が多数
↓
正常黒質
・細胞数が少ない
・遊離メラニンがある
・反応性アストロサイトがある
・よくみると細胞外レビーが!(拡大してみてね)
いくつ見つけられますか?
見えるようになった皆さん、見えなかった
自分の目はふしあなだったかと驚きません?![]()
↓
細胞数が減ったパーキンソン病患者の黒質
αシヌクレイン免疫染色したレビー小体
ブキミな黒い模様?は乾いた証拠![]()
(カビではありません。これに関しては。)
神経細胞内にレビー小体と
神経突起(ニューライト)にもシヌクレインの蓄積がみられます。
以上です。
しっかり復習
しておいてくださいね。
次回、おひなまつりスペシャル(?)
3月3日12:00開催予定。![]()
テーマ・ドライバー募集中です![]()
では
Have a good weekend!
RW
ここ数ヶ月ブログをさぼって、メール
のみで
案内している間に回を重ねてしまいました。
第18回 病理勉強会のご案内
です。
2012年2月18日
12:00-13:00
5A 第二医局にて
各自ランチ持ち寄りで飲食OK
です。
缶コーヒーありマス
テーマは、前回の復習と、
今回3年生の分属の学生さんが
来られるかもしれませんので
彼らの研究テーマにあったものにします![]()
テーマ1![]()
復習
頚髄・胸髄・腰髄・仙髄の見分け方
脊髄前角・側角の神経細胞の形態・同定
図1 復側・背側の同定できますか。
またその理由は?
レベルの同定できますか。
当日答えてくださいね![]()
図2 脊髄のニューロンA どこの細胞かわかりますか。
図3 脊髄のニューロンB こちらはどこの細胞かわかりますか。
テーマ2![]()
みんなが大好き異常構造物。HE・シヌクレイン
図4 正常対照
図5 患者さんの切片
(ちょっと乾いた不気味な切片ですみません
)
今回もドライバー
は集中攻撃でT先生を予定しています(笑)
みなさんを酔わせないように安全運伝でお願いします。
たくさんの皆様のご参加をお待ちしています。
RW![]()
今後の予定
3/3 12:00-13:00 開催予定
テーマ募集中
3/17 お休みの予定
(プログレス&私が出張予定のため)
3/31 12:00-13:00 開催予定
テーマ募集中
4/7 12:00-13:00 開催予定
テーマ募集中
4/21 お休みの予定
(プログレスの予定)
5/19 未定
6/2 開催予定
6/16 未定
6/30 病理学会のため新潟集合
7/7 開催予定
前回リクエストがあったあの疾患!です。
これはどこですか?染色名は?
この中で壊れているのはなんと呼ばれる部位ですか?
次に
別の部分の写真をみてみましょう
やっぱり壊れている部位は決まってますね?
○質が壊れているけど、○質は保たれているように見えません?
じゃ、○質の構造のうち、何が壊れているんでしょうね。
ほかの染色でも見て見ましょう
LFB-PAS
ちょっとよくわかりません。
では拡大してみて見ましょう
まず基本の染色。
障害されている部分の構造に注目してください。
残っているもの、壊れているもの、わかりますか?
写真5
なぬ?わからん?
じゃあほかの染色を見ましょう
まずビルショウスキー。
これは軸索が黒く染まります。
拡大してよく見てください。
茶色い部分は薄くなってますね。
次にLFBをみましょう。
髄鞘が青く染まります。
ということで、診断は・・
もうお分かりでしょうか。
では少し頭を切り替えて、別の症例の写真を。
どこが壊れているか考えてください。
○質?○質?
こわれている境界を見てみましょう。
さっきの写真 と比べてどんな違いがありますか?
そして診断は何だとおもいますか?
最後に別の症例
これが境界です。
そして壊れている中心部。
ぜひさっきの写真 と対比して記憶にとどめておいてくださいね。
ちなみに後半2例はここ にヒントがあるよ。
では明日、顕微鏡前でお会いしましょう。
しーゆー
R
ごぶさたしています(汗)
第12回は研修医の先生中心に参加していただき
Oき先生の(伏字になってない・・)のドライブで
みんなが酔いつつ、動脈硬化と虚血の怖さを見ていただきました。
(9/15に開催しました)
本日は第13回のご案内です。
10/1(土) 12:00-13:00
5A第二医局にて。
プログラム
1 隠密に行われた筋生検の所見つけ
2 前回リクエストがあったあの病気~中枢編
2についてはのちほど予習スライドを本ぶろぐにアップしますので
ぜひご高覧ください。
1についてはS香講師が来てくれるかどうかわからないのですが
実は今回私が子供の運動会出席後の出勤なもので
到着に遅れが生じる可能性があります。
(あるいは父兄玉入れによる頚椎損傷がおこるかもしれません)
なので遅れる場合はA山先生を中心に
筋基本など見ておいていただければと思います。
よろしくお願いいたします。
R
8月20日(土)
12:00~13:00
5A 第二医局にて
今回、TGe先生のリクエストで小脳変性症をみますよー。
彼女の担当する(L)CCAの所見を読むために
SCA8症例の切片を見たいと思います。
そのために正常小脳を知ることが大切ですね。
できれば復習してみてください。
さて。
SCA8の症例です
(今回またまたサボって論文からの貼り付けですが)
この写真で何をみますか?
つぎミクロ。
プルキンエ細胞の代表的な変化ばかりです。
何がおかしいんでしょう?
ということでプログラム
1 正常小脳の構造を簡単に復習
2 SCA8でみられる小脳の変化
3 LCCAの切片をみんなでみてみましょう
すみませんが私自身あまり得意分野ではないので
一方的な講義はできませんが・・![]()
みんなで見てみましょうね。
R
記念すべき第10回が準備なしだなんて・・(><)
でも継続のほうが大事だからいいんです・・すみません・・・
今回、筋2例が予定です。
早く終わった場合や、講師が来れなかった場合
「脊髄の解剖、SALSとFALSの病理」by和手
「みんなでBasoを見つけよう~Basoってなんだ?」by藤田先生
を予定したいと思います。
日時 8/6(土) 12:00-13:00
場所 5A第二医局
ふるってご参加ください(^^)
7/30東京大移動前のあわただしい会に
ご参加ありがとうございました(^^)
前回の勉強会が身についたかのポイント
1 青斑核が同定できる
2 HEでレビー小体がわかる
3 HEでグロボースタイプの神経原線維変化
(globose typeのneurofibrillary tangle (NFT))がわかる
4 それぞれ免疫染色で何に染まるかわかる
以上の4点ですね。
前回ブログの答え合わせですが・・
症例1
そう、レビー小体ですね。
これはPDの症例です。
症例2
globose typeのNFTです。
よっくみると糸巻き状ですね。
品川プリンスホテルの最上階のエレベータホールの模様と
一緒ですね。
てことでこれはPSP。
銀染色で見ると
アルツハイマー病や高齢者でみられる
NFT よりその嗜銀性がやや弱いのが特徴です。
症例3
これもPSP。
もう目が慣れてきましたね。
NFTはタウたんぱくの蓄積なので
AT8、つまりタウ染色で陽性で、
↓
シヌクレイン染色で陰性なのが特徴です。
↓
症例4
これはレビー小体。
PDです。
もうわかりますね。
そしておまけ・・
これは
「レビー小体様硝子様封入体」
Lewy body-like hyaline inclusion (LBHI)
です。
まんなかがほわっと赤くてまわりに
硝子(ガラス)の様なうすい構造物・・
きれいですねー(え?そんなことない?)
チ○ウ先生、ガ○マ先生、そして私の学位論文の仕事は
これに追い回されたといっても過言ではないでしょう・・
これは家族性ALSの所見です。
以上でした。
PSPではほかにももっといろんな病理が見られます。
順にやっていきましょうね。
れ
































