昨日は高知県に突入し、東洋町を走っていると、
自転車の後輪がパンクした。(18時半)
しかし、周りには何もなく真っ暗な山道。
最初の20分は、そんなママチャリにのり、無理して走っていたのだが、
ママチャリの限界が近づき、押して山道を進む事になった。
周りは真っ暗で、先は延々と山道が続く事が予想され、どこまでも気持ちが萎えた。
そんな、ともかく真っ暗な山道を一時間半、自転車を押し続け歩いていると、工事現場があった。
警備員さんがいて、
次の村までどのくらいかかるかと聞くと、車でも30分はかかるとの事であった。
自転車を押しながらだと、日が明けてしまうと確信した。
その為、警備員さんに、何かバケツの代わりになるものを貸してもらえないがお願いし、
そこで、修理をする事にした。
警備員さんは、二リットルのペットボトルを半分の所で切った容器を貸してくれたため、警備灯のほんの少しの明かりだけを頼りに、修理を実行できた。
修理をしてみると、二箇所穴が空いていた。
その為、そこにシールを貼り、無事に修理が終わり、『これでやっと走れる』と一安心した。
しかし、少し走るとまたガタガタする。
5分くらい走ると、そのガタガタの度合いが酷くなり、タイヤを触ってみると、空気がまた完全に抜けている。
落胆しながら、外灯のある所まで、また自転車を押して進み、修理を行った。
しかし、どこもパンクをしている様子はない。
その為、もう一度空気を入れ、走り出した。
けれど、また空気は抜ける。
その為また、ママチャリを押して歩く。
外灯を見つけまた、修理をする。
自転車にのり、走る。
しかし、また空気は抜ける。
修理をする。
また、空気は抜ける。
そんなんを繰り返していると、修理をするモチベーションも完全になくなり、
もうどうしようもないと言う事になり、
パンクした自転車を押して歩き続ける事に決めた。
自転車を押して、二時間程歩き続け、夜12時になった頃に、小さな村に出た。
たまたま通りかかった警察の方に、事情を説明し、
この村に自転車屋さんはないかと聞くと、
警察の方は、昔自転車屋さんをやっていたお宅があるから、明日の朝そこに行ってみなと、その場所を教えてくれた。
その為、その村で寝床探しを30分程し、ようやく見つけた眠れそうな所で野宿をする事にした。
一時くらいにその場で眠ったのだか、早朝五時頃、寒さで目が覚めた。
昨日の寒さは格別で、スウェットをきて、寝袋の中で寝ていても、震えが止まらなかった。
そんなこんなで、寒さに耐えながら待っていると、この時間になった為、今からママチャリを直してもらえるか聞きにいってきます。