◆イケメンゆえの悩み◆
機嫌が悪い僕 
強がってるけど 
傷ついてん
紳士はデリケートなんだから 
それにしても・・・この人 飼い主さん、ヤバイんじゃない
僕のストーカーと化してるよ
あぁ、ほら、今日もカメラ片手に寄ってきた
また写真撮影
フゥ～、イケメンもツライよ
（飼い主）
ポーちゃん、はい チーズ
あぁ、ダメだ・・・今日は気分が乗らない ・・・
不機嫌なのが顔に出ちゃうよ
美男子たるもの、常に笑顔でいなきゃいけないのに・・・
（飼い主）ポーちゃん、もっとカワイイ顔して～
・・・・・・
・・・あああぁぁぁ・・・
・・・もう・・・もう限界じゃぁぁぁぁぁ
◆常に視線を感じるんだけど◆
飼い主さん、また僕を見てるな （やれやれ
）
どこ、見てんの
（毎日そんなに僕を見て）
（よく飽きないねぇ
）
（ちょっと近い近い）
ねー、どこ撮ってるの
あ、ここ
飼い主さんは、僕の口周りが気になっているようです
ドロボウ髭に見えるとか
◆今日の悲劇◆
初めまして
ワタクシ、ポーの飼い主でございます
いつもはポーの言葉を代筆しているのですが
今回はワタクシの視点で、今日の出来事を綴りたいと思います
今日ワタクシはお花を買って帰りました
せっかくなのでポーに見せてやろうと一輪近づけました
私「ホラホラ、お花やで
」
ポ「
」
興味がないのか
目ぇ開いてるけど寝ているのか
無反応なポー
調子に乗ったワタクシはポーに花を乗っけて遊んでいたのであります
「ほぉら
ポーちゃんかわいいよー
」
心なしかさっきより目が開かれました
[お花似合うね、ポーちゃん
」（親バカ）
「ポーちゃん、こっち向いてみ
」
その時です
ポーの瞳孔がクワッと開きました
「うおりゃぁぁぁ
ああぁぁぁ
ぁぁあああ
あああああ
あああ・・・」
花を咥えて暴れ出しました
ロック歌手並みに頭を振っていて、写真で追いきれません
そして、ワタクシを引っかいて逃げてゆきました
私「い゛だい゛・・・」
見えるでしょうか…ミミズ腫れが数本
反対側の腕にも１本ミミズ腫れ… 腕の後ろに写っているポーは、ワタクシに傷を負わせたことに満足してほくそ笑んでいるようにも見えます
ニヤリ
花が・・・無残なことに・・・
うさぎに無闇にちょっかいを出してはいけないと
改めて思い知らされた１日でした
」
」◆恐怖のバスタイム◆
前回予告したとおり
今回は僕の
地獄のシャワーシーン
をお送り致します
怯える僕
「た、たすけて…」
入り口を見つめる僕
「誰かぁぁぁぁぁ 」
「おねがい、あけて 
」
そんな僕の思いも空しく
無情にも頭上から水滴が…
「うぎゃぁぁぁぁぁ 
」
「うぎゃぁぁぁぁぁ 
」
飼い主さんも叫びます
全身ズブ濡れの僕が、飼い主さんに飛びかかったから
手にしがみつく僕 
飼い主さんが痛がっています
でも、そんなの知ったこっちゃねぇ
こっちも必死だ
とてもうさぎには見えない僕 
濡れネズミのよう…
早く…
終わってくれ…
この地獄のような時間…
…力尽きて、手に寄りかかっております
泡風呂です
見せモンぢゃねーぞ
そして…
やっと洗い流してもらえました
ここから怒涛の毛づくろいタイムです
キウイ
みたいだと言われました
お疲れ様でした
