タクロバン再訪問 その3 | フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記

タクロバン再訪問 その3

障碍者が働く家具製作所に向かう途中、
タクロバンで話題になっている邸宅の前を通り過ぎた。



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なんで話題になっているかというと、
この邸宅が月額100万ペソ(日本円で240万円位)で、
国際機関に借り上げられたから。

今タクロバンには世界中から国際機関やNGOが来ているが、
それらが使う、ホテルや邸宅、バンなどの自動車、レストランは、
たいへんな好景気に湧いている。

高潮で破壊されたものも多いため、
残ったものについては、感覚値だが、
以前の2-4倍の高値になっているように思える。

一般的に言って、ゴージャスな施設や車ほど、災害で残る確率が高い。
そして、粗末な施設や車は、災害で残っても、
国際機関など外国人からは使われにくい。

結果として、災害後は、
富めるものがより富み、
貧しいものがより貧しくなる、
という環境ができあがる。

もちろん国際機関が悪いわけでもないし、
国際機関に貸し出す側が悪いわけでもない。

ただ、災害とはそういうものだ、ということを言いたいだけだ。