アイツが変な顔をしているのはすぐにわかった
だから、オレが自ら送って行くことにした
さて・・・
藤宮グループとは今度さらなる親睦を深めていきたいところだが
お嬢様、何を仕掛けてくる?
「これはまだ・・ トップシークレットなんだけど・・」
もったいつけるな・・・
「父がね?グローバル社と手を組みたいと思っているらしいの。」
「え?」
藤宮グループがグローバル社と?
業界トップレベルのシェアを誇るグローバル社が藤宮グループと手を組むとなると
ただでさえ苦戦を強いられているチャンミンは窮地に追い込まれる
それは本当に・・?
そんな話は未だかつて聞いたこともなかった・・・
「それでね?私にグローバル社の者と結婚しろって言うの」
は?
グローバル社の、って・・・
「ミン社長は、結婚されたばかりだとー」
「あら、チョン代表、ご存じないんですか??
ミン社長、ご結婚なさってから奥様にメロメロで
事業は早々に引退なさって、どこか海外でお暮しになるとか・・・」
「ミン社長が引退っ!?」
聞いてない・・・
そんなこと、知らないぞ・・・?
「・・・ ご存じなかったんですね?あ~まだ内緒だったのかも・・・
それで私に次期社長と結婚するようにって」
「次期社長?誰ですか!それはっー」
口に出してから気づいた
昨夜のアイツとの会話を思い出す
ーー 同席者は望月ってあるわよ?
「・・ 望月か・・・」
「そう!その人!・・・ でも私、その人より、TOHOホールディングスの傘下のグループの方がいいと思っているんです!」
「うちの・・?」
ということは・・・・
「シム社長、素敵ですよね^^ 弟さんなんですよね?」
あ~、やっぱり!!
なんてことだ!!
「アイツはダメだ!!アイツには今、ちゃんと結婚を考えている恋人が・・」
「ええ、知ってます。ミン社長の結婚披露パーティで、ご注目を浴びていらっしゃいましたもの!語学も堪能でそれはそれは素敵な方でしたよ」
そう・・ なのか?
「だったら・・」
そのとき
彼女は、こっちを向いて、にこっと微笑むと
オレの顔の前に人差し指を向けて出した
「だからあなた!!」
「・・・ は?」
「私はあなたと結婚したいの。」
・・・ オレと?
バカな!
この女、何を言い出すのかと思ったら・・・
「オレはもうすぐ結婚しますが?藤宮家からも出席の返事がー」
「簡単よ。その式の花嫁を私にすればいいだけだもの」
一瞬、頭の中が真っ白になった
「な・・ にを・・・」
「うちと手を組むことができれば、シム社長も喜ばれる!
そうすれば、TOHOホールディングスの代表たる貴方も嬉しい!
これ以上のメリットが、あの人で得られるのかしら?」
「・・・・・・・・・・・・」
「さぁ、チョン代表。父に会っていかれません?」
・
・
・
・
・
目覚ましの音が聞こえる・・・
止めに行かなきゃ・・・
リビングのソファから立ち上がると
私は寝室のドアをあけ
鳴り続ける目覚ましを止めた
からだがだるい
続いて、
ゆっくりキッチンへと向かうと
テーブルの上の料理を片づけていく
保存がきくものは、ラップをかけたまま冷蔵庫へ
そうでないものは、生ごみとして廃棄した
ユノは
帰ってこなかった
つづく・・・・
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短いけど、場面をかえたいので、ごめんね~
今日はもう1話アップするので
今回もコメント欄は閉じさせていただきますね
続きが気になる~
なんて思っていただけたら
そっちにコメントいただけると喜びます!
昨日はメッセージ、ありがとうございました^^