アンチでも信者でもない某大手MLM会員が語るネットワークビジネスのこと

アンチでも信者でもない某大手MLM会員が語るネットワークビジネスのこと

某大手MLM社(ア○ウェイ)の幽霊会員です。

元々少しネットワークビジネスでビジネス活動していましたが今は違うビジネスを行っています。

自身の経験から、ネットワークビジネスについて様々な見解や考察を書いてみます。

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おそらく、日本で最も有名なネットワークビジネスといえば、日本アムウェイだろう。

社会人になれば、一度は名前を聞いたことがあると思う。

アムウェイは、グローバル企業としては、その歴史、製品、売上、知名度、社会的地位など、

どれをとっても一流の大企業であることは客観的に見て間違いない。



では、「グローバル企業として一流のアムウェイ」に登録しビジネス活動すれば、成功できるのか?

これについて私なりの考えを述べると、

「今の時代では、アムウェイで成功は極めて難しい」

ということになる。

(成功というのは曖昧な表現だが、わかりやすく、ここでの成功というのは一応、年間報酬額が2000万以上と定義しておく)

なぜアムウェイでの成功が難しいと言えるのか、理由を2つ述べる。



・西暦2000年以降の登録者に成功者がほぼいない


アムウェイには、ピンレベルというものがあり、レベルが高いと報酬が高い。

細かなレベルは割愛するが「年収2000万以上を安定的に不労所得として」得るには、

「ファウンダースダイヤモンド」というレベルは最低限必要になる。

しかし、過去15年くらいの新規会員登録者で、ファウンダースダイヤモンド以上のピンレベルを新たに達成した人は、ほぼいない。

更に過去を見てみると、1980年代、90年代前半の登録者の場合では、

登録から10~15年以内で「クラウンアンバサダー」という最高レベル(年間報酬額1億円程度)を達成する者がチラホラいたが、

現在はそのような人が1人もいない。

もし今の時代にアムウェイに登録しある程度のグループができたとしても、年間報酬1000万以下で止まる人がほとんどだ。

(年間報酬1000万でも多いと感じるかもしれないが、そこからビジネス経費などかかるため、実所得としてはさほど多くない)

何も、これはネットワークビジネス業界全体が低迷しているというのではない。

実際に他社では、過去15年以内の登録者でも、年間報酬が1億円を超える成功者が現在でもポツポツと出ている。

これは2点目に述べる企業の問題もある。



・アムウェイ社そのものが成熟期~衰退期に入っている

企業には、創業期、成長期、成熟期、衰退期というものがある。

そして現在、日本アムウェイは成熟期~衰退期の間くらいと言える。

企業全体が伸び盛りな成長期はとっくに過ぎ、売上が減りながら安定し、更に徐々に下降していくという時期に入っている。

実際の日本アムウェイの売り上げ推移としては、1995年前後では年間2000億円程あったが、2010年前後では年間900億円程度と、半減している。

当然、会社の売り上げ=会員の売り上げの総和である。

このように、成熟期~衰退期といったやや落ち目の企業サイクルのアムウェイでは、成功が難しい。



以上2つの代表的な理由で、アムウェイでは成功が極めて難しいといえる。

しかし、アムウェイのトップディストリビューター達は、この事実を知っていながらも、

「今はアムウェイで成功する絶好の時期だ」

とセミナーなどで言っている。

まぁこれは、自分の所属する会社を再び盛り上げようと仕事をしているのであって、決して騙そうとしているわけではないが。



まとめると、もしネットワークビジネスで、より効率よく成功したいのであれば、

企業が成長期にある会社を選ぶのが絶対にいい。

成熟期~衰退期の会社に属していては、同じ努力をしても成功確率が格段に下がる。

ネットワークビジネス参入への興味があるのであれば、冷静にその企業がどの時期にあるのかを見極めることが重要である。