1927年の7月24日、芥川龍之介が服毒自殺をはかりました。イエス・キリストの生涯を、芥川自信の生涯に重ねつつ描いた短編小説『続西方の人』を書き上げると、枕元に聖書をおき、大量の睡眠薬を飲み込み死んでいったそうです。遺書に「僕の将来に対する唯ぼんやりした不安」と書き残してあったことは有名ですね。当時、彼は35歳でした。あまりにも早過ぎた文学の天才の死を悼むため、彼の命日は「河童忌」と名付けられました。彼の傑作の一つでもある短編小説『河童』のタイトルと、彼が生前好んで河童の絵を書いていたことから、その名が与えられたといいます。ちなみに、こちらが芥川龍之介直筆の河童のイラストです。なかなか味のある絵を書きますね笑今日、芥川龍之介について調べているうちに最も驚いたのは、かの名作『羅生門』は彼が大学4年生の時に書き上げたことでした。普通の大学生なら卒業論文ですら、覚束ない筆致でノロノロと書き進めるところを、22歳で文学史に燦然と輝く大傑作を残すとは、あまりの偉業ぶりに嫉妬することすらできません。ゴマブックスから配信している電子書籍『デキる大人は読んでいる 芥川龍之介』には、芥川の名作短編が26作収録されております。当然、今日触れた小説も網羅されています。彼の生涯に想いを馳せながら、読んでみてはいかがですか?
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