感謝する | フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記

感謝する

講師たちを集めたLunch gatheringというのをやっている。
講師が数百人規模になり、だんだんと直で講師と接する機会の減ってきた僕としては、
じっくり話せる数少ない機会。

ただ今回やっていて気になったのが、
前回と比べて、何かいま一つ盛り上がりに欠けるってこと。

なんでだろう・・・と思っていたが、
あぁ、前よりも感謝が足りないんだって気づいた。

この会の目的の一つは、
生徒様たちからの評価が高い、トップ講師たちを表彰するってこと。

あとは、よさそうな人を見つけて、
スタッフとしてリクルートするってのも目的。

トップ講師たちをほめて、スタッフ層を充実させて、
レアジョブをよりよいサービスにしていこう、
これがGatheringの狙い。

で、気づいたのは、ああ、ほとんどの講師にとっちゃ、そんなの関係ないんだなってこと。
むしろ、そんなことをすると、「自分には関係ない」って、講師たちとの距離を広げかねないんだなってこと。
だから、もっと一般の講師たちへの感謝を表さなきゃいけない、
そうじゃなくちゃ、盛り上がらないんだな、ということだった。

(そういえば、以前はこの感謝のところをきちんとやっていたわけだし・・・)

だから、今日はちょっとやり方を工夫してみた。

・皆への挨拶の時に、トップ講師をほめるだけじゃなくて、講師全員への感謝の意を、できる限り何回も伝える (おだて気味で)
・一通り話が終わったら、席を移動して、あまり話せていない講師一人ひとりと順繰りに話していく。
・目を見てきちんと、ありがとうと伝える。

おかげで、今日はけっこう盛り上がったんじゃないかな、と思う。
別れ際に気の弱そうな講師たちからまで握手を求められたしね。

レアジョブが成り立っているのは、
スタッフたちや一握りのトップ講師たちだけの尽力じゃなくて、
こういう一人ひとりの講師たちがきちんとレッスンを提供しようとするからだ。

前向きな気持ち、ハッピーな気持ちってのは伝染する。
僕が感謝の意を持って講師に接すれば、
それを講師たちが受け取って、レッスンの場で生徒様たちに伝えていく。
つまり、よりよいレッスンが提供される。

こういう好循環をつくることこそが、トップとしてやるべきことなんだな、と今さらながらに感じた。