ゴッホの末裔と絵画鑑賞!世界最大のアートフェスティバル「TEFAF マーストリヒト」 | 心のコンパスがさししめす まだ知らないどこかへ                 ~2度目の帯同はスライドでUSAからハードな国へ~

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旅の計画も旅も好き♪地のものを食べ歩くのも大好き♪
非日常のモノ・コト・体験&経験をしつつも
『懐に優しく上質でリュクスな旅』実現のため知恵を絞る日々と旅の記憶を気ままに綴る私の軌跡!

HGVCとJGCにSFC,時にはFクラス・LCCも活用しメリハリ旅を目指してます!


ちょっと慣れた頃から緊張が解け過ぎたのか?
どんよりが続き日が短いお天気のせいよ!と仰る方も。
とにかく、あちこちガタガタと体調不良が続き、医療システムの違いと語学の壁が大きくケアがなかなか思い通りに出来ないことが大きなストレスとなって毎日のことでいっぱいいっぱい。
ブログから遠のいてしまっていました。

そんなさなか、前々よりお誘い頂きお約束していたイベントには気分転換も兼ねちょっと足を延ばしてみることに。
残念ながら既に終了してしまったイベントですが、備忘録として記録しておきたいと思います。


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世界最大のアートフェスティバルと言われる「TEFAF マーストリヒト」

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今年は3月13日-22日の日程で開催され、夫の取引先様の企画でご招待頂いたので行ってまいりました。

オランダ南部のマーストリヒト市にあるマーストリヒト国際展示会場で毎年3月に開催されている世界屈指のアート・アンティークフェアTEFAF(ヨーロピアン・ファインアート・フェア)。
毎年世界中から目利きのバイヤーが集まるアートとアンティークの祭典。
ディーラー・研究者や専門家・コレクターを惹き付けて、ファイン・アートの各関係者が一堂に会し、何千もの芸術ファンやそのほかのビジターにとっても恒例のアートフェスティバルなのだそう。

絵画に造詣が深いわけでもないですが、なにやらお城でのディナーも付いてると言うし行ってみるか!?と言う事になり、恥ずかしいことにただの外出気分で気軽に参加した私達。

行ってみると、エントランスには赤絨毯が敷かれていてビックリ!
正装の紳士・淑女が次々と運転手付の高級車で乗り付けていらして写真なんて撮れる状態じゃない。
オランダ人ってオシャレじゃない(失礼)!と思っていたけど、オシャレどころではなく着飾った素敵な方々がいっぱい来ていらして更にビックリ!
国境が近いだけあってナンバーはオランダだけでなく、ドイツやベルギーからもたくさんの方がいらしているようで雰囲気も非常に良く、プライベートジェットで来場する人もいらっしゃるとか!?


会場に入るとまた素敵な空間!
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お花の国だけあって、会場にも各ブースにもたくさんのチューリップをはじめとする花々が贅沢に活けられていました。

こちらのイベント、来場者はプライベートコレクターからメトロポリタン美術館・ルーブル美術館・大英博物館といった一流美術館のキュレーター達まで。
もちろん、私達のような飛んでも跳ねても見るだけでやっと!という一般の人も多いとのこと。

今回はゴッホ美術館のキュレーターが館内の目ぼしい作品を説明しながら案内してくださるという、絵画ド素人で語学さえNGな私なんかにはなんとも恐れ多い企画。
交渉出来ない=買えない=客として不適格!ってことだものね・・・
ちーん
そんな私まで参加
ごめんなさい

一応ご招待名簿に入れて頂いていたので、何とか企業ブースに入り込むことができ、まずはシャンパンを頂きながら皆さんと歓談しつつ軽食。
これがまたオシャレな空間なんですが、とても写真なんて撮れないので何もナシ!

日本人駐在員(含:奥様)6名と日本の上場企業でも役員を務めるオランダの名士ご夫婦計8名。
ご挨拶したり自己紹介して談笑しつつ1時間ほど。
皆さんとひと通りお話しながら、緊張からか?喉が渇きついつい水分に手がのびた私は、シャンパン→シャンパン→ワイン→もう無理とコーヒー→お水で既にお腹いっぱいで顔真っ赤。

と言うのもですね、ホストの皆さんがお名刺をくださりひとりひとりとご挨拶するのですが慣れない&英語さえまともに話せない私。
次々とやってくる外人との挨拶+α。
頻繁にあることではないので、忘れた頃にやってくるこのシュチュエーションのテンションと+α部分の会話に毎度戸惑いめちゃくちゃ緊張するんです。
夫は当然別の人と話してる状態で、分からない事があっても頼れず
あたふた
周りの日本人は初対面の10年選手ばかりだったのでベッラペラだし、ただ歳だけとった努力出来ない庶民主婦、とーっても苦戦して疲れるという訳。
幸いこちらに来て人に恵まれてるなぁと感じることが多くここでも!
オランダ人ご夫妻がいらしたのでゲスト同士の会話も全て英語になるわけですが、奥様がとても親切で気が利く方。
同じゲストにも関わらず、飲み物が切れるとサッとスタッフに指示を出したりわざわざ声を掛けて下さったり、難しい話の時は噛み砕いて『こういう意味よね?』と、完全に私のためとしか思えないストレート且つ簡単過ぎる言い回しで私に伝えるのではなく話してる相手に聞き返してくれたりと、配慮あり過ぎなフォローにすごく助けて頂きました。

大酒食らってゲラゲラ笑ってる相変わらずデリカシーのカケラもない夫なんかよりずっと頼りになるユーモア溢れる素敵な大人の女性だったなぁ。
さすが、定年まで共働きで重役のご主人を支えてきた方だけあるわっ!
それに比べ、配慮のない我が夫もカナリ問題だなと思ったけど、何の役にも立たず使えない私もしかり・・・
しょぼん
歳だけとってもこんな風に役に立てない・・・次回駐在があったとしてももう最年長の域になるはず。
恥ずかし過ぎて絶対帯同出来ないわ!!!と思わせてくれる出来事でもありました。
この歳になってまた英語で困るとは・・・あまりの酷さに呼び出された高校時代に戻ってやり直したい!!!
とまぁ、相変わらずの出来なさ加減にホント凹む1日でもありました・・・。


愚痴に話がそれてしまいましたが、ご挨拶させて頂いた中のおひとりがゴッホさん。
お名前を拝見し『ゴッホ美術館のゴッホさんですか?』とお伺いすると『そうそう!私、ゴッホの子孫ですよ!』と。
冗談かと思ったけど本当だった!
(各ギャラリーでそれを口にするたびバイヤー達からお願いされ、次々写真撮影されてました。ルーツは完全に商売道具化してるな!?)

現在はゴッホ美術館の顧問だったかな?
ちなみに、直系の子孫ではなく、ゴッホは子供が居なかったのでゴッホの弟テオさんの孫の子供?くらいみたい。
日本にはゴッホの式典で行かれたことがあるそうで、一族の資産を守るお仕事をされてるのだそう。
キュレーターとの絵画鑑賞からディナーまでご一緒させて頂きながら、いろいろなお話を伺うことができました。

暮らしのレベル的に全く持ってご縁のないハイクラスな方々の世界を垣間見る機会を頂けたのは、身分不相応ながらも夫のおかげ。
この場では何と世界が狭いのか!?
親族とご縁がある方との偶然な出会いもあり、良い経験が出来た~!
たまにはデリカシーないテキトー夫にも感謝しておきましょ。


さぁ、やっとイベント内のギャラリーブースを案内していただきながら皆で回ります。

並んでいた品々は美術館ではお目にかかることのないギャラリー保有のゴッホやピカソ・ルノアールやゴーギャン・クリムト・シャガールなどの絵画に始まり、アンティークのアクセサリーなどもたくさん出品されていて数億円の値が付くものもチラホラ。

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あまりにもフツーに壁に並べてあってビックリしてしまう。
赤札(売薬済)も結構ついてるし、その場で契約されてる方もあちこちで目の当たりにし、凄い世界だなぁ~と。
(バンバン売れて、イベント後半には売り物がなくなるギャラリーも出てくるのだそうです。)


億する作品があちらこちらに並ぶ中、平気でドリンク(=お酒)持ち歩く人もいるし、ブースとブースの間にはオイスターバーのようなちょっとしたレストランが連なってあり、こんなところに回転寿司まで!
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あらゆるシーンでめちゃくちゃ厳重な警備がされてる日本では考えられない光景。


そして。
こちらでは話題になっていたアムステルダム国立美術館(Rijksmuseum Amsterdam)が今年このイベントで購入した絵画も案内していただき、ミュージアムでの展示前に絵画を見てきましたよぉ~。

その絵がこちら
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今後アムスの美術館にいらしたら、目にされる機会があるかもしれませんね。


それにしても、とにかくびっくり!
セレブな世界があるもんだー!って感じでした。

訪れる前、『入場料が60€もするなんて絶対行かない!えぇっ、招待???まだ寒いし、雨だと出掛けてもテンション下がるし、屋内で招待なら行っても良いけどー。』
行ってみようよ!と言う夫にかなり上から目線で承諾した私の発言はナイショですsecert*

正装で訪れお買い物をする機会は間違いなく一生ないけど、その世界を垣間見るチャンスを頂いただけでもラッキーだったわ。
庶民の私達とは違ったこういう世界があるのね!と、ヨーロッパならではの経験をさせて頂きました。
(暫く自由行動ののち、移動してディナーとなりました。)


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