『鎌倉殿の13人』〜後追いコラム その4 | nettyzeroのブログ

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『鎌倉殿の13人』~後追いコラム 

               その4

 今回は片岡愛之助扮する義時の兄、北条宗時について。一部ネタバレを含みます。要注意!

 ドラマでは、頼朝を奉じて平家打倒に突っ走る役どころ。弟義時は、いつしか兄の熱い思いに巻き込まれて行く。宗時は、浅野和之扮する伊東祐親の娘を母とする。同腹に政子、義時、実衣(後の阿波局)がいる。

 

 

 平家をバックに伊豆で勢力拡大を目指す伊東祐親。祐親にとって青天の霹靂となったのがガッキー扮する娘八重と流人頼朝が通じ、男子をもうけたこと。都での大番役(平家のために働く役目)で伊豆を留守にしている最中のことだったとは言え、平家を憚って祐親は、自分の孫にあたる頼朝の子千鶴丸を殺し、八重を伊豆住人江間小四郎に嫁がせてしまう。さらに祐親は頼朝まで亡きものとしようと北条館に押しかける。この辺りはドラマの中でも描かれていた場面。

 

 

 ここからが少しネタバレ含みます(多分)。

 

 

 以仁王の命で挙兵をした都の反平家軍は、鎮圧されるが、当時、逼塞していた全国の源氏に挙兵を促した『以仁王の令旨』によって、源平の争乱(当時の年号を取って、治承・寿永の内乱という)が始まる。

 

 

 頼朝は初戦で伊豆目代(伊豆国司の代理)山木兼隆(木原勝利)を討ち、平家方大庭景親(國村隼)・伊東祐親連合軍3300と小田原の先、石橋山で合戦となる。頼朝軍300、頼朝に加勢する三浦一族3000は、川の増水で参陣できなかった。間に合っていたら両軍ともに3300という兵力。よくできた話だ。

 

 

 衆寡敵せず、頼朝軍は惨敗。軍は散り散りとなり、北条も宗時と時政・義時の二手に分かれて再起を期すことになる。この戦いで逃げ惑う頼朝の居場所を知りながら見逃したのが梶原景時(中村獅童)である。この場面もどのように描かれるのか楽しみだ。

 

 

 父・弟と別れた宗時は、外祖父伊東祐親の軍と遭遇し、討ち死にする。大物が演じていることを考えると結構壮絶な死となりそうだ。ちなみに愛之助は『麒麟がくる』で今川義元を演じて討ち死にしているので、大河ドラマで死ぬのは2回目だ。