この日は、夜からこの日二人目で交流予定だったYさん(事件の時に名前を出させてもらうのも悪いので、イニシャルで)と合流し、
アレクサンダープラッツの「HOFBRAUMUNCHEN」というお店に。
そこでスリにあいました。
Yさんもベルリンに来たばかりだったのもあり、お互いベルリンのお店などあまり知らなかったのもあり、
運悪く行ったお店が観光客が集まり狙われやすい店だったようで、スリのグループにやられました。
恐らく相手は三人組ぐらいのチームプレーで、
まず僕らの席の横で物を落とし話しかけたり注意を引く係、鞄を盗む係、見張る係な感じでやられました。
入口近くの席だったのですが、後ろに壁がある席だったので、通路側に自分が座って、壁と自分で鞄を挟む形であれば、
まさかスリに合うはずもないと思っていたものの、そこはさすがのプロフェッショナルと言う事で、
対面に座ったYさんがものを落とす役の人に話しかけられている隙に、
盗む役の人がそのスペースに忍び込んでいたようで、気づいた時にはなくなっていました。
これは完璧に怪しいパターンだと思ったんだけど、ありえないくらい一瞬の犯行で、
確認した時にはもうなくなっていて、パスポート、カード、鉄道パス、お金など全て入っていたのがすべてなくなりました。
色々追い詰まっててそろそろ何か起こるなと旅の感で思ってたけど、
まさかこんなにでかいことが起こるとはという感じで、旅には余裕が必要だなと改めて感じさせられました。
またそれと同時に、ドイツは普通にけつポケットに財布を入れている人がいたり、机の上に携帯などを置いている人がいたり、
他のヨーロッパに比べると断然治安がいいと言う感じですが、さすがにそれ以上の注意は払っていたつもりですが、
気が抜けてしまっていた自分がいたんだろう、、、とか、ともかく色んな悪い状況が重なってしまいました。
という感じで、なにもなくなり、残されたのは小銭入れに入れていた30ユーロちょっとという感じで、
ありえない状況に追い込まれましたが、今までしてきた日本一周でもそうでしたが、
本当にヤバい時はいつも人に救われてきたように、今回も周りの人々に助けられました。
本当に皆さん。迅速な対応で、救ってくれました。
その為、もしかしたら強制帰国かもと言われた中、現在(3/20)はどうにかこうにか立て直し、旅は続けらています。
企画主である「トラベルスタンダード」さんを始め、
この日の三人目で交流予定だった「AYさん」に事情を話すとお店まで来てくれ、
電話を貸してくれたり、警察にて盗難届けを受取りを手伝ってくれました。
また、この日一人目で交流した「sana」さんが口座を貸してくれ、
カードも現金も無くなっていたので、日本から現金を送ってもらいその受取窓口をしてくれました。
また、パスポートの再発行に戸籍抄本が必要なため、「親」にも領事館とコンタクトを取らせてしまい動いてもらいました。
こういった時の外国での事務作業は時間がかかりかなり手こずると聞く中で、
「大使館の方々」もとても親切で、事情を考慮して迅速に動いてくれました。
鉄道パスが新たに必要となり、次に行くプラハのどこかに郵送が必要となった為、
スペインで出会った「松尾さんのチェコ プラハの知人のお店」に、
なくなった鉄道パスを郵送させて貰える手配をしてもらったりもできました。
そして、空腹の際は、事件の翌日あったSHOUさんたちが餃子をふるまってくれました。
さすが世界に出てくるような方は動きが早いなという感じで、本当にあり得ない位迅速に皆さんが動いてくれ助けてくれ、まさかのまさかでパスポートもスリにあってから三日後のベルリン出発予定日(3・20)には再発行してもらえ、今は予定通りベルリンを出発しチェコまで進めています。
予算もかなり失い、これから先どうやっていこうという感じですが、
余裕を作るという意味でも考え直し、
現在予算以外に戻ってこない自分の落ち込み具合を上げていきたいと思いますW
写真は警察で。
そんな一日M← 笑えないからM