部下の夢を知る | フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記

部下の夢を知る

テレビ東京さんのワールドビジネスサテライトでレアジョブを紹介していただけたことは、とても嬉しかった。
自分がやってきたことが、ある意味社会に認められたようなわけで、とても誇らしい。
これも、一緒にやってきたパートナー、スタッフ、講師たち、グローバルブレインさんをはじめ応援してくださる外部の方々(そしてもちろん生徒様にも!)のおかげだなぁと思うと、素直に感謝の気持ちがじわじわ湧き出てくる。

だが・・ テレビでしゃべるのは本当に難しい。
リハーサルとかはなく本番一発で、テレビ的に使える映像を撮る必要があるから、
聞かれたことを瞬時に飲み込んで、1秒でも長く放映されるような気の利いたコメントを返す必要がある
決して深い造詣が求めらているわけではなく、あくまでも「気の効いた」コメントであり、
テレビで活躍しているタレントとかってこれを毎日やっているわけで、本当にすごいなと思った。

さて、今日はFeedback Meetingというのをやった。
1か月新卒君たちと働いてきて、働きぶりには非常に満足している。
問題は、新卒君たちが僕やレアジョブの環境に満足しているかどうか。

「7つの習慣」の「相手に理解してほしければ、相手をまず理解しなさい」の鉄則を実践することにした。
・今回は、とにかく相手の話を聞く
・今回は、自分の意見を絶対に言わない


10項目ぐらい聞きたいことをあらかじめメールで渡しておいて、各人1時間ずつミーティングを行った。
・仕事をやるうえで、一番の課題は何?
・そこについて、僕は何ができる?
・仲間との関係はどう?
・自分が成長していると実感できる?
・僕の行動のどの部分を変えてほしい?


いちばん聞きたいのは、将来の夢。
自分たちが将来どんなことをしたいのかってこと。
だから、上記10項目を入口に、そういうところまで踏み込んで聞いた。

どこまで本当のことを言ってくれるのかなぁ、
最初は本当のことを言ってくれなくても、こういうのをきちんと積み重ねていくことが大事なのかなぁと思っていたら、
けっこう本音ベースがしっかり聞けた。

一言で言うと、新卒君たちに、中長期のキャリアビジョンをしっかり明示するのが最重要なのだとわかった。
ここは大きな収穫で、今後じっくり考えていきたい。

あとは、こういう場を設けること自体が大事だってこと。

ある方は、ブログ にこう書いている

当初、フィリピンに赴任したとき、フィリピン人の友人に「フィリピン人と仕事をする上で大切なこと」のようなものを、教えてもらったことがある。その友人 というのは、母親が日本人なので、フィリピンと日本の文化を両方知っている貴重な存在である。彼はこう言った(もちろん日本語で)。
「とにかくね、声をかけるんだよ。こっちの人は、ボスに声を掛けられると、それだけで嬉しいんだ。なんでもいいんだよ。すごく単純なの。でもそれが一番難しいんだ。」

本当にその通りだと思った。