適当に書くつもりだったが、分析すると面白い結果となったので報告します。
日本は今、ざっくり言うと(通貨)戦争中です。
以下で日本及び日本に影響のある主要国の通貨の為替レートを比較してみます。
どうしたら円高を防げるのか? スイスに見習いたいです。
===資料(ドルベースのチャート)をみる===
A. 韓国ウォンだけ下落。
通貨戦争 対ドル為替 5年チャート
よく観察してほしい。対ドルでの為替チャート。
上に行くほど対ドルで通貨安(輸出しやすい)
下に行くほど対ドルで通貨高です。(輸出しにくい)
グラフの順番で並べてみると・・・
④緑色 韓国のウォン (KRW)
対ドル通貨下降率 ー15.27%
①青色 欧州通貨ユーロ (EUR)
(ドイツ、フランス、イタリア、スペイン等)
対ドル通貨上昇率 +13.3%
⑤紫色 中国の元 (CNY)
対ドル通貨上昇率 +21.9%
(中国は米ドル固定相場なので直線)
③黄色 資源国オーストラリア (AUD)
対ドル通貨上昇率 +28.5%
②赤色 我が国日本 (JPY)
対ドル通貨上昇率 +33.9%
つまり輸出依存国家、韓国はその
そら三星や現代が売れるわ(T▽T;)
(ただし国策財閥以外の中小企業はは競争力無いらしい。)
ちなみに前のアジア金融危機で一度経済崩壊した韓国。政府はIMFの監視下、企業の株主はアメリカの資本が入っているそうなので、ウォン安で韓国民は貧しく(カードローン地獄)サムスンが栄え、アメリカへお金を払っているという構造なのでしょうか。
通貨戦争 対ドル為替 10年チャート
B.
===資料(円ベースのチャート)をみる===
ん 分かりにくい? じゃ (* ̄Oノ ̄*)
今度は円ベースで見てみよう
C.
円ベース 5年チャート
対円の主要国通貨 為替チャート5年 観察結果は、
実に円は
豪ドルで10%上昇(円高)
中国元で20%
ユーロで40%
ドルにいたっては50%の上昇
そして日本円は堂々の韓国ウォンに対して実に80%の上昇。
(鼻血がでそうになった。)
え短い? では
もっと長いスパンで見ると?
==対円の主要国通貨 為替チャート10年==
D.
円ベース 10年チャート
円は主要通貨に対して
米ドル 50%↑
韓国 40%の上昇(円高)
ユーロ 20%↑
中国元、豪ドルに至ってはあまり変わっていない。
つまりアメリカ市場への輸出を考えると、アメリカ、韓国は通貨政策で米ドル安=韓国ウォン安を通じて、対円で実に40%~80%の米ドル、韓国ウォン安(円高)に誘導しているのである。
TPP参入のメリットと言われる、輸入関税2.5%撤廃が無意味という人の理論はここにもある。
40.0% VS 2.5%
ノ意味をわかってもらえただろうか?
この2.5%がTPPのメリットだそうです。
・・・・( ̄▽+ ̄*) 唖然
どのように解釈するかはあなたの
自由貿易協定です。