新宿のタワマンで26歳の女性が51歳の男性に刺殺された事件はご存じだと思います。

女性は男性に貢がせていたが、相手にされなかったのでストーカーまがいの行為を嫌がられ最後は凶行に及んだようです。

2000年代に入りストーカーによる重大事件が頻発し、ストーカー規制法まで制定されました。

しかし現実にストーカー行為が起きた場合、ストーカー規制法は万全の威力を発揮するとは言えません。

上記事件でも加害者男性は接近禁止命令が出ていたが、お構いなしかつ無理やりに女性に対し凶行に及んでいます。

上記事件とは異なりますが、最近マッチングアプリでもストーカーの被害がよくあるのもご存じでしょう。

実は最近、ある「集中講座」受講生さんがストーカーまがいの男性に粘着されています。

そしてこの件は女性側が主導権を失った場合のリスクも改めて考えさせられました。

マッチングアプリで知り合った男性に住所を知られてしまい、自宅まで来ようとした相手を何とか阻止したのは「集中講座」受講生のセレネさん。

セレネさんは48歳・埼玉県所沢市在住・医療秘書。

マッチングアプリ「Youbride（ユーブライド）」で千葉県の男性と知り合いました。

相手はリョウというニックネームで登録しており43歳・会社役員・年収1000万円以上というプロフィール。

セレネさんとマッチングしたリョウは彼女が気に入ったと見えすぐにLINE交換をリクエストしてきます。

相手は医師ではないので、まあ練習台として対応しておこうかという気持ちでセレネさんはLINE交換に応じました。

するとリョウは本名が解り検索をかけると詳しい履歴が判明。

リョウの本名は久秀といい、アメブロでブログを書いていて確かに会社役員であることも確認できました。

久秀はセレネさんと数回LINEを交換したのちランチに誘ってきました。

練習台ということでセレネさんも了承。

お互いの住所が離れているので中間地点である埼玉の大宮駅で落ち合うことに。

そしてそこでセレネさんは主導権を失ってしまい、自分から住所を教える羽目に。

おかげで久秀が彼女の自宅まで来ようとする事態に陥ってしまいます。

もう半分ストーカーみたいなもんです。

相手に住所を知られてしまったら、もう押しとどめようがありません。

主導権を失った直接の原因はセレネさんの弱みに久秀が付け入られたためでした。

誰でもそうですが弱みを握られると相手に強く出れなくなってしまいます。

大事なのは絶対に弱みを握られないこと！

それにはまず自分を「したたかで押しが強いしっかり者の女性」と演出する！

セレネさんが弱みに付け込まれ自分の住所を教えてしまった経緯については明日以降詳しくお伝えします。

で、セレネさんは「マッチングアプリ・ネット出会い護身術」を購入していませんでした。

したがって冒頭から相手を牽制する護身術メッセージを送る術も持っていなかったのです。

もし最初に護身術メッセージを送信していれば恐らく久秀はセレネさんに近づかなかったはず。

護身術メッセージは高圧的な限定質問を多用し「したたかで押しが強いしっかり者の女性」をアピールできます。

そしてナンパ野郎は手軽な獲物を優先しますからね。

「したたかで押しが強いしっかり者の女性」なんて非効率なターゲットにはこだわりません。

ところが残念ながらセレネさんには「マッチングアプリ・ネット出会い護身術」がなく、久秀の思うつぼに。

住所を知られてしまったら引っ越すしか手の打ちようがなくなります。

しかし一旦主導権を失ってしまうと、相手の要求を断りづらい空気が醸成されてしまいかねません。

なのでこうしたマッチングアプリなどの被害は水際で防ぐしかないのです！

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