ある講師への対処
(生徒様のコメントに関わる記事ですが、
生徒様個人に向けた返信ではないため、
普段のようにですます調を排して書かさせていただきます)
> 素晴らしい講師ばかりなのですが、こういった講師がいるせいで、
> レアジョブの評判が下がってしまうのは気の毒です。
先日コメント頂いたこの件は、本当に心を痛めた。
最近、生徒様のウェブからの問い合わせには全て目を通すようにしている。
だからこの件は真っ先にメールで確認していた。
頂いたメールを確認した後、まず講師に直接メールを送った。
メールを送りながら、どう対応しようか、ずいぶんと迷った。
フィリピン人スタッフとも話し合った。
「彼には家族がいて、生活がある」
「レアジョブは、彼にとって重要な収入源」
だが、結局、彼にもう教える機会を与えないことにした。
・半年前にも同じような事態になり、その時に何回も注意した。
・ラストチャンスとして、「以後生徒様から同様のクレームが来た場合は解雇」と警告した
・それにもかかわらず、同様の事態を招いた
・今回の件でも、彼の反省は不十分で、改善の可能性があまり見られなかった。
このような結果になってしまい、まことに残念だ。
> この講師のレッスンを受けたことがあるのですが本当はとても実力のある方です。
彼は古くからの講師で、生まれたばかりのレアジョブを支えてくれた。
優秀な講師にのみ与えられる賞をとったこともある。
僕は彼のレッスンを取って話したこともある。
そして何回か会ったこともある。
実際会ってみると、笑顔が素敵で、気さくでとてもいい奴だ。
だから、半年前に彼が問題を起こしたとき、最初にまず僕は信じられなかった。
「そういうことをする奴ではない」
「日本語・英語というバリアがある上に、スカイプを通してだから、何かの勘違いのはず」
だが、結局は生徒様のおっしゃる通りだった。
だから、半年前に、僕は彼に警告した。
でも彼へのクレームは止まなかった。
だから、彼に最後の警告をした。
「Improve or Leave」
その後、彼へのクレームはぴたりと止んだ。
僕はほっとした。
彼を解雇しなくてすんだと思った。
でも、半年して、またクレームが来た。
それも1件ではなく、2件来た。
このブログを読んでくださる方からの2件だから、実際にはもっと多いだろう。
クレームの内容も、半年前と全く同じ内容だった。
どう考えても、彼がやっていることは明白だった。
時折、僕は気が遠くなる。
会社を始めて2年半。
今や、1000人の人に給料を払ってる。
1000人という数字は、普通10年とか、もっと時間をかけて達成するもの。
だが、フィリピンにおけるオンライン英会話という事業の特性上、
事業規模に比べて人数が異様に早くふくらんでしまっている。
だから、時折、僕は気が遠くなる。
「僕は1000人の生活に責任を負っているのか」
フィリピンでの就職難、そして貧困レベルを考えると、その責任は日本よりはるかに大きい。
「すごいものを背負っているな」と、時折自分が可笑しく思える。
僕にとって、社員や講師はとても大事だ。
そして、まだレアジョブが小さいときからいてくれた人なら、なおさらそうだ。
だから、今回の件はとても悲しかった。
僕は、僕が大事に思っている人に、その人がやられて一番困ることをしなければならない。
でも、やるしかないと思った。
そして、こういう講師が他にもいることは知っている。
もうしばらくしたら、そういった講師のうちの何人かにも、同じことをせざるを得ない。
僕は、経営者で、レアジョブという大きな船を動かしている。
生徒様、講師、そしてスタッフのみんなは、この船に乗っている人たちだ。
その人たちのためにも、この船を沈ませるリスクを僕は放置しておくことはできない。
多くの人が乗ったこの船を、僕は沈ませることはできない。
生徒様の皆さま、ご迷惑をおかけし、誠に申し訳御座いませんでした。
ご不快なレッスンを提供してしまう講師に、きちんと対処して参りたいと存じます。
これからもよろしくお願いいたします。
生徒様個人に向けた返信ではないため、
普段のようにですます調を排して書かさせていただきます)
> 素晴らしい講師ばかりなのですが、こういった講師がいるせいで、
> レアジョブの評判が下がってしまうのは気の毒です。
先日コメント頂いたこの件は、本当に心を痛めた。
最近、生徒様のウェブからの問い合わせには全て目を通すようにしている。
だからこの件は真っ先にメールで確認していた。
頂いたメールを確認した後、まず講師に直接メールを送った。
メールを送りながら、どう対応しようか、ずいぶんと迷った。
フィリピン人スタッフとも話し合った。
「彼には家族がいて、生活がある」
「レアジョブは、彼にとって重要な収入源」
だが、結局、彼にもう教える機会を与えないことにした。
・半年前にも同じような事態になり、その時に何回も注意した。
・ラストチャンスとして、「以後生徒様から同様のクレームが来た場合は解雇」と警告した
・それにもかかわらず、同様の事態を招いた
・今回の件でも、彼の反省は不十分で、改善の可能性があまり見られなかった。
このような結果になってしまい、まことに残念だ。
> この講師のレッスンを受けたことがあるのですが本当はとても実力のある方です。
彼は古くからの講師で、生まれたばかりのレアジョブを支えてくれた。
優秀な講師にのみ与えられる賞をとったこともある。
僕は彼のレッスンを取って話したこともある。
そして何回か会ったこともある。
実際会ってみると、笑顔が素敵で、気さくでとてもいい奴だ。
だから、半年前に彼が問題を起こしたとき、最初にまず僕は信じられなかった。
「そういうことをする奴ではない」
「日本語・英語というバリアがある上に、スカイプを通してだから、何かの勘違いのはず」
だが、結局は生徒様のおっしゃる通りだった。
だから、半年前に、僕は彼に警告した。
でも彼へのクレームは止まなかった。
だから、彼に最後の警告をした。
「Improve or Leave」
その後、彼へのクレームはぴたりと止んだ。
僕はほっとした。
彼を解雇しなくてすんだと思った。
でも、半年して、またクレームが来た。
それも1件ではなく、2件来た。
このブログを読んでくださる方からの2件だから、実際にはもっと多いだろう。
クレームの内容も、半年前と全く同じ内容だった。
どう考えても、彼がやっていることは明白だった。
時折、僕は気が遠くなる。
会社を始めて2年半。
今や、1000人の人に給料を払ってる。
1000人という数字は、普通10年とか、もっと時間をかけて達成するもの。
だが、フィリピンにおけるオンライン英会話という事業の特性上、
事業規模に比べて人数が異様に早くふくらんでしまっている。
だから、時折、僕は気が遠くなる。
「僕は1000人の生活に責任を負っているのか」
フィリピンでの就職難、そして貧困レベルを考えると、その責任は日本よりはるかに大きい。
「すごいものを背負っているな」と、時折自分が可笑しく思える。
僕にとって、社員や講師はとても大事だ。
そして、まだレアジョブが小さいときからいてくれた人なら、なおさらそうだ。
だから、今回の件はとても悲しかった。
僕は、僕が大事に思っている人に、その人がやられて一番困ることをしなければならない。
でも、やるしかないと思った。
そして、こういう講師が他にもいることは知っている。
もうしばらくしたら、そういった講師のうちの何人かにも、同じことをせざるを得ない。
僕は、経営者で、レアジョブという大きな船を動かしている。
生徒様、講師、そしてスタッフのみんなは、この船に乗っている人たちだ。
その人たちのためにも、この船を沈ませるリスクを僕は放置しておくことはできない。
多くの人が乗ったこの船を、僕は沈ませることはできない。
生徒様の皆さま、ご迷惑をおかけし、誠に申し訳御座いませんでした。
ご不快なレッスンを提供してしまう講師に、きちんと対処して参りたいと存じます。
これからもよろしくお願いいたします。